「自分は出来ない」、こう考えるのは逃げの考えであると思います。
もちろん心が疲弊して自分を守るべき時は仕方がありませんが、心も元気で何かをやる余裕がある。
そういう時に「自分は出来ない」と考えるのはとてももったいないことであります。
何かをやる余裕があるときは「自分はやれる」と考えることで、気持ちをポジティブにすることで思わぬ成果が得られることもあります。
時には困難や壁を乗り越えるために必要な考え方である。
「自分はやれる」と考えることは、自分に対する可能性を高める大事な考え方なのです。
「自分は出来ない」と考えることのデメリット
まずは、逆に「自分は出来ない」と考えることのデメリットについて考えます。
「自分は出来ない」というのはネガティブな言葉であり、もし自分が本当は出来ることであったとしても、「自分は出来ない」と考えてしまうと、本来自力で出来ることであっても出来なくなってしまいます。
「自分は出来ない」と思うことで自分の可能性を閉じてしまうことになるわけです。
気持ちの持ち方というのは結構大事で、ここぞという時に「自分はやれる」と正面からぶつかっていくのか、「自分は出来ない」とあきらめて逃げてしまうのかで、何かをやろうとしたときの結果に大きく影響を与えてしまうのです。
この気持ちの差は時には自分の成功につながるチャンスが訪れた時の判断の際に大きな影響を与えます。
チャンスが来た時に「自分はやれる」と考えて行動する人、「自分は出来ない」と考えて行動しない人。
「自分はやれる」と考える人はチャンスを活かして前に進んでいくのに対し、「自分は出来ない」と考える人は、チャンスが来てもチャンスを見逃し、前に進むことがありません。
「自分は出来ない」と考えると自分の成長のチャンスをことごとく見逃してしまい、「自分はやれる」と考える人との間に大きな壁が出来てしまいます。
これが「自分は出来ない」と考えることのデメリットです。
「自分はやれる」と考えることのメリット
では、「自分はやれる」と考えることのメリットは何でしょうか?
3つほど挙げてみると以下のようなメリットがあります。
- 自分の心をポジティブにする
- 乗り越えるべき困難や壁に正面から立ち向かえる
- 一見無理に見えても対応するアイディアが浮かんでくる
まず、自分の心をポジティブにすることについてですが、「自分はやれる」というのはポジティブな言葉であり、ポジティブな考え方です。
ポジティブな考え方や言葉は自分をポジティブにし、何事にも前向きに取り組んでいくことが出来るようになります。
結果として自分の成長につながりますし、チャンスが来ても、チャンスに対して前向きに考えていますのでうまく活かしていくことが出来ます。
誰にでも乗り越えるべき困難や壁というのは存在します。
人生を過ごしていたらいつかは現れるものなので、これを乗り越えないと次には進めないのです。
この困難や壁が現れたときに「自分は出来ない」と言って逃げてしまうと、その時は楽をして済むのですが、その楽をしたことのツケは歳を取ってから自分自身に回ってくることになります。
逃げてしまった後にもっと大きな壁が出てきて乗り越えるのが困難になるのです。
ですので、真正面からぶつかり、自分を成長させることが必要になってくるのです。
この時に自分を鼓舞する言葉が「自分はやれる」という言葉なのです。
この言葉を自分の心に持つこと、また意識的に口に出すことが、人生で越えなければならない困難や壁に正面から立ち向かい、乗り越えるための大きなきっかけとなります。
一見無理に見えても対応するアイディアが浮かんでくることについてですが、「自分はやれる」と考えていると、一見無理そうでも意外とできてしまうこともあります。
出来ないと諦めるのではなく、どうしたら出来るかという前向きな考えで物事に取り組めますので、
「一見無理そうに見えてもどこかに突破する方法があるはず。どうしたら出来るか?」
こんな風に考えることによって無理そうなことに対応するアイディアが浮かんできて本当にやれることもあるのです。
これは「自分はやれる」と考えることの大きなメリットで、普段の仕事だけではなく、趣味や経営、スポーツなどでも活用できる考え方になります。
「自分はやれる」と考えてみよう
「自分は出来ない」と諦めてしまう人は、まず「自分はやれる」とまず考えてみることにしましょう。
そして、諦めてしまっていることに対して前向きな姿勢で取り組んでみましょう。
そうすると、意外とできてしまったりするので、次のチャレンジに前向きに取り組めるようになります。
どうしても苦手なことや適性がないことについては、前向きに取り組んでも最終的に人並み以上の能力を身に付けるのは難しいです。
「自分はやれる」という考えは苦手なことも克服することが出来る考えではありますが、効率が悪いので苦手なことを克服するのに使うことはあまりお勧めできません。
苦手なことを克服するのはエネルギーを使うという理由もあるのですが、最も大きな理由は効率が悪い人生の過ごし方になるからです。
苦手を克服することは時間がかかりますし、苦手を克服したらようやくそこがスタート時点です。
得意とする人を追い越して上に立つことは難しいでしょう。
だから、苦手なことに対して「自分はやれる」という気持ちで克服することはお勧めしません。
苦手でも得意でもないことは、考え方次第で得意にも苦手にもどちらにでも持っていけます。
これを得意に持っていくには「自分はやれる」というポジティブな考えが必要になってきます。
苦手でも得意でもないことは、スタート時点に立っているのと同じことです。
取り組み方次第で得意に持っていくことができます。
ですので、「自分はやれる」という気持ちで挑戦して得意に持っていくことが十分可能なことが苦手でも得意でもないことです。
得意なことに関しては「自分はやれる」の気持ちを持つことでノリノリで実力を伸ばしていくことができるでしょう。
一番「自分はやれる」の気持ちが強く影響するのが得意なことで、ただでさえ成長が早いのに前向きな気持ちで取り組むことでさらに自分の成長を早くし、他人が追い付けない領域までもっていくことができます。
得意なことに関してはポジティブな気持ちを持つ人が多いのであまりネガティブになることがないかもしれませんが、得意なことでも壁が現れることがあります。
ここを「自分はやれる」と思って乗り越えられるかどうかは、得意なことをさらに伸ばしていくための重要な気持ちの持ち方になります。
個人的に根性論や精神論は好きではありません。
しかし、自分の気持ちの持ち方次第で物事の出来る、出来ないが決まるのであれば、良い方向に気持ちを切り替えるべきだと思います。
「自分はやれる」と考えるのは、自分の気持ちを良い方向に切り替える言葉です。
気持ちをいい方向に切り替えることで、物事をポジティブに考える→目の前のチャンスを活かせる→自分に自信がついてさらにポジティブに考えるようになるという、プラスのサイクルが生まれます。
「自分はやれる」というのは自分自身を信じる言葉でもあります。
自信というのは自分自身を信じることです。
自分を信じて物事に取り組むと、物事に対してベストを尽くすことが出来ます。
結果として成功しても失敗しても何か得られるはずです。
「自分はやれる」という気持ちを持つことに何のデメリットもありません。
何事も「自分はやれる」と考えて前向きに取り組み、自分の成長や成功体験、達成感を存分に味わう人生も悪くないのではないでしょうか。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。