お金を稼ぐことは大切なことです。
どうやって稼ぐかを考えて試行錯誤を行うことも大切なことです。
努力した末に手に入れられたお金というのはとてもいい稼ぎ方をしてお金です。
しかし、中にはルールやマナー、モラル、時には法律を破ってでもお金を稼ぐ人がいます。
これは悪い稼ぎ方と言えます。
今回はお金は稼げればいいというものではない。
きちんと手段を選ばなければならないということを説明します。
お金はきちんとした手段で稼ぐ必要がある
お金を自分の力で稼ぐ時、何かしらの形で大変な思いをするかと思います。
会社で働いても壁にぶつかるし、副業をしていても壁にぶつかってしまう。
つまり、お金をまともに稼ぐ場合がある場合は、ある程度の苦労をすることを覚悟しないといけないのです。
そして、苦難を乗り越えることも覚悟しなければいけない。
さらに、現れる壁は1枚ではないわけです。
何枚もの壁が待ち構えており、比較的に乗り越えやすい壁から頑張らないと乗り越えられない壁まで、様々な壁が存在しています。
このいくつもの壁を乗り越えてお金をたくさん稼げるようになる手段が、きちんとした手段であると言えます。
しかし、中にはこのプロセスを踏まずにお金を稼ごうとする人がいます。
仕事は他人に任せて(しかもほぼ丸投げで、何かを聞かれても「自分で調べろ」の一点張り)成果を奪い取って自分のものにする。
ルールやマナー、モラル、法律を守らず、正しい方法で稼がず、裏ルート(法律の抜け穴など)を使ってお金を稼ごうとする人もいます。
クラウドファンディングでお金だけを集めて失踪に近い行動をした人がいましたが、これもいいお金の稼ぎ方であるとは言えません。
仕事を他人に任せて自分はその成果を奪い取るというのは何の成長にもつながらないし、良い人間関係も築けません。
成長が出来ないということは
給料が上がらない→窓際に追いやられる→退職を勧められる→再就職先に苦労する
というルートをたどることになるため、ある程度年齢相応のスキルを身に付けておくことは大切なことです。
ちなみに自分の場合、他人任せの仕事をしていたころ、自分ではほとんど何もできなかったし、仕事に対するやる気も低かった。
それでも危機感を持たずに気持ちを改めなかったので、どんどん周りから差をつけられて、会社でほぼビリの状態だった。
そんな期間があったため、今も仕事で苦労することになっています。
自分の場合、幸い途中で気づいて態度を改めたので、その後の人生で何とかなりましたが、態度を改めないとどこかで人生が詰んでしまっていたのではないかと思います。
また、お金を稼ぐためなら、ルールやマナー、モラルや法律を破ってもいいというのは完全に間違った考え方です。
法律というのはルールでもあり、最低限これくらいは守らないと社会が成り立たないため存在するものです。
法律がないと、何でも自由にやりたい放題出来てしまいます。
もちろん、それではずるいことをしたもの勝ちになってしまうので、どこかでそれを止めるものが必要になってくるわけです。
その存在が法律というわけです。
また、ルールやマナー、モラルは法的な拘束力はありませんが、「人としてこれくらいは守ろうね」という決まりですね。
ルールやマナー、モラルは破ると逮捕や罰金はありませんが、バレると周りから白い目で見られてその場に居づらくなってしまいますね。
会社がルールやマナー、モラルを破る経営を続けていると、それが取引先に伝わると取引先同士のネットワークで情報が流れて、そのうち取引中止の会社が出てくることでしょう。
法律を破ったら、取引先ゼロとなることを覚悟する必要があり、会社が訴訟を起こされたり、社長が懲役や罰金刑を受けたりすると、その会社に対していい印象を抱く人はほとんどいないでしょうね。
もちろん求人を出しても、会社に対してきちんと調べて応募をする優秀な求職者は求人に応募してきません。
あまりいい会社で働いてこなかった、情報集めもろくにしないような人しか応募してこないわけです。
そして、その結果倒産してしまう。
なので、マナーやルール、モラルを破ること、特に法律を破ってお金を稼ぐことは、会社経営や自営をする上で大きなリスクを抱えることになるわけです。
なお、社員を脅して会社の内情を外に漏れださないように隠蔽しようとする会社がありますが、それは無駄な行為です。
たまたま見ていた顧客がいた場合、またはその会社の退職者が仕返しをしたい場合、外部組織に告発して内情を報告できるわけです。
ボイスレコーダーや日々の記録を証拠として提出すれば、もうその会社は法律で裁かれることから逃げることが出来ません。
違法行為を隠せば隠そうとするほど法律違反は大きな問題となるので、法律を破ってまでお金を稼ぐという考え方は決して持ってはいけません。
お金を稼ぐためには誠実であることが最も重要である
お金を稼ぐために最も重要なことは誠実であることです。
仕事に誠実に取り組み、正直な商売をした方がそうではない場合よりもしっかりとお客が付いてきます。
外面だけ誠実であってはなりません。
外面だけ誠実で、社内の人間に対して負担をかけて何とかさせようとするブラック企業がありますが、その企業が成立しているのはおそらく働いている人に誠実な人がいるから。
その人が抜けると外面をいくら良くしてもごまかせなくなりますね。
それに、外面だけよくして内部の人間に負担を強いるのは、無能なトップが庶民に負担を強いているどこかの国と変わりませんね。
外面だけは良く、品質のいいものを提供としても、社内では無理な納期を社員に課して、残業代を払わず、有給を取らせず、パワハラを行い、24時間365日仕事に対して意識させる。
これは自分が以前働いていた会社で実際に起きていたことですが、これではいけないわけです。
このような会社はどこかで無理が生じますね。
実際に自分が働いていた会社は、誰か一人でも病気で入院したら成り立たなくなるような会社でした。
働いていた人に何かがあった時は一気に崩れますし、取引先が会社の内情を何かの形で知ることになった場合、あまりその会社からの商品を買いたいと思わなくなるわけです。
不誠実な商売をするとどこかで一気に崩れる時が来ます。
それを社員のせいにするのは論外であり、不誠実な商売を許した経営陣にすべての責任があります。
責任を取るのは下っ端の社員ではなく経営陣。
トカゲの尻尾切りで下っ端の社員を辞めさせてそれで終わりにすると、SNSで大炎上し、一気に周りの人がその会社の敵に変わってしまいます。
ここを理解していない会社で働くことは危険ですし、未来もありません。
もちろん自分で起業する場合や自営で外部に外注する場合も一緒です。
下っ端の社員や外注先の社員に横柄で不誠実な態度で接していたら、どこかでお金が稼げなくなってしまいます。
なので、お金を稼ぐのに大切なことは誠実で真っ当な商売を行うことである。
この点をきちんと押さえておきたいものです。
まとめ
お金を稼ぐために何でもやっていいのかというとそうではない。
ズルや不誠実な商売はやってはいけないわけです。
転売屋、ブラック企業、詐欺。
世の中には不誠実な商売をやっている人が結構います。
こういう人は一時的に儲けられるかもしれませんが、続きません。
しかもこういういい加減な働き方でお金を得るので、お金を大切にしないわけです。
金遣いが荒く、将来の貯蓄をしない。
失敗した時を乗り越えるための資金も用意しない。
だから、一度失敗すると失敗を乗り越えられずに破綻するのです。
一番強いのはきちんと努力をして誠実にお金を稼ぐ人です。
どうすれば人のためになるか?
どうすれば人に満足してしてもらえるか?
こういうことにしっかりと情熱を注いで、考えて行動できる人が最も強いのです。
お金を稼ぎたいのであればしっかりと誠実で真っ当な商売をしましょう。
お金は人に何かを与えてその対価としていただくもの。
給料は働いている会社からもらいますが、給料のお金自体は働いている会社からもらうものではない。
顧客から会社に支払われる売上額から給料が出るわけです。
ここを理解しない人が会社の役職者や経営者に居たりしますが、そんな会社はお金の流れについて理解していないし、ブラック企業になりがちなので、働かないほうがいいでしょう。
ちなみに給料は簿記の考えでは社員の給料は売り上げから最初の方で引かれるものです(製造部門の給料である直接費と管理部門の給料である間接費に分けて原価計算をします。利益を計上する段階で直接費は売上時の売上原価、間接費は販管費として売上から差し引きます)。
簿記の中にも給料のお金が会社のお金(純資産)から支払われるという考えはありません。
そもそもこの程度の知識がない人が会社の重要な役職や経営に携わっていること自体が論外なわけですが、「仕事が出来ないお前に会社がお金を払ってやっているんだ」などと考える会社は真っ当な会社ではないので、自分がそんな考え方に染まらないこと、自分が起業した時に従業員にこのような態度を取らないことを強く意識する必要があります。
「会社が給料を払ってやっている」という考え方を持っている人はそもそも商売をしてはいけませんね。
自分の考える最高の物を他人に提供することにしっかりと注力することで、最初は結果を出すことが出来なくても続けていくうちに付いてきてくれる人が出てくるようになります。
きちんと自分の信念を持ちながら、ルールやモラル、マナー、法律をきちんと守り、努力を欠かさず、誠実に仕事をする。
これが理想的なお金の稼ぎ方になりますので、お金を稼ぐためにはどんな手段を取ってもいいという考えで商売や仕事をしないよう、気を付けていきましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。