ギバー、テイカー、マッチャー

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ギバー、テイカー、マッチャー

人は3種類に分けられます。

ギバー、テイカー、マッチャーの3種類です。

この3つは何かについて今回はお話ししたあと、どれを目指せばいいのかについてお話しします。

ギバー

ギバーとは「Giver」と書き、与えることを考えて生きている人のことです。

他人のためにどうすればいいのかを考え、他人に解決策やモノを与えることを積極的に行える人で、リターンなどを考えずに親切が出来る人です。

他人のことを考えて自ら与えようとしますので、良心的なイメージがあり、接しやすいと思う人も多いと思います。

テイカー

テイカーとは「Taker」と書き、与えられることを考えて生きている人のことです。

自分の利益になることを考えて生きているので、他人に与えるということをしません。

自分の利益になりそうな人には人当たり良く接する人もいますが、自分へのリターンを考えてそのような行動をとっており、利益になりそうにない人には冷たく接します。

人から親切をされて当たり前と考えているので良心的ではなく、あまりいい印象を受けないと思います。

ただ、人当たりの良いテイカーは一見ギバーにも見えるので注意が必要で、何か下心がある言動や態度がないか、注意してみる必要があります。

マッチャー

マッチャーとは「Matcher」と書き、自分から積極的に与えることはしないけど、与えられるとお返しをする人のことです。

自分の利益と他人のことをバランスよく考えており、ギバーとテイカーの中間的な存在となっています。

与えられたらお返しをする人ということが出来、日本人にはこのマッチャーが多いと言われています。

搾取されるギバー

ギバーは誰にでも与える人、搾取を避けて与える人を選ぶ人の2タイプがあります。

誰にでも与えるタイプのギバーはテイカーの搾取の対象となりやすく、与え続けた結果、好意の搾取を受けてしまい、疲れてしまったりします。

誰にでも与えるギバーはビジネスでもつい他の人を手伝ったりしまったりして、自分の仕事が完了できずに悪い成績となったりします。

与える人だからと言って自分を犠牲にしても、それを搾取する人がいたり、自分を犠牲にし過ぎたりするとビジネスで成功しにくいようです。

搾取されないギバー

搾取を避けて与えるギバーが搾取されないギバーとなります。

相手がテイカーであればマッチャーとして接し、そうでなければギバーという風に、自分の立場を使い分けることが出来るギバーで、成功者となるにはこのタイプのギバーになる必要があります。


相手を見て、相手が与えられて当たり前と思うタイプであれば、与えることをやめる。

与えることに対して気持ちでお返しをしてくれたり、逆に与えてくれる人には与え続ける。

経営者や政治家など、トップがこのタイプであれば理想的です。

成功するには搾取されないギバーを目指す

今の日本では、自分の利益のことしか考えない人がトップに行くにつれ、目立っている印象があります。

政治家にはほとんど自分の利益しか考えない人がいて、特に大臣や総理、官僚など、エリートの立場になればなるほどこのタイプの人が目立っています。

また、企業においても、消費者、ユーザーの声を聴かずに自分の利益のことしか考えない企業も見受けられます。


こういう時代であっても「お客様のためにいい商品を作りたい」、「人が不便に思っているこういうことを楽にしてやりたい」と思って、与える信念を持ってビジネスをやっている会社は、根強いファンを得ることが出来、与えることが最終的にリターンとして返ってくるのは変わらないと思います。

個人レベルでも同じことで、「人が悩んでいることを解決したい」という思いで行動する人はやはり強いと思います。


自分の利益も大事ですが、搾取してくる人以外に対して与えることを行うのは、心の成長もありますし、自分自身がいい気持ちになれると思います。

今の大企業は創業者が搾取されないギバーであったからここまで育ったのではないかと思います。

そして、今の日本の経済が伸び悩んでいるのは、テイカーが大企業のトップになったり、政治家になったりしているからだと自分は思っています。

こんな時代だからこそ、搾取されないギバーを目指してお客様やユーザー目線で物事を考え、ニーズに応える重要性があるのではないでしょうか?

下心のない、純粋に人のためになることをするのは大切。

これは昔も今も変わらないことだと思います。

ぜひ搾取されないギバーを目指して行動してみてください。

おそらく搾取されないギバーとして行動し続けると世界が変わって見えると思います。

この記事についてギバー、テイカー、マッチャーについて興味を持った方は以下の書籍がお勧めです。

今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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