出来ない理由を探すな

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出来ない理由を探すな。自分ならできると考えて、行動してみろ。

何かを挑戦する上で、行動できる人と行動できない人がいます。

その差はいったい何かというと、出来る理由を探すか、出来ない理由を探すかです。

出来ない理由を探してしまうと、その理由により自分を正当化してしまい、「自分は行動しなくていいんだ」という考えになってしまいます。

そのため、出来ない理由を探すというのは、自分の成長や努力のチャンスを逃してしまい、行動の範囲を狭めてしまうことになってしまうのです。

「出来ない理由を探すな」は投稿主が上司から実際に言われた言葉

2013年から2014年の頃の話ですが、自分はかつて岐阜の会社で働いていたことがありました。

その会社では6年以上働いていたのですが、その頃の自分は堕落しており、仕事で結果が出せず、勤務態度にも問題があり、開発部門から要らない奴扱いされて管理部門に追いやられてしまったのです。

そして管理部門では雑用をこなしながら、他の部署のヘルプをするという自分の望む働き方ではなかったわけです。

もしかすると、会社側にはその部署で管理職に育てるという意図があったのかもしれません(実際にそのようなことを示唆するような話もありました)。

実際に、窓際部署や追い出し部屋のような仕事を何も与えられないということはなく、かなり厳しい指導を受けながら仕事をこなす日々を送っていました。

そんなある時、上司から頼まれた仕事に対して自分が難色を示して断る言い訳をしたときに言われた言葉が「出来ない理由を探すな」でした。


当時の自分は何に対しても消極的であり、面倒なことを嫌っていました。

そのため、どうすればこの仕事をやらずに済むかばかりに頭を使っていました。

そんな状態だったから、上司からこの言葉を言われてしまったわけです。

管理部門の上司の考え方はバブル期世代特有の典型的なJTCの考え方であり、個人的に今も通用するやり方だとは思えませんでした。

実際に、「上司の命令は絶対だ。断るなんてありえない。謝れ!」などということも言われました。

これは完全に間違った考え方なのですが、「出来ない理由を探すな」という言葉に関しては今の自分が唯一納得が出来る言葉となりました。


今でこそ出来ない理由を探してはいけない理由を理解できていますが、岐阜で働いていた当時はスキルもない、プライドが高い、人の言うことを聞かないという、今以上に扱いにくい人材だったことは間違いありません(なお、今でも自分のことをクセがあって尖っていて扱いづらい人材であると自分自身で思っています)。

自分が働いていた岐阜の会社では1年半である程度スキルを身に付け、仕事に関しての考え方を大きく変えてくれました。

この時期がなければ、今の自分は派遣で年収300万円に満たない給料で働いていたと思います。

プライドだけが一人前で自ら学ぼうとせず、給料が低い理由を社会のせいにする人間に成り下がっていた可能性もあります。

だから、当時は嫌で仕方がなかったのですが、今ではこの「出来ない理由を探すな」という言葉を言ってくれた上司に感謝しており、この言葉を大切に今の人生を過ごすことにしています。

ちなみに今も出来ない理由を探していたらこのブログは存在していません。

自分が出来ると思って書き始めたからこのブログは存在しますし、結果が出たことがモチベーションとなり、定期的に記事が書かれる状態になっているのです。

なぜ出来ない理由を探してはいけないのか?

なぜ出来ない理由を探してはいけないのか?

それは、自分の成長の機会を失ってしまうからです。

本来は出来ることであっても「~だから無理」と、出来ない理由を探してしまうと、その理由を盾にしてしまい、行動ができなくなってしまうのです。

もし実際にやることになっても、出来ない理由を探してしまうと本来は出来ることであっても本当に出来なくなってしまうということもあります。

本来は得ていたであろう成功体験を得ることが出来ず、成長のチャンスを一つ失ってしまうのです。


また、出来ない理由を探してできることをやらないというのは、行動しない習慣を作ってしまうことになります。

自分を向上させるには何かしらの努力を常に行っていく必要があるのですが、出来ない理由を探して行動しない習慣を作ってしまうことで、努力することに消極的になる、あるいは努力が全くできなくなってしまうことになります。

努力し続けてスキルやキャリアをしっかりと形成している人と努力せずにスキルキャリアが形成できていない人。

この二人の間には壁があります。

この壁の正体が、出来る理由を探して行動するか、出来ない理由を探して行動しないかということなのです。

この壁は自分が出来る理由を探して努力する人になると打ち破ることが出来るようになるのですが、出来ない理由を探して努力しない考え方が定着している時間が長いほど、この考え方を変えることが困難になってしまい、壁を打ち破ることも困難になってしまいます。

つまり、時間が経てばたつほど、歳を取るほど、出来ない理由を探して努力しない状況から抜け出すことが難しくなってしまうのです。

出来ない理由を探すよりもできる理由を探せ

出来ない理由を探すよりもできる理由を探せ

出来ない理由を探すと行動もできないし、努力も出来ないことをこれまでお話ししてきました。

出来ない理由を探すことで出来ない自分を正当化し、そこから変えることが出来ない。

こんな人生を送るのはとてももったいないことではないかと思います。

年老いてから、体が弱くなって、物理的に行動を起こせなくなった時に行動しようとしても遅いのです。

そのため、年老いてしまうと出来ない理由を探して行動や努力をしなかった自分に対して後悔の念が湧いてくることになります。

なので、人生で大切なのは何かをやる場合にまず最初にできない理由を探すという習慣を捨て、どうしたらできるかを考え、出来る理由を探す習慣になるべく早い段階で切り替えていくことが大事なのです。

どうしても出来る理由が見つからない場合は本当に出来ないことなので、撤退するという判断が出来ます。


また、人生を過ごしていると幾度となく成長をするためのチャンスが訪れます。

この成長の機会をきちんと活かす場合も、自分ならできると思うことが重要です。

出来る理由を探して「自分ならできる」と信じ込んでそのチャンスに挑めば、結果が出ても出なくても自分の成長につなげることが出来ます。

しかし、出来ない理由を探して「〇〇だから出来ない」と考えてしまうと、そのチャンスを逃してしまうことになります。

チャンスは無限にやってくるわけではないし、チャンスを活かすタイミングも限られている。

チャンスが去った後に出来る理由を探しても手遅れです。

そのため、成長のチャンスが訪れた場合は、最初に「〇〇だから出来ない」などという出来ない理由を探すのではなく、最初に出来ると思って「ではどうすれば出来るか?」を考えていく必要があります。

その結果として、意外と何とかなる方法を思いついたりするものです。

そして、そのチャンスをきちんと生かし、着実に成長の道を歩んでいくことが出来るのです。


世の中で誕生したものは、出来ない理由を探して諦めた人ではなく、出来る理由を探して「自分ならできる」という考え方をする経営者とその下で働く人たちが一体となって作り上げてきたものも多いのです。

出来ないと考えて出来ない理由を探す人ばかりであれば、何も生まれていません。

家電製品も誕生していないでしょうし、今のように家事を楽にこなすこともできなかったと思います。

冷房やエアコンがなく、夏は猛暑に耐え、冬は寒さに耐える生活になっていたことでしょう。

メイドインジャパンのブランドなんて存在せず、日本に何も売りになるものがなく、豊かな生活を過ごす人はほとんど誕生しなかったでしょう。

なので、出来ると考えて行動する人がいるというのはかなり重要なことなのです。


テレビ東京系で経営者が出て来て話を聞ける番組があるのですが、そこで「自分は出来る」と思い続けて行動した経営者の話がありました。

この会社の実績は素晴らしかったのですが、やはり心の在り方が素晴らしいのが大きいと思いました。

これが出来ない理由を探すばかりの経営者の話だと全く面白くはないでしょう。

何でこんな人をテレビに出すのだと不機嫌に感じるかもしれません。


自分は「気合」、「根性」と言った精神論が嫌いです。

しかし、出来ない理由を探す心の在り方と、出来る理由を探す心の在り方の違いは、自分に大きな差をもたらすものだと実感しています。

なので、出来る理由を探して行動するというのは精神論ではないと思います。

出来ない理由を探す人は行動できない人であり、このような人がこの考え方を維持したまま何かに挑戦しても上位10%を目指しても到達できないでしょう。

そもそも挑戦することすらしないため、下から数えたほうが早いポジションになるはずです。

人より上に行きたいのであれば上昇志向の考えを持つことが必要であり、出来ない理由を探すというのはこの反対の下降志向の考え方だと思います。


自分も耳が痛くなるくらい言われた言葉なので、この言葉の意味の大切さがわかっています。

だから、かつての自分と同じような状況にいる方には、この言葉の意味をしっかり理解して上を目指してほしいと思います。


自分のブログを訪れる方は何か問題を解決したくて、Googleなどで検索して訪れてくれる方が多いです。

なので、自分もこの検索内容に関する回答を提供するような記事を書き続けたいと思います。

この記事にたどり着いた方にも「出来ない理由を探すより出来る理由を探してまずは行動してみる」という考えを持ち帰っていただきたいと思います。

自分は社会人になってから約10年位出来ない理由を探し続け、仕事をいい加減にこなし、結果を出せずに会社での負け組を味わってきました。

その自分を変えてくれたのが上司から言われた「出来ない理由を探すな」でした。

この言葉を信じてから、自分は前向きに仕事に取り組み、成果を上げることが出来るようになり、給料も人並み以上にもらえるようになっています。

この経験を、この記事を読みに来ている方にも味わってほしいのです。

だから、この記事を読むだけで終わらずに、出来ない理由を探すことをすぐにやめて、出来る理由を探して行動することをまずはやって見て欲しい。

そして、前向きになった自分を自分自身で見つめて見て欲しい。

心に余裕が出て豊かになり、何事にも一生懸命取り組み、着実に成長していく自分がそこにいるはずです。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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