楽な道を選ぶな

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迷った時は楽な道を選んではいけない。将来絶対に後悔するから。

人生を過ごしていると、いろんな局面で「どちらの道を選ぶべきか」について迷うと言うことがあると思います。

しかし、迷った時は楽な道を選んではいけません。

楽な道を選ぶと、確かにその時は楽が出来るかもしれませんが、あとで楽な道を選んだ分のツケが回ってくるのです。

特に若い頃は絶対に楽な道は選んではいけません。

若い頃の1年は歳を取ってからの5年から10年くらいに該当するくらい貴重なものです。

迷ったときは難しい道を選ぶ、楽な道を選んではいけない。

このことについてお話しします。

楽な道を選ぶとはどういうことか?

楽な道というのは、他の道に比べて苦労をせずに過ごせる道のことです。

あまり勉強せずに現状維持で行くか、勉強をすることで高みを目指しておくか?

この2つの道がある場合に楽な道を選ぶというのは、あまり勉強せずに現状維持で行く道を選ぶことになります。

楽な道を選ぶというのはなるべく苦労せずに今の自分が楽が出来ればいいという考えで、道を選ぶことです。

楽な道を選ぶという選択をするのはあまり好ましいものではありません。

では、なぜそう言い切れるのか?

次の章で見ていきましょう。

楽な道を選ぶと何がいけないのか?

楽な道を選ぶと何がいけないのか?

楽な道を選ぶと、苦労を伴う道を選ばなかった分だけ確かに楽が出来ます。

しかし、この楽をすることはただの一時しのぎでしかありません。

楽な道を選んでしまうと発生するデメリットがあるわけです。

そして、そのデメリットは以下のようなものがあります。

  • 自分自身の成長が得られない
  • 後でツケが回ってくる
  • あの時あの道を選んでおけばという後悔が残る

まず、楽な道を選ぶということは、苦労する道を避けて道を選ぶということであり、その時に必要な苦労をしないという道を選ぶことになります。

そのため、苦労をする道をあえて選んで進んでいった場合よりも成長を得にくく、楽な道を選ぶことで、苦労をする道を選んだ時よりも得るものが少なくなってしまいます。

楽な道を選ぶことが大した成長が得られないということは、楽な道を選び続けるとただ歳を取るだけで、特に何も成長していないということになります。

つまり、楽な道を選び続けると、年相応の能力を身に付けるための努力を全くしないことになり、実際に年相応の実力が身についていないことになります。

ふと周りを見てみると同年代は部長や課長、下手をすると役員になっているのに自分は仕事のできない平社員や派遣社員。

給料が同年代より低く、後輩や新入社員に次々と実力の面で追い抜かされていくことにもなる。

この現実を突きつけられる時が来ます。

その時に現実から目を背ける楽な道をさらに選んでいくのか、現実を受け入れて心を入れ替えて苦労をする道を選んでいくのか?

という選択が出てくるのですが、楽な道を選んできた人が後者の選択を選ぶことはまずありません。

現実から目を背けて、楽な道を選んでしまうことになるでしょう。

そして、さらに自分の人生が豊かなものから遠ざかっていく。


同じ苦労をするのであれば、歳を取った時よりも若い頃に苦労した方が乗り越えやすいです。

若さによる体力や気力がありますし、新しいことを学ぶための柔軟性もある。

ただし、歳を取ってからだとそうはいきません。

歳を取ってくると頭の働きも鈍くなりますし、新しいことを覚えにくくなる。

それ以前に、今まで見てきたことが自分の当たり前になってしまい、自分の性格や考えが固まってしまっているので、簡単に考えや性格を変えることが難しくなる

つまり、歳を取ってからだと、若い頃と同じような苦労をするために若い頃よりも多くのエネルギーが必要になり、楽な道を通ってきたことのツケが歳を取ってから回ってくることになります

一時しのぎの楽をすることは将来の自分にその時にしておくべきだった苦労の分のツケを回すこと。

このツケは加齢により利子がつくのです。

だから、なるべく若いうちに楽な道を選ぶ習慣を捨てて、このツケを支払っていく必要があります。

30代前半くらいまでであれば、このツケを支払うのは簡単です。

ただ、40代、50代になるとこのツケは利子によってかなり膨れ上がっているため、若い頃の何倍もの努力をして返していかないといけない。


よく何の努力もしてこなかったのにリストラや昇給しないことに不満を抱く人がいますが、これは会社が一方的に悪いわけではありません。

自分の努力が足りなかったことも原因なのです。

仕事を学ぶために一所懸命仕事に励んできたか?

人よりも先に行くために自ら進んで勉強や副業に励んできたか?

いずれもNoであったから今の現実があるわけです。

この現実から目を背けて他責にしてはいけません。

現実から目を背け続けても何も進展はありません。

今の現実から抜け脱すためには、現実を受け入れて自分を変えていくしかないのです。

タイミングは、他の人よりも楽をしてきて成長してきていないと気付いたその時

気付いた時の翌日でも翌月でも翌年でもありません。

翌日に回そう当する人は、翌日が来た時もその翌日にやると言い続けて結局やらないことが多いのです。

そして年老いてしまい、結局できないという結果にもなってしまう。


そして、楽な道を選び続け、何も成し遂げられなかった後悔。

これが自分自身にとって一番重いものかもしれません。

この後悔は一生残り続けます

体力や気力があるときにやっていれば解決できていたのに、歳を取って体力も気力も起きない時に気づいても出来なくなっていることがあります。

退職後やリストラなどで無職になってからこのことに気づいても遅く、自分の人生を振り返って今から軌道修正しようとしてもできない現実が、後悔となっていつまでも残るわけです。

「若いうちにもっと努力して実力をつける道を選んでおけばよかった」と。

仕事を優先して家族への対応がいい加減になってしまうことも後悔の元となるのでほどほどが重要ですが、家庭を持つ前、つまり大学生や社会人として過ごす20代の日々。

ここで楽な道を選ぶか、苦労する道を選ぶかでその後の人生に大きく影響します。


こんなことを書いている自分ですが、大学時代も社会人としての20代の時期もすべて楽な道を選んできて、今ツケを払う羽目になっています。

自分は途中で気づいて軌道修正しようと努力しているためまだ救いがあると思うのですが、もしこの努力をせずに定年が見えてきたころに気づいた時にどうなっているか、想像するだけでも怖いですね。

だから、苦労する道を選ぶというのはなるべく若いうちにやっておいた方がいい

大学生の頃から将来を見据えて努力してきた人と、そうではない人とでは大学での4年間の間に既に差がついてしまっています。

だから出来るだけ大学1年生の頃からしっかり勉強に励み、学生の頃に力を入れたことが将来を見据えた学習を4年間やってきたことであることをアピールできるように大学1年生の頃からしっかりと学生生活を送っていた方がいい。

学チカという言葉がありますが、面接官はバイトやサークルを頑張ったという話は聞き飽きています。

どんな目的を持って、学生としての本業(つまり大学の講義にまじめに出ていい成績で単位を取ったかどうか、卒業研究で結果を出したこと)をどれくらい力を入れて頑張ってきたかを見たいのです。

もし、ここでアピールできなかった場合はいい会社に入ることが出来ないかもしれません。

それでも社会人生活のなるべく早いうちにいろんな本を読んで、ビジネスのスキルや様々な人の考え方を取り入れておいた方がいい(外国語でもいいし、様々なビジネスのノウハウ、経営やマネジメントなど、視野を広げると学ぶべきことは山ほど見つかります)。

これが出来るかどうかで、今後の人生は大きく変わります。

たとえ自分のやりたいことが難しそうであっても、いろいろとチャレンジして経験を積んでおくといい。

これらの経験をしておくことで、歳を取ってから楽をしてきたことで後悔することがなくなるはずです。

楽な道を選ばずに苦労する道を選ぶ上での注意点

楽な道を選ぶなと言っても、苦労や努力を重ねるだけでいいのかというと、そうではありません。

今の仕事一筋で一所懸命に頑張ることもいいのですが、今の仕事の内容(特に今働いている会社でしか通用しない知識やスキル)を完璧に覚える努力だけでは他の会社に転職する場合に1からのスタートに近い状態となるため、あまり効率のいい努力ではありません。

また、何の目的も持たずに努力だけを重ねるのも良くはありません。

目的のない道を歩いて行っても迷うだけです。

まずは自分がどうしたいか、どうありたいかの信念を持ち、それに沿って努力や苦労を重ねるようにしましょう。


資格を取る勉強は、自分が将来やりたいことに結びついていない資格に関する勉強は完全に無駄となります。

例えばシステムエンジニアが野菜ソムリエの資格を取っても意味がありません(引退して資格を生かした仕事に就く場合は話は別です)。

また、税理士や中小企業診断士の資格を取っても、今の仕事に全く関係ないのであれば、それを今の仕事の現場で活かせるわけではないので、少しずつ勉強したことを忘れてしまい、無駄になってしまう可能性もあります。

基本的に資格を取ることは資格のための勉強になることが多く、資格を取るために勉強する内容をしっかり理解することよりも、資格を取るためにどうやって効率よく点を取るかということに重点を置いてしまいがちになります。

また、出題傾向から山を掛けて、出題されそうな部分だけを勉強する。

こんな勉強のし方では資格を取っても自分の身に残らないことになるため、絶対にやらないように注意してください。

ただ、資格の勉強の中に実務に必要な内容が含まれる場合、自分の将来やりたいことに必要な内容が含まれる場合は、基礎知識として勉強しておくことは否定しません。

むしろやっておいた方がいいでしょう。


努力や苦労をすることはただ努力や苦労をすればいいというわけではありません。

実務で必要な知識の勉強や将来自分がやりたいことに関する勉強、自己啓発本やビジネス本を読むこと。

日ごろからこの積み重ねが出来るかをよく考えて、努力する内容を選ぶようにしましょう。


もう一つ重要なことは、今就いている仕事が自分がやりたいことと異なっていても、自分の実力をしっかり出して結果を出しておくことです。

自分がやりたくない仕事だからと言って居眠りをしたり、他の人に頼って自分は何もやろうとしなかったり、いい加減な質の仕事をしたり・・・そんな人は今の仕事から何も学べません。

仕事で一定の結果を出しておくことは、もし今の会社で不満が出た時に転職する場合に重要なアピールポイントとなります。

給料が自分のスキルや仕事内容と合わなくなった場合も、結果を出して来たことが転職する際に大きなアピールになるのです。

楽な道を選ばないことを決めるタイミングはなるべく若い方がいい

ここまでの話でも述べてきましたが、楽な道を選ばないタイミングはなるべく若い方がいいです。

早い人は中学生や高校生の頃から他の人よりも苦労して将来設計をしているかもしれません。

ただし、この頃は学校で授業を受けてテストでいい成績を取ること、部活で自分のやりたいことに励むことが出来る時期でもあります。

中卒や高卒で仕事をする人以外はこのタイミングではあまり将来設計のためにスキルを身に付けておくことを重視しなくてもいいでしょう。

友達と一緒に過ごす時間を大切にして、人格を磨いてほしいと思います。


多くの人にとって本格的に将来設計が必要なのは大学生になってからになります。

大学というのは良くも悪くも自由度が高く、講義に出席してテストでいい成績を取ることが目的であることは高校とあまり変わりませんが、長い休みもあり、講義が一日びっしりと詰まっているわけでもなく、空き時間があることも多い。

ここの時間の使い方で差が出るのです。

空き時間をゲーセンに行って遊ぶのに使う人もいるし、図書館で勉強するのに使う人もいる。

もちろん後者の方がいい成績を取り、就職活動に有利になる。

また、4年になると卒業研究というものがあり、教授や準教授の研究室で研究に励むことになり、自由に使える時間がガクッと減ります。

この期間は教授や準教授を上司と見立てて、進捗状況を細かく報告する。

つまり、社会に出るために必要なルールを学べる場所でもあります。

また、研究とはどういうものかを体験できる貴重な期間であり、探求心を高めて自分から行動していくことで、いい研究結果が得られ、いい論文を提出できることにもなります。

ですので、遅くとも大学4年の段階で、楽をしていい加減な論文で卒業しようと思わずに、しっかりと研究に励み、いい研究成果を発表して卒業することが大事になります。


個人的に楽な道を選ばない習慣をつけるのは大学生か、社会人として20代を過ごす期間までが望ましいと思います。

自分の人生の中で一番いろいろと吸収できる期間であるためです。

ここを楽な道を選んで自分の成長をおろそかにすると、30代以上でこのツケを支払うことになります。

どうか、自分と同じように20代までの人生を楽にするような過ごし方をして何も学ぼうとしなかったということがないよう、自分の行動を反面教師にして、この記事を読んでくださっている方は、早いうちから楽な道を選ばずに努力や苦労がある道を選んでほしいと思います。


なお、今まで楽な道を選んでしまった30代以降の方も落ち込む必要も後悔する必要もありません。

今から楽な道を選ばずに苦労や努力のある道を選んで人生の軌道修正をすれば間に合います。

若い頃よりも大変だと思いますが、しっかり乗り越えていい人生を送れるようにしていきましょう。


若いうちに苦労しておくと、歳を取ってから選択する道のどちらも大きな苦労を伴わずに済むようになります。

将来の自分が豊かになるかどうか、それはそのための努力をしてきたかどうかで決まります。

いい人生が送れたと思えるように、しっかりと若いうちから自分を高めておきましょう。

そうすれば、将来自分の身に何かが起きた時も焦らずにしっかり対応できますし、お金に不自由することのない暮らしが出来るようになります。

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今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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