仮想通貨と言えばビットコインが有名ですが、それ以外にも様々な仮想通貨があります。
仮想通貨を初心者がやってはいけない理由はざっくりまとめるとリスクが大きすぎるということになりますが、それ以外にも注意点がありますので3つの理由に分けて解説していきます。
この記事では以下のことを説明しています。
仮想通貨はリスクが高い初心者に不向きな投資商品であること
仮想通貨は情報戦であること
仮想通貨は税制度が整備されていないこと
仮想通貨とは?
仮想通貨は暗号資産ともいわれているもので、ビットコインが一番有名だと思います。
現金と異なる点は、コインや紙幣がないことです。
つまり、電子データ上の通貨であり、まさに仮想の通貨という言葉が似合うと思います。
ブロックチェーンという技術を使っており、この技術を他の分野に応用できないかということで注目されています。
しかし、仮想通貨自体は初心者向けの投資として不向きであり、やってはいけない投資となります。
その理由を次節以降で解説していきます。
理由1:仮想通貨は値動きが激しい
仮想通貨は暴騰や暴落が短期で起きることがあり、その値動きの幅も激しいです。
ビットコインの5年のチャートを見ても右肩上がりとは言えない動きをしており、2018年をピークに一度落ち込み、2020年から2021年にかけて7倍に価格が跳ね上がって再びピークに達した後、2022年の1月には価値がピーク時の55%程度に下落しています。
特に、右肩上がりに上昇していないという点は注意で、最近の高値は投資のブームで値上がりしているだけとも解釈できます。
決して経済の成長と値動きが連動するものではないので、インデックス投資と同じような取引方法が通用しません。
短期売買に向いた投資商品であり、初心者がインデックス投資と同じように取引しようとしてもうまくいかず、下手に手を出すと火傷します。
理由2:仮想通貨は情報戦である
ビットコインが高値を付けたというニュースを耳にすることがあると思います。
しかし、そのニュースが報道されたときには美味しい時期が終わっていることも多いのです。
一種のトレンドのようなものがあり、トレンドに早く気づいた人が儲けることが出来、そうでない人は損をしてしまう可能性が高いです。
トレンドに気付くためにいかに情報を早く仕入れるか?
トレンドが終わることに気づくためにいかに情報を早く仕入れるか?
これが重要になってきます。
ニュースで報道されたときには誰もがその情報を入手している時期となります。
この時にはピークに達していることも多く、「こんな報道があったからもっと上がるだろう」と思って買うと、高値掴みしてしまい、値を下げて価値が半分くらいになってしまう。
そんなことが仮想通貨ではありえるのです。
常に情報にアンテナを張っている仮想通貨の投資のプロ相手に、情報をうまく仕入れることが出来ない投資の初心者が挑んでもまず勝てません。
理由3:仮想通貨の利益は株の利益と税金の制度が異なる
仮想通貨の利益については、投資の利益のように税制が整備されておらず、雑所得に分類されます。
つまり、20万円以上の利益に対して税申告が必要で、最大で55%の税金がかかってしまいます。
債券や株のように、特定口座を開設して利益を証券会社が自動で差し引いて納税するという方法が使えないのです。
仮想通貨の利益に対して正しく申告しないと脱税になるので、一定額の利益を超えると会社員や個人事業主であることに問わず、確定申告が必要になります。
株では損失を翌年以降に繰り越す制度がありますが、仮想通貨では損失を翌年以降に繰り越すことが出来ません。
仮想通貨に株や債券と同じような税制度が出来るまで、手を出さない方がいいと思います。
まとめ
理由1、理由2を読んで、「あっ!これは投資ではなく投機だ。だから初心者はやってはいけないと言っているんだ。」と思ってくださった方はマネーリテラシーの高い方なのだと思います。
今は仮想通貨が流行していて、ビットコインの取引所がCMをやっているほどですが、流行はこれから先も続くとは限りません。
流行はいつか終わるのです。
その時に正しい判断ができる自信がなければ、仮想通貨はやってはいけません。
税制の面で整備されておらず、長期保有には当然向いていない。
なので、資産形成の方法として仮想通貨を購入するのは誤った手段だと思います。
初心者が手を出すには値動きも激しいですし、間違っても投資のメインの手段にすることはあってはなりません。
仮想通貨は投機
仮想通貨は投機
大事なことなので二度言いました。
下手をするとギャンブルよりも危険なので、絶対に初心者がやってはいけない投資手段だと思います。
資産形成の投資をするのであれば仮想通貨は無視して問題ありません。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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