今回はお金に関する話題から逸れてしまいますが、選挙について考えて見たいと思います。
皆さんは選挙に行ってますでしょうか?
どうせ自分が一票入れても変わらないから行かない。
その日に用事があるから行かない。
そう考えている方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、選挙で入れる一票について考えて見たいと思います。
※今回の内容は自分があまり政治に詳しくないため持論的な内容になっています。
この点をご承知のうえ、ご覧ください。
選挙の投票は棄権することが出来るが、それは自分で何も意思を示さないのと同じ
まず、日本の選挙のシステムは選挙に行かないとペナルティが課せられるシステムではありません。
なので、投票を棄権して、投票日に自由に遊び歩くことだって出来るのです。
また、自分の意志であえて選挙の投票に行かないという選択肢も取ることが出来ます。
海外では投票に行かないと違約金が取られる国もありますので、それらの国と比べると日本の国民の投票意識はかなり低いと言えます。
しかし、投票に行かないという行為は、誰を議員にするのかという重要な選択肢を捨てているのと同じです。
つまり、「自分は何も言わないので、他の人の選択に任せます」と言っているのと同じです。
会社の仕事でこれをやると全く昇進できません。
年功序列でエスカレーター式に昇進できていた時代ならともかく、今のような実力も考慮される会社であればずっと平社員のままです。
それくらい自分の意思を示さないということは良くないことです。
自分は何も言わないので・・・という受け身な姿勢で生きていると、上記のように仕事で積極性が認めてもらえず、マイナス評価になってしまいます。
そのため、自分の意思は自分で示さないといけないのです。
選挙の投票に関しても同じです。
投票を棄権するということは誰が選任されても文句を言わないということと同じことです。
そしてその選任された議員が悪事を働いても文句を言う権利はありません。
なぜなら、投票を棄権した人は自分の意思を示さなかったからです。
投票率50%くらいであれば、有権者の半数くらいの人がその投票結果に文句を言う権利はありませんし、政治に関して文句を言う権利もありません。
自分は投票しないのに、今の政治に関して文句を言うのは筋が通りません。
政治や議員に対して文句を言うことが出来るのは投票をした人だけなのです。
選挙の投票でいれる一票はパンケーキよりも重い

以前、選挙に行かない人がなぜ選挙に行かなかったのかと聞かれ、「パンケーキのほうが大事だから」などと答えたことをSNSで知りました。
テレビの番組の1つのシーンを切り取ったものなのでこれがサクラだったら良いのですが、もし実際にそういう人が居たら目先の人参に食いつくような愚かな人であると言わざるを得ません。
金融リテラシーや政治リテラシーがないからそんな考えに至ってしまうのです。
この人に自分が送る言葉は「そのうち、そのパンケーキも食べられなくなるよ」です。
少し考えてみたらいいと思うのですが、2025年の日本は大変な悪政が行われており、自分のため、金のため、海外に良い所を見せるための政治であり、国民がいくら声を上げてもシカトしまくり、しまいには国民の声を野党の議員が代表して国会で話すと、総理大臣が「侮辱はやめて欲しい」と逆切れする始末です。
そして、許せないのが、ガソリンの暫定税率廃止を野党で一致団結して衆議院通過させたのに、参議院では自民党の議員が「野党が与党にま・る・な・げ」と言って「ま・る・な・げ」コールを起こして、審議拒否したことです。
これはテレビを含め多くのメディアでは報道されていません。
テレビ局は現与党のお抱えのマスメディアであり、現与党に対して都合のいいことしか報じておりません。
「日本の財政状況はギリシャ以下である」
これは2025年時点の現総理である石破総理大臣の発言ですが、この発言は世界から大きな反発を食らいました。
しかし、この発言を取り上げなかったのもまた日本のメディアです。
これは国際的な問題に発展しかねない大きな問題発言で、即刻議員辞職をしなければいけないほどのものですが、この総理大臣はその後も何もなかったかのように総理大臣の座についています。
この状況を異常だと思わないでしょうか?
そして、一番問題なのがお金の問題です。
自民党は昔から緊縮財政を続けており、ここ最近は特に酷い緊縮財政となっています。
何が言いたいかというと、国民からお金を取り上げることは好き好んでやるのに、国民から取り上げた税金を国民に還元するのを酷く嫌っているということです。
増税や社会保障の削減は迅速に決めるのに、減税は親に叱られた時の子供の言い訳のような発言をして全くやる気がない。
野党が何度も減税について言及していますが、それでも頑なに拒否し続けている。
米国のトランプ大統領が「消費税が関税障壁になっているので廃止しろ」と言っても、それに応じることなく話し合おうとするので、トランプ大統領に呆れられ、石破総理は名前すら覚えてもらえない(あるいはトランプ大統領が石破総理の名前を口に出したくない?)という結果になっており、話し合いが一向に進んでおりません。
この件に関しては、このままの姿勢だとアメリカが追加関税を課す可能性があり、更なる不況が日本を襲う可能性があります。
小泉農水大臣の政府備蓄米の随意契約での販売ですが、政府備蓄米は国に災害が起こった場合などのために政府が米農家などから買い上げて蓄えておく米のことです。
備蓄米の入札方式での放出もあり得ませんが、古古米や古古古米を随意契約で流して、政府がお金を国民から二重取りするのもあり得ません。
備蓄米放出に対して「小泉大臣ありがとう」という声も聞かれますが、よく考えてみて欲しいと思います。
この件に関して国民民主党の玉木代表が「1年たてば動物の餌になる」ということを発言しましたが、これは言い方はともかく、間違ってはいません。
飼料としてキロ100円以下で売られるものになってしまいます。
さらに備蓄米用の家庭用精米機が発売される始末。
ここまでくるともう本末転倒どころではありません。
備蓄米は有限であるため通年流行しないことを考えると普通に銘柄米や複数産地米を買った方がましなのですが、このことを冷静に考えられない人も一定数いるわけです。
話を元に戻しますが、投票に行かなかった人が多かった結果として増税で給料から天引きされるお金が増えてしまうと、それだけ自由に消費できるお金が減ってしまいます。
月の手取りが5千円減るとどうでしょう?
昇給しても給料の天引きが増えると逆に手取りが減ってしまうことも珍しくはありません。
自分もこの現象を何度か経験して憤りを感じています。
こんな感じで、目先のパンケーキを選んだためにそのパンケーキ代より高くついた結果になると、パンケーキを今後食べられなくなってしまいます。
そこをきちんと分かるくらいまで日本の有権者全員がそれぞれの人のお金と政治の知識レベルを上げるべきであると考えています。
選挙の投票はAKB48やサンリオキャラクター大賞の投票とは違う

選挙の投票は人気投票化するべきではありません。
AKB48の投票やサンリオキャラクター大賞の投票のように「この人(またはキャラクター)を知っているから一票入れよう」ではだめなのです。
「周りの人がこの人に票を入れているから自分もこの人に票を入れよう」ではだめなのです。
選挙の投票で一番危険なのは「現職が一番無難だろう」と思って現職に一票入れることです。
他の候補者を調べた結果その結果に至ったのであれば何も言うことはありませんが、他の候補者のことをろくに調べもせずに現職が一番という判断をしてしまうことが最も危険なのです。
選挙の候補者は自分の当選の為なら平気でうそをつく人もいます。
そして、現与党のように公約を守る必要がないという党もあります。
反対に掲げた公約を達成しようとするため必死に動き回る党もあります。
どちらに投票したいかと言えば後者でしょう。
それに、政治というのは不変であってはなりません。
どこかで変化を起こさないと正しい方向に進んでいかないのです。
しかし、日本人の中には変化を嫌う人が多いようです。
その結果、与党が固定化し、三権分立が崩壊し、議員なら何をやっても許される状況になってしまっている。
裏金議員も普通に当選しているし、無所属の人を投票終了後に自民党公認にするという詐欺みたいなことも起こっている。
もう、今の日本の政治は取り返しのつかないところまで腐ってしまっているのです。
ここまで来ているのに、テレビの放送内容だけ見て、投票に行かないことを決めたり、現職の議員や与党に投票したりする人が多い。
もちろん、金で買われた組織票というものも存在します。
しかし、この組織票は投票率が上がると覆せます。
自分が面接官になったつもりで各候補者のことを見る。
そう、いい加減な判断で候補者を選ぶのではなく、それぞれの候補者のことをしっかりと調べて見極め、日本という会社に誰がふさわしいかという視点で選ぶようにしないと駄目なのです。
そうすると、先の衆議院選の時みたいに現職なのにボケてしまった老人を当選させるというミスを防ぐことが出来ます。
今の政府は、今の国民のレベルが反映されているという見方も出来ます。
小泉農水大臣が備蓄米を安価で放出したことで評価が上がったとのことですが、これを聞いて「今の日本は大丈夫か?」と思ったのは自分だけではないはずです。
飼いならされた家畜になってはいけません。
自分の意思で国を立て直せると判断した議員に投票しましょう。
どの議員もダメだと思ったら、ダメの中から一番マシな人を選びましょう。
そうしないと、あなたの給料から社会保険料と税金でがっぽり持って行かれる状態が続くことになります。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。