こんな会社は辞めた方がいい 孫請け以下の下請け会社

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こんな会社は辞めた方がいい ⑤孫請け以下の下請け会社

大手の企業が案件を受注し、実際の作業を外注するということは良くある話です。

しかし、その外注を受けた会社が手数料を差し引いてさらに別の会社に外注するということがあります。

これを繰り返していくと一番末端の会社が最初に案件を受注した会社よりはるかに安い金額で案件をこなすことになります。

孫請け以下の下請け会社を辞めたほうがいいというのは万人には当てはまらないことですが、責任のある仕事を任せてもらえなかったり、顧客と折衝をする経験が出来なかったりと、経験できる仕事の範囲が限られています。

なので、そのようなことに対して不満を持つ人は孫請け以下の下請けの会社を辞めたほうがいいでしょう。

責任が重くない仕事をしながら副業で稼ぐというスタイルで働きたい場合は、あえて下請けの会社で働いて、客先の休日に合わせて休みを取り、副業に励むというやり方もあります。

ただ、仕事一つで生きたければ孫請け以下の仕事というのはその人にとって役不足です。

一次請け、二次請け・・・という体制について

これは結構問題になっていることですが、IT業界などの特定の業界では今でも普通に行われていることです。

SEを多く募集している会社がありますが、中には二次請け以下の会社もあり、こういう会社では一次請けに比べると給料や売り上げがどうしても低くなっていしまいます。

一次請け、二次請け・・・と下に行けば行くほど元の受注金額から中抜きされ、最終的にはかなり安い金額になってしまいます。

こういう孫請け以下の会社では、売上が低いため給料が多くないわけで、業務量の割には薄給で生活費だけでギリギリということもあります。

ですので、あまり下の方で仕事を請けている会社はお勧めしませんし、そういう会社に勤めているのであれば辞めた方がいいです。

取引先に合わせてまとまった休みが取れる、責任の範囲が重くないというメリットがありますが、上流の仕事が出来ない、リーダー的な仕事が出来ないなどのデメリットがあります。

このデメリットを受け入れられない場合も辞めたほうがいいでしょう。


外注をしている会社からは協力会社などと呼ばれたりしますが、明らかに対等な関係ではなく上下関係であり、酷い時には自社の名刺をクライアントに出せず、自社の社名も名乗れないという、なんとも言えない状況になってしまいます。

多重請けの下流の方で働いている会社の社員は活気があることはありますが仕事に対する不満が多く、好き好んでその業界に入社した人以外はあまり長居したいと思うことはないです。


自分が最初に就職した会社は孫請け以下の会社であり新人教育はあったものの、業務自体も製造や開発が少なく、その仕事でしか使えない知識ばかり身について肝心のスキルアップが出来ませんでした。

そして、3年のうちに新入社員の半分以上は辞めていってしまいました。

このように孫請け以下の会社で離職率が高い会社であれば、早めに辞めたほうがいいでしょう。

なるべく自社開発や一次請け、最悪でも二次請けの会社で働くようにした方がいいです。

ただ、最近では二次請け以下の会社でも、残業時間が多くなく、それなりの給料で快適に働きやすい職場環境を作っていることがあります。

そのような会社では自分の時間を持つことが出来るため、スキルアップや副業の時間を取りやすいですので、自分からスキルアップできる人や副業を始めて最終的に独立したい人は無理に辞めなくてもいいかもしれません。

多重請けの会社では自社のオフィスで働くことが出来ず、客先のオフィスで働く

多重請けの下流の会社で働くことはもう一つ問題があります。

それは客先出向という形で自社ではなく、客先の職場で働くことが多いです。

客先の職場は結構当たりはずれがあり、当たりを引くと快適に仕事が出来ますが、ハズレを引くとかなり雑な扱いを受けます。

人を大切にせず、短期間で客先から派遣や準委任契約を終了させられたり(酷い時は仕事をしっかりしていたのにただ気に入らないからという理由で契約更新なしを食らったことがありました)、労働環境もあまりよくなかったりします。

自分は経験したことがないですが、出向者にはエレベーターを使わせない、パイプ椅子で仕事をさせる、社員食堂を使わせないなど、社員との差別が行われている客先があるようです。


客先の言うことは絶対であり、こちらの意見が通らないことが多く、ただ客先の社員の指示に従い仕事をするだけの状況になりがちです。

客先の人も分からないようなことを解決して提案すると評価が上がることがありますが、必ずしも評価が上がるわけではありません。

そして人事評価も客先の評価がすべてであり、もし酷い客先が出向で働いている人に感情だけによる理不尽な評価を付けても、会社はその人を守ろうとしません。

その評価をその人の人事評価や査定にそのまま当てはめてしまいます。

その結果、きちんと仕事をしたのにボーナスの査定が下がり、納得がいかないということもあり得ます。

自分が実際にその経験をしたのですが、非常に不満でした。

そして、理不尽な評価を下されたことがストレスとなり、体の調子を崩しやすくなってしまったこともありました。

振り返ってみると客先出向でストレスのたまる仕事をさせられると、体調を崩すことが多かったような気がします。

なので、健康に気を遣う人は、多重請けの下の会社で働くことはあまりお勧めしません。

孫請け以下の会社に入らないためには

孫請け以下の会社に入らないためにはまず求人票をしっかり見ることです。

IT系の技術職の場合、求めるスキルとしてどの言語をどれくらい経験している人が欲しいということが書いてあります。

しかし、「いずれかの言語を1年以上」、「未経験可」の表記があるところがあります。

開発言語を問わないというのはまだ分かるのですが、技術者の中途採用で「未経験可」は正直言って「使えそうな人であれば誰でもいい」という意味に聞こえます。

実際に未経験から職業訓練を受けて転職する人もいますが、その人が本当に優秀な人でない限り、あまりいい社員が集まっていないことが推測できます。


実際に働くと未経験の人は即戦力に慣れないため、酷く苦労することになります。

そして、悪質な会社では経験の浅い人材をJava経験5年以上などと偽った経歴で客先に紹介し、出向させることがあります。

もちろん、出向させられた人は経験が浅いため、実際の業務をうまくやることが出来ず、仕事が出来ないストレスと、客先からの評価が悪いことに悩まされることになります。


また、求める人材のところに「やる気」など、抽象的なものが書いてあるところも注意が必要です。

「自ら考え行動できる人」というのは良く見かけますが、「やる気がある人」というのはちょっと違います。

やる気や熱意も確かに必要ですが、仕事は何もスキルや知識がない人がうまく出来るものは少なく、何か売りとなるスキルがなければいけません。

それを持たない、やる気だけがある人を採用している会社であれば応募をやめておいた方がいいでしょう。

仕事というのは精神論で食っていけるものではないですから。

仕事で求められるのは何を成し遂げたかという結果であり、結果を出すことが仕事で評価されるのに重要であるからです。

それに、やる気を求める会社はハードな仕事をさせられる可能性が高いです。

まともな会社は求人にあえて「やる気」という言葉を書くことはありません。

やる気よりも受け身ではなく自分から行動できる人、成長できる人を求めているからです。

なので、「やる気がある人」と求人に書いてある会社の求人には応募しない方が賢明です。


IT企業で一年中採用を行っている会社も注意が必要です。

そして、待遇が良くないことが重なっているとその会社はIT企業の中でも孫請け以下の会社である可能性が高いです。


次に会社の情報をホームページや求人票などで見てみましょう。

主要取引先に一次請けの会社が入っていれば確定で二次請け以下の会社と言えます(記載すらない場合はもっと危険かもしれません)。

この辺りは企業研究をしてしっかり見抜きましょう。


会社の口コミは上手く利用してください。

口コミは退職者が不満をぶつけているのでネガティブな情報が多いですが、その中でも二次請け以下である情報を見かけたらその会社に入ることをやめておいた方がいいでしょう。

実際の給料が300万円台が最も多い会社も注意が必要ですね。


一次請けであればクライアントと直接やり取りが出来ますが、二次請け以下の場合、一つ上の会社がお客様となり、直接クライアントとのやり取りが出来なくなります。

この点でやりがいを感じず、モチベーションが上がらないということもありますので、自社開発や一次請けの会社を選ぶ方が仕事にやりがいを感じやすくて良いです(ただし、一次請けや自社開発にもブラック企業や激務の企業が存在しているので注意が必要です、企業研究はしっかり行いましょう)。

自社開発や一次請けの会社で働くと自社で開発したものに対する責任が生まれるため、客先から連絡が来ることが多く、電話に出るように指示されている会社も多いです。

酷い会社では休日や深夜、早朝にも仕事の連絡が来て気が休まらないこともあります。

これがストレスとなるようであれば自社開発や一次請けの会社は避ける必要があるでしょう。

ただし、自社開発や一次請けの会社でもきちんと電話の窓口の時間や会社の休みの日を設定していて、変なタイミングで顧客からの連絡が来ないようにしている会社もあります。

一次請けや自社開発の会社で体制がしっかりしている会社であれば、給料が高くストレスが少なくしっかり働けるし、顧客折衝などの上流のキャリアも身に付くので、選択肢として考えてもいいのではないかと思います。

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この記事を読んで転職を考えたくなった方のために、以下の転職サイト、転職エージェント、退職代行をお勧めしています。

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オファーが来てそこから転職につながることも

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ブログの管理人が転職活動で転職に至った転職サイト
エン転職https://employment.en-japan.com/リクナビNEXTと併用して登録しておきたい転職サイト

求人数はそこまで多くないけど意外な掘り出し物があることがある

ブログの管理人が転職活動で内定を獲得した転職サイト

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マイナビ転職https://tenshoku.mynavi.jp/特定の分野に特化した関連サービスが多い。

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一つの転職エージェントに絞るのもいいのですが、個人的には複数の転職エージェントを併用し、自分に合った求人を積極的に見つけていくことをお勧めします。

それぞれ転職エージェントには得意な分野があるので、自分の求める求人を得意とする転職エージェントを選ぶことが重要です。

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退職時に会社と揉める時があります。

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そんな会社は今でも普通に存在します。

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退職代行の業者が間に入ることで、会社と直接やり取りをすることなく退職が成立するので、会社と揉めてどうしようもなくなったら利用してみるといいでしょう。

退職代行名リンク特徴
退職代行ガーディアン労働組合による退職代行サービス

20代~30代でスマホをしっかり使える層がメインターゲット

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比較的安価で退職代行を依頼できる

一律料金で追加料金なし
退職代行サービス「CLEAR」労働組合による退職代行サービス

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安価でしっかりとした退職代行を利用したい人向け
退職代行モームリ一般企業による退職代行サービス

弁護士監修

労働組合と提携していて違法性のない退職代行を実施

20代前半がターゲットだが高校生から60代まで幅広い実績あり

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退職成功率100%

アルバイトでも利用できる退職代行
退職代行ニコイチ一般企業による退職代行サービス

退職代行業界実績No1

20代から30代の利用が多いが、ターゲット層は特になし

退職代行サービスの運営歴10年以上

退職成功率100%

弁護士法人ガイアの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

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有給消化、引継ぎの交渉あり

残業金や未払い賃金の取り立ては有償(20~30%)

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弁護士法人みやびの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

20代~50代がターゲット

有給消化、引継ぎの交渉あり

残業代、未払い賃金の取り立ては有償(20%)

弁護士が対応するので会社に強く出れる

その他おすすめのサービス

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そんな時はキャリア相談サービスを使うとよいでしょう。

無料ではありませんが、自分の今後の人生を左右する大事な相談をすることになるので、自分一人で悩むのではなく、専門家がアドバイスしてくれるしっかりしたサービスを使うことも手段の一つです。

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今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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