今回は楽して儲けたいという考えの人に警鐘を鳴らす内容となっています。
楽して儲けたいという考えが通るほど、世の中は甘くはありません。
楽して儲けたいと思うその心理を利用して儲けたいという人が居るのです。
その人たちは、楽して儲けたいという人を捕らえる罠を仕掛け、罠にかかった人からお金を巻き上げるのです。
目次
楽して儲けたいという心理とそれを利用する人

「楽して儲けたい」という考えは多くの人が持ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、「楽して儲けたい」と思っても本当に楽して儲けることはかなり難しいことなのです。
言ってしまえは、楽して儲けることはギャンブルであるということ。
このことを理解できていないのに「楽して儲けたい」と思っている人は騙されやすい人でもあると言えます。
なぜなら楽して儲けたい人を利用する人は、その心理を突く巧みな話術を利用して、楽して儲けたい人をその気にさせるからです。
そして、楽して儲けたい人にお金を出させて損をさせ、楽して儲けたい人を利用する人が儲けるという、望ましくない結果になってしまいます。
楽して儲けたいと思っても、お金を出す先に一見相手がいないように見える罠があります。
しかし、そんな罠であってもこちらからは見えないだけでお金を儲けている相手がいるのです。
そう、見えないだけで「楽して儲ける」という人を集めるモノやサービスには、お金を儲けている相手が必ずいるのです。
これから、楽して儲けたいと思っている人を捕らえる罠をいくつか紹介します。
これらの罠には特に注意が必要です。
①ギャンブル(パチンコ、競馬、競艇など)
まず最初に「楽して儲けたい」と思う人からお金を巻き上げるシステムで思い浮かぶものは、ギャンブルです。
ギャンブルというのは、お金を賭けて勝てばお金が賭け金よりも多く戻ってくる、負ければ賭け金よりも少なく戻ってくるか1円も戻ってこない。
そんなシステムになっています。
ギャンブルは胴元が利益を抜いて、残った金額をギャンブル参加者に分配します。
そのため、トータルで見ると必ず負けるのです。
ギャンブルは特に何も考えることなくお金を賭けて儲けることもあるため、「楽して儲けたい」と思う人が引っかかりやすい罠であります。
ですが、ギャンブルはトータルで見ると必ず負ける。
仮にトータルで勝っている人がいてもわずかしかいません。
ほとんどの場合は「楽して儲けたい」という心理を利用されて負けて逆にお金を取られるのです。
②宝くじ
宝くじにはジャンボ宝くじなどの1等の賞金が億単位のものがあり、1等を当てると富裕層の仲間入りをすることも夢ではありません。
しかし、ジャンボ宝くじを10枚買ってもほとんどの場合が良くて1万円、最悪の場合は300円しか戻ってきません。
大金をはたいてたくさん宝くじを買う人もいますが、よく考えてみてください。
確かに1等を当てる確率は上がります。
しかし、もともとの確率が極めて低いので、それが10倍になったところで現実的な数字になることはまずありません。
Youtuberが300万円くらい宝くじを買っても1等が当たらないのです。
これが現実なのです。
ジャンボ宝くじの1等に当たる確率は雷に打たれる確率よりも低いと言われています。
ほとんどの人はジャンボ宝くじを買っても1等を当てることもなく、雷に打たれることもなく、一生を過ごすのです。
それに宝くじは還元率が46%くらいしかなく、ギャンブルとしては最悪です。
宝くじの販売に広告宣伝(電車内の広告やテレビのCMなど)にお金がかかっており、収益の一部は自治体に配られて公園の整備などに使われています。
そのため、「宝くじは愚か者に課される税金」という言葉が生まれるのです。
ほとんど当たりもしない宝くじをせっせと買う行為は、自分が持っている貴重なお金から余分に税金を払っているのと同じことです。
だって、宝くじを買っても99.9999%の人は1等を当てることが出来ないのですから。
③FX、暗号資産、アクティブファンド
楽して儲けたいという心理は投資の世界でも利用されます。
FXのハイレバレッジ投資、ビットコインなどの暗号資産、インデックスファンドよりも高い利益を出せると謳っているアクティブファンド。
これらは投資で短期間で利益を出したい人の為に仕掛けられた罠です。
インデックスファンドで利益を出せるのは利益を出すのに時間がかかるからです。
長居機関保有し続けて我慢し続けて、やっと利益が出るのがインデックスファンドであり、「インデックスファンドの利益は我慢料」と言われることもあります。
しかし、タイトルに挙げたFX(ハイレバレッジ)、暗号資産、アクティブファンドは長期で資産を育てていくものではなく、短期で勝負が決まるギャンブル的な投機となります。
FXは世界最大のカジノと例えられることがあり、保有するだけで利益を生み出すものではありません。
レバレッジをかけるとギャンブル性が増し、大儲けすることも確かにありますが、ロスカットが続き、資産をすべて失うことも珍しくはありません。
特に、負けを取り戻そうという心理になると危険で、この心理が働くと余計に泥沼化します。
FXをやって数百万を溶かした、FXをやって借金が出来てしまった、などという状況になったら、それは愚かとしか言いようがありません。
暗号資産はFXと違った危険性があります。
暗号資産は値動きが激しく、暴落が来ると一気にお金が減ってしまいます。
持っている暗号資産の価値が半減するなんてことは良くあり、ここで損切りしてしまうと大きな損失となってしまいます。
儲けたいために投資をしたのに、資産の半分くらいを失ってしまう。
これでは本末転倒です。
それに、暗号資産の利益は雑所得であり、損失を翌年に繰り越すことが出来ません。
そのため、20万円を超える利益を得た場合は確定申告が必要であり、4000万円を超える利益が出たら、所得税と住民税で半分くらい持って行かれる覚悟が必要です。
株などの王道な投資に比べるとリスクが高く、得た利益も雑所得として税金を多く持って行かれることになる。
暗号資産は確かに大きく利益が出ることがありますが、逆に大きな損をすることもある。
大きく利益を出しても雑所得なので税金を多く持って行かれる。
リスクに対してリターンが見合っていないのです。
アクティブファンドは「インデックスファンドよりも大きく利益が出せますよ」と証券会社の担当者や銀行などから勧められて買う人がいますが、現実はアクティブファンドがインデックスファンドに勝つ確率はそこまで高くなく、30%くらいであり、確実に資産を増やしたいと思って投資する対象としては不適切です。
手数料が高く、儲かるのは証券会社と銀行の方であり、アクティブファンドを解約しようとすると解約手数料でさらにお金を取られることもある。
短期間で儲けたい人を狙い撃ちしているのがアクティブファンドであり、楽して儲けたいという心理を利用した投資商品とも言えます。
定年退職して多額の退職金が入ってきたときに銀行から投資の話をされることがありますが、断ってインデックスファンドを買うことをお勧めします。
また、毎月分配型投資信託というのがあり、人気がある投資商品なのですが、これに関しては債券ETF以外は信じない方がいいでしょう。
ほとんどが利益を生み出さずに配当金によって基準価格が下がる、いわゆるタコ足配当の状態となり、配当を受け取る時の税金と、基準価格の下落で損をしてしまうからです。
④高額商材
「毎日2時間で月30万円」などという謳い文句で、高額商材を売っている様子を時々見かけます。
以前よりも表立って宣伝していることは少なくなりましたが、依然として存在しており、SNSのアカウントからLINEに誘導し、そこで販売を行うという手口が取られるようになってきています。
SNSからLINEに誘導するアカウントは非常に危険であり、フォローするとDMで話しかけてくるアカウントは警戒した方が良いです。
そもそも1日2時間の仕事で30万円の収入を得る仕事は存在しません。
副業でやるにしても何十時間、何百時間という時間をかけ、無収入の時期を耐え抜きながらようやく発生した収益を育てていくということをやらなければいけないのです。
そして、当然ライバルが存在するため、ライバルよりいいものを提供することを考え、日々改良をしていかなければいけません。
そして改良に改良を重ねた結果、ようやくまともな収入が得られるようになるのです。
楽して稼げる仕事なんて世の中に存在しないので、楽して稼げることを謳っている情報商材には手を出してはいけません。
仕事は苦労や努力が結果に結びつくもので、楽して稼げるようなものではないのです。
⑤ワンルームマンション投資
かつて自分が岐阜で働いていた頃、東京のワンルームマンションの投資をしないかと、会社の電話にかけてきた業者がいました。
どこで個人情報を調べたのか分かりませんが、一時期はそんな怪しい業者がいたものです。
ワンルームマンションの投資を勧誘する人の中には何もせずに利益が出ることをアピールして勧誘してくる人がいますが、その数字を正直に受け取ってはいけません。
「何もせずにお金が入ってくるのならやってもいいかな」なんて思わないことです。
「利益がこれだけ出る」と見せられた資料には、考慮を意図的に漏らしている部分があります。
この不都合な部分があることをきちんと理解していないと、そのまま相手の言うことだけを鵜呑みにして投資をしてしまうととんでもないことになります。
例えば、「入居率95%でこれだけの利益になる」という部分ですが、入居率95%はよほどの人気物件ではない限りあり得ません。
そんな物件は不動産屋が直接取り扱って、一般人に投資をさせようと思わないでしょう。
ということは、ワンルームマンション投資として投資するマンションは不人気物件であり、不動産屋が「これは儲からない」と考えている物件ということになります。
当然そんな物件に投資しても利益なんか出るわけもなく、かかる費用の方が大きくなり、お金を儲けるどころか、お金がどんどん出ていくことになります。
そして、売却しようとしても買い手がつかず、二束三文になってしまう。
ワンルームマンション投資は、儲けるどころかお金がどんどん出ていく悪魔の罠なのです。
楽して儲けようと思うな

世の中には楽して儲けようとしている人を捕らえる罠が仕掛けられているというお話で、いくつか例を上げましたが、これ以外にも楽して儲けようとする人を嵌めようとする罠は多く存在します。
これらの罠から逃れられるたった一つの方法は、楽して儲けることが出来ないと考え、時間と手間をかけて人を集め、信頼を築いて事業を行うことです。
これをやって初めて事業は軌道に乗ります。
投資はこれには当てはまりませんが、インデックスファンドを購入して時間をかけてゆっくりと資産を増やしていくことが重要となります。
時間や手間をかけずに楽して儲かる方法はこの世に存在しません。
そのように謳っているものはすべて罠です。
人は楽して何かを得たいという気持ちが働きがちですが、その気持ちをグッと抑えて、地道に、そして着実に努力してお金を稼ぐことにつなげていくことが大切です。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。