言い訳をせず過ちを素直に認めよう

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なにか失敗やミスをした時は言い訳をせず自分の否を素直に認めよう

何かを失敗やミスをした時に素直の謝る人と、言い訳をして自分を正当化して自分の否を認めない人がいます。

失敗やミスをした時に素直の謝らずに言い訳をする人は他人から見て誠実に見えません。

そのため、人間関係に影響し、最悪誰も周りにいない孤独な状態になる可能性が高いのです。

そのため、失敗をした時は自分の否を認めて素直に謝るという、一見当たり前で難しいことをしっかりとやっていく必要があります。

言い訳をするとはどういうことか?

言い訳をするとはどういうことか?

言い訳をするということは、「自分は悪くない」という考えのもとに、自分を正当化してしまう行為です。

この言い訳は「でも」、「だって」から始まり、自分のせいではなく、周りのせい、環境のせいにしてあくまでも自分は悪くないということを主張することになります。

そして、自分の持つ責任を放棄する行為にもなります。

もちろんこれを聞いた人は気分が良くなることはありません。

「この人はちょっと面倒な人だな」、「この人は自分が悪いのに認めない人なんだな」と思われるでしょう。

何度も自分の否を認めずに言い訳ばかりしていると「もう関わらないでおこう」と思われ、言い訳ばかりをして自分の否を認めない人の周りから人が去っていくのです。

なので、何か失敗やミスなどがあったときに自分の否を認めずに言い訳をすることは、デメリットがあることであり、そのままこの態度を続けると、一人ぼっちになり、誰からも相手されなくなってしまうのです。

言い訳をすることのデメリット

言い訳をすることのデメリットは以下のようなものがあります。

  • 自分自身の行動を正当化し、成長につながらない
  • 他人から不誠実だと思われてしまう
  • 人が周りからいなくなり、心の豊かさが失われる

次節以降で説明いたします。

自分自身の行動を正当化し、成長につながらない

言い訳をしてしまうと、誤った行動であっても自分の行動を正当化してしまうことになります。

何か失敗やミスしても「自分は悪くない」が前提で、環境や周りの人のせいにしてしまう。

そのため、自分の行動に対して問題があることに気づかずに、失敗やミスをしてもその経験を活かせずに同じような行動を取ってしまうことになります。

「自分は正しい」と思っているので、そこに自分で反省して改善していくという考えが浮かんできません。

そのため、自分の失敗やミスを省みず、次の仕事や依頼の時も同じような行動をとってしまいます。

結果、同じ失敗をして叱られたりするのですが、言い訳をする人はここでも同じように言い訳をしてしまい、自分のやったことや責任から逃げてしまいます。

そのため、失敗から何も学ぶことが出来ず、成長することがありません

成長をしないということは、仕事の実力の面で周りの人に追い越されることになります。

そして気付けば会社で下から数えたほうが早い、しかも数えるのに片方の手で足りる。

10年前に入社した新人がいつの間にか自分の上司になっている。

そんな状況になってしまいます。

こうなってしまうと、リストラの対象になったり、閑職に追いやられて自分から退職するように仕向けられることになります。


若い頃の自分が自分の過失敗やミスに対して謝罪が出来ず、自分の行動を正当化して、反省しない人でした。

面倒なことを嫌い、自分を改善するという手間すら面倒だと思う人でした。

時には同僚と揉めあいになり、自分が迷惑をかけているのにその自覚がなかったりして、まともな戦力として認められず、閑職同然の仕事をさせられたこともありました。

最初の会社では自分を変えることが出来ず、二社目の会社でも戦力にならずに間接部門に異動させられました。

そんな自分を変えたのが間接部門に異動した時に諦めずに育ててくれた上司でした。

やや古い体質でパワハラやモラハラ気味のところがありましたが、自分の行動に対して責任を持てるようになったのは、この会社にいたことが大きいです。

この会社では指導が厳しすぎて精神面を病んでしまい、通院が平日になったことで迷惑をかけるのが申し訳なかったため、退職することになりました。

そして、福岡に戻り零細企業に入ることになりましたが、責任感を持って仕事が出来るようになったため、ここではある程度の戦力として働くことが出来ました。

この会社も、自分の仕事に関する考え方が変わったことで退職する羽目になったのは別の話です。

他人から不誠実だと思われてしまう

言い訳をすると相手を苛立たせます。

「今日は寝不足で実力が出せなかった」
→他の人でもそんな人はいる。お茶やコーヒーを飲むなど何らかの対策は立てなかったのか?

「仕事が難しかったから失敗した」
→難しいなら調べたうえで、その結果をもとに周りの人や上司に相談すればいい。なぜ期限が来るまで放っておいたのか?

「周りが協力してくれなかったから出来なかった」
→本当にそうなのか? 周りの人に相談しなかったのか? 相談しなかったのであれば、なぜなのか?

こんな感じで、自分が失敗やミスをしたのに、自分には問題がないかのようなことを言って自分を正当化してしまうのが言い訳をする人です。

言い訳をする人は基本的に自分の失敗やミスを自分のせいであると認めたくはありません

しかし、言い訳をすることでこの気持ちは相手や周りの人にしっかりと伝わってしまいます。


言い訳ばかりをしていると、相手から不誠実だと思われることは間違いありません。

同じ会社の人の間でも言い訳をするとよく思われませんが、顧客と接する時に言い訳をしてこちらの非を認めなかったら最悪です。

「こんな不誠実な対応をする人がいる会社とは取引できないので、取引を切らせてもらう」と言われるかもしれません。


言い訳をする人は普段から自分の責任から逃れ、自分の行動を正当化することを考えています。

普段からこんなことを考えているということは、仕事の重要な部分を担当することになった場合も同じ考えが無意識で出てしまうということです。

そうすると、重要な場面で責任を持って仕事が出来ずに、失敗をしてしまう可能性が高くなります。

仕事の相手からこのことを指摘されることがあるかもしれません。

そしてその時に、誠実な態度をとることなく、自分を正当化するために言い訳をしてしまうとどうなるか?

結果は想像に難しくはないでしょう。

なので、仕事などお金が絡むことについては、自分の失敗やミスを正当化して言い訳をして謝罪が出来ないということがないように特に注意をしなければなりません。

人が周りからいなくなり、心の豊かさが失われる

言い訳をしている人を魅力的に思う人はいません。

自分のせいで失敗鵜やミスをしたのに、周りや環境のせいにする。

そんな人に魅力を感じる人はいません。

仕事の場合は、注意してくれる人がいますが、何度も態度を改めずに同じことを繰り返していると、注意してくれなくなります。

正直自分の失敗やミスを正当化して言い訳をする人というのは、相手から見ていて面倒くさいです。

そんな人に対してきちんと意見してくれる人は貴重で、何か言われるうちが華なのですが、それに気づかずに改善しないと、何か言ってくれる人まで去っていくことになります。

同じように言い訳ばかりしている人は残るかもしれませんが、誠実でまともな人は確実に離れていってしまいます。


周りにいる人は自分と同じレベルの人がいることが多いです。

誠実な人や優秀な人は、言い訳をして責任を逃れるような人と一緒に居たいと思わず、同じような誠実な人や優秀な人と一緒に居たいと思うことでしょう。

なので、言い訳ばかりをして自分の失敗やミスを正当化し、改善もしないような人の周りには誰もいなくなる可能性があります。

誰もいなくなるとそこに自分の居場所がなくなり、心が満たされずに貧しくなることになるのです。

過ち、ミスは自分の責任だと認識する

言い訳をすることが常態化している人は、過ちは自分の責任であることをしっかりと認識し、行動を改善し、次につなげていくことで自分を変えていくことが大切です。

誰だって責任を取りたくないと思ってしまうことはあります。

しかし、その気持ちに負けてしまっては駄目なんです。

前述した通り、責任を取りたくないという気持ちに負けてしまったら、成長の機会を一つ失うことになるからです。

そしていい人が周りにいなくなり、さらに自分をいい方向に変えることが難しくなってしまうからです。


良い仕事や良いものというのは、自分に対しても、他人に対しても誠実であってこそ生まれるものです。

なので、故意であっても過失であっても失敗やミスは素直に認め、責任をしっかりと取って次につなげていく人が組織にいないと、良質な仕事や物は生まれないのです。


何事も一発でうまくいくわけではありません。

改善に改善を重ねてやっとうまくいくわけです。

失敗やミスを素直に認めるというのは、この改善に改善を重ねることに対しての土台のようなものです。

土台がしっかりしていないと、そこに積みあがっていくもののバランスが不安定となって崩れることになります。

失敗やミスに対して言い訳をして自分を正当化する人は、この土台がしっかりしていない人に該当します。

なので、まずはその考えを改めて、自分の失敗やミスを素直に受け止めて、きちんと謝罪をし、責任が取れる人になることを目指してほしいと思います。

これが出来るようになると心の土台はある程度できている状態になり、仕事も人生もうまくいくようになります。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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