副業を認めている会社も増え、個人で稼ぐということが求められる時代になってきました。
会社での仕事とは違い、自分の好きなこと、やってみたいことをお金に変える手段であり、自分から進んでやっていくことが求められます。
副業は公務員や一部の会社などで禁止されていますが、禁止されていない、推奨している会社ではやらないメリットはないと思います。
副業選びをきちんと考えて行うこと、初期投資額が少ないものを選ぶことが副業で成功するカギとなります。
副業とは?
まず、副業とは何かについて説明します。
会社で働くことを本業とした場合、本業以外に空いた時間や休日を使って何かの手段でお金を稼ぐこと。
これが副業といえるものになります。
本業が忙しいほど副業をする時間を取ることが難しいのですが、好きなこと、興味があること、やってみたいことを仕事として実現できるものであり、成功すれば好きなことで食べていけるという実感を得ることができます。
好きなこと、趣味を仕事にするからこそ出てくる壁があるのですが、壁を一つずつ乗り越えることで収入に結び付けていくことができます。
副業のメリット
副業のメリット、それは何といっても稼ぎの柱が一つ増えることです。
本業の収入以外に収入を得ることで、会社が倒産したり、経緯不振になったりしてクビになった場合に、無収入で過ごさなければいけないという状況ではなくなります。
副業で得た収入は税務署に開業届を出しておくと、収入がまとまった際に青色申告をする届を行うことで税金面で有利な青色申告ができます。
本業がサラリーマンの場合は経費を計上できずに本業の税金は取られ放題なのですが、副業での収入がまとまった時は、経費を計上して本業よりも低い税率で所得税と住民税を納付することができるようになります。
ただし、ある程度収入があると消費税の納付の必要があるため、ここは注意が必要です。
2023年10月からインボイス制度という、売上が1000万円以下の消費税課税対象外の事業者から消費税を取る悪税が導入されようとしていますが、これを考慮しても副業をやるメリットは十分にあります。
そして副業のメリットで大きなものといえば何といっても好きなことや趣味でお金を稼ぐことができたという達成感でしょう。
好きなこと、趣味でお金を稼ぐことができたという事実は自分にとって大きな自信となります。
この自信が自分をさらに向上に向かわせ、さらにいい仕事をしようという気持ちにさせてくれるのです。
ただし、お金を稼いだことで慢心する人も出てきます。
こういう人はどこかで足をすくわれて副業の事業が破綻することになるため、絶対に慢心、驕りの気持ちを持たないようにしましょう。
また、副業で色々と工夫してお金を稼いできたノウハウというのは本業でも役に立つものもあります。
仕事に関する心構え、これは副業にしっかり取り組むと自然と身についてきます。
ただ仕事のことだけではなく、ニーズがどこにあるかのマーケティング力とどうやってそのニーズにこたえる商品を生み出すかという企画力、これを持っているというのは結構強いです。
そしてさらに実績があると、会社からも信用される人材になることでしょう。
マニュアル作業や派遣の仕事を行う場合はこれらは役に立ちません。
しかし、自社製品を開発してる会社で働く場合は、副業の経験を生かして上司を通して提案をしてみると経営陣に話を聞いてもらえるかもしれません。
副業を行う上での注意点
副業を行う場合も注意点があります。
まず一つ目は、時給の概念を捨てなければいけないことです。
時給いくらという考えを持っていると、「これだけ働いたのに全然収入に結びつかない」という気持ちになりやすく、挫折してしまう原因となります。
副業というのは自分の力でお金の収入を得るということ。
副業が成功して外注をするようになる場合でも、最初は一人で始めることになります。
そして、副業で最初の稼ぎが出るのはなかなか大変なもので、1円の稼ぎが発生するのにある程度の根気がいります。
この時に時給の概念を持っていると、「割に合わない」と感じて収入が発生しない時期を乗り越えられず、副業で稼ぐことをあきらめる羽目になるのです。
どちらかというと経営者に近い考えを持つ必要があり、サラリーマンと同じ考え方をそのまま副業に取り組んでしまうとうまくいきません。
副業で最初の1円の稼ぎが発生するのは、ドラゴンクエスト7で最初にスライムに出会うことよりも大変であり、ここを乗り越えると稼ぎが発生しやすくなります。
そして、副業が軌道に乗ると収入が増え、モチベーションが上がってきます。
自分で稼いでいるという実感をしっかりと感じ取ることができるようになるのです。
最初の1円の壁の存在、これをしっかり意識しておくことが副業を取り組むうえで必ずやっておかなければならないことです。
はじめの頃は副業を始めたばかりの人に誰も注目なんてしてくれません。
しかし実直に、誠実に副業を続けていればだれか見てくれる人が出ます。
そしてその見てくれる人を増やすことが、副業の成果を大きくするためのカギとなってくるわけです。
副業としてやっていこととやってはいけないこと
やっていい副業とやってはいけない副業についてはそれぞれ一つの記事になる内容ですので、以下の記事にまとめています。
やっていい副業は、自分の趣味や好きなことを自分の時間を使いながら自分で工夫して自分の稼ぎを確保していける副業です。
ブログ、動画配信、せどり、イラストや音楽や手芸品を売るなどがこれらに該当します。
どれもニーズを知ること、作ることから始まり、ニーズに沿ったコンテンツや製品を提供していくことを体験できるものです。
最初は成果が出にくいですが、うまく軌道に乗るとそれなりに稼ぎになるため、決して挑戦してみて損はない副業です。
個人的にお勧めしないけどやってはいけないというほどではないものもあります。
それはランサーズやココナラなどの外注案件を請け負うことです。
完全にフリーランスで行う場合は話は別ですが、副業で仕事を請け負う場合、これらの仕事には納期が付いてきます。
本業でも納期に追われながら、副業でも納期に追われる。
本業が大変で副業の時間を取るのがうまくいかない場合は先方にも迷惑をかけることになるし、納期のある仕事はそれなりに余裕がある人にしかお勧めできません。
委託業務なので先方から細かい指示が飛んでくることはあまりないと思いますが、平日や土日に会議が入ることもあります。
その時間を確保して本業がおろそかになるようであれば、その仕事は請け負ってはならないです。
また、絶対にやってはいけない副業はダブルワークになる仕事です。
例えばコンビニや飲食店のアルバイト。
これは時間を切り売りする仕事という側面もありますが、本業で心身ともに疲れるのに副業でさらに心身を疲れさせるのは好ましいことではありません。
きちんと休む時に休まないと本業に支障が出ますし、心と体を壊す原因にもなります。
ダブルワークは収入が確実にもらえるといういい点はありますが、残業時間を増やすこととあまり変わりません。
貧しい家庭でシングルマザーの母親が仕事を掛け持ちして子供を育てるというシーンがテレビなどで出てくることがありますが、そういう働き方はすべての人に向いているわけではありません。
そして一番問題なのは何のスキルも身につかないことです。
アルバイトというのは上から指示されたことをやるだけで、それ以上求められることはあまりありません。
だから給料が正社員に比べると安いわけです。
スキルが身につかないことに時間を大量に使うと本業での成長もおろそかになるため、長期的に見るとお金が豊かになる方法にはならないと思っています。
なので、スキルが身につかないという点でも副業としてアルバイトはお勧めしてません。
仕事というのはお金を稼ぐ手段として大切ではありますが、それだけではありません。
特に副業の場合は、自分の時間を好きに使いながら好きなことに没頭することで自分のスキルの向上とお金稼ぎを同時に行うことが目的となります。
自分で自分の事業を育てる、その経験でスキルアップができることが一番の副業のメリットとなります。
副業は自分の向上のための手段でもあり、自分の収入の柱を一つ増やす手段でもあります。
副業が禁止されている公務員は絶対にやってはいけないのですが、そうでなければ挑戦しない理由はありません。
自分に何が向いているか、自分と向き合って自分に合う副業を見つけて挑戦してみましょう。
会社で副業が禁止されているという方もいますが、副業がばれない方法として確定申告時に住民税を源泉徴収に含めずに自分で支払う方法があります。
これを使えば副業禁止の会社でも副業可能ですので、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。