クリエイティブジョブとマックジョブとスペシャリスト

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クリエイティブジョブとマックジョブとスペシャリスト

今回は、仕事にはクリエイティブジョブとマックジョブ、スペシャリストの3種類があることをお話しします。

この3つの言葉を聞いてパッと何なのかが分かる方もいると思いますが、「えっ!? 何それ?」と思う方が多数だと思います。

あまりメジャーな言葉ではないのかもしれませんが、この3つの言葉を知っておくことで、仕事をどう選ぶかのヒントになることでしょう。

ちなみに、このクリエイティブジョブとマックジョブに関しては「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」という橘玲さんの著作の最後の方で説明されています。

クリエイティブジョブ

クリエイティブジョブ

では、早速クリエイティブジョブ、マックジョブ、スペシャリストの3つの言葉について説明していきます。

クリエイティブジョブはいったい何かと言うと・・・名前から想像できる通り、クリエイティブな仕事をするのがクリエイティブジョブです。

これだけでは分からないのでもっと直接的な表現を使うと、クリエイティブジョブは何かモノを作り出す仕事であると理解しておけばいいでしょう。

モノを作り出すには自分で何かを考え、そしてその考えを実際に行動に移すことで成し遂げられるものです。

代表例は、このブログの管理人が就いているシステムエンジニアやプログラマーの仕事でしょうか?

企画、開発の業務、そして何かを作り出すのに長けた職人、これらもクリエイティブジョブだということが出来るでしょう。


クリエイティブジョブは誰でもできるような仕事ではありません。

モノを作るセンスや感性が必要となり、人によって適していたり適していなかったりします(実際にプログラマーやSEの仕事をしてお金を稼ぐための基礎知識であるプログラミングを学ぶのは向き不向きがあります)。

それがクリエイティブジョブの特徴となります。

マックジョブ

「マックジョブのマックはハンバーガーチェーン店のマクドナルドのこと?」と思った方はなかなか鋭いです。

マックジョブのマックはまさにその通りで、マクドナルドのことを指します。

マクドナルドはマニュアルがきちんと整備されており、誰でもハンバーガーを作れる仕組みとなっています。

学生のバイトでもマックドナルドのバイトスタッフとしてハンバーガーやフライドポテトを作れるのは、マニュアルがきちんとしているからです。

つまり、マックジョブとはマニュアル化された仕事であり、マニュアルに従えばだれにでもできる仕事のことです。

マックジョブには創造のために何かを考えて行動することは不要であり、ただマニュアルに従って仕事をすればいい。

そう考えると、工場のライン作業などもマックジョブに該当するでしょうか?


当然のようにマックジョブの仕事は給料が安く、アルバイトやパート、派遣の仕事としてやることが多いです。

考えなくてただマニュアル通りに従って仕事をすればいいのですが、単調であり、面白い仕事であるとは思えません。

中には長時間労働+単純作業でかなりきつい仕事があることも忘れてはいけません。

スペシャリスト

スペシャリストとは専門家のこと。

高い専門性を持ち、誰にでもできる仕事ではありません。

その道に精通しているハイスペックな人であり、難題を解決したり、高度な知識や技術を必要とする仕事をしたりもする。

もちろん、こんな仕事で安月給ということはなく、高い給料をもらい、収入に関しては不自由のないレベルになります。

年収一千万円以上の人が存在するのもスペシャリストであり、こういう人が会社にいると重宝されます。

ただ、この高い専門性に対して適切な賃金を払わない会社も存在しますが、スペシャリストと呼ばれる人は頭もいいし、他の会社からも引く手あまたです。

給料が安すぎることを理由に転職しても、自分の専門性に見合った給料の額までアップすることを確実に実現できるはずです。

クリエイティブジョブ、マックジョブ、スペシャリストはどんな順番で目指すべきか?

クリエイティブジョブ、マックジョブ、スペシャリストはどんな順番で目指すべきか?

ここまでクリエイティブジョブ、マックジョブ、スペシャリストの3つについてお話してきましたが、この3つを知ったところで「じゃあどうするか?」という話になるかと思います。

いきなりクリエイティブジョブやスペシャリストを目指してもいいのですが、この2つは仕事をするにはしっかりとした学習を行い、準備をしておく必要があります。

何も知識がない人が明日からクリエイティブジョブやスペシャリストの仕事に就きたいと言っても叶えられるものではないのです。

個人的にはまずはマックジョブを経験し、その収入をもとに必要な学習を行ってクリエイティブジョブに就き、そこからスペシャリストを目指すという段階を踏んだ方がうまくいきやすいと思います。


大学生の頃はマックジョブのバイトをして、とにかく仕事に慣れておく(学業に支障が出る仕事をしないように注意すること)。

バイト代は安いでしょうけど、社会経験を積んでおくという意味合いでマックジョブを若いうちに経験しておく。

バイトをせずにクリエイティブジョブを目指すことも可能ですが、クリエイティブジョブを行うためには感性が必要です。

感性がないとモノを作れないので、クリエイティブジョブを目指すのであれば基礎知識を身に付けるだけではなく、自ら努力して感性を磨いておく必要もあります。

このブログの管理人はクリエイティブジョブの一つであるシステムエンジニアとして働いていますが、プログラムを書くためにはプログラムを読んで理解すること、実行したい命令をコードとして記述することが必要であり、この2つが出来て初めて設計書に書かれていることをプログラムで実現することが出来ます。

プログラムを書くだけでも結構色々と頭を使います。


そしてスペシャリスト。

システムエンジニアであれば上位のシステムエンジニアですね。

プログラムを書くだけではなく、上流工程から下流工程まで問題なくこなす。

それだけではなく、IT業界のことや技術に関して熟知しており、顧客から「こんなことが出来ないか」と相談されても、どうすれば実現可能かを考え、顧客に対して「こうすればできます」と提案し、顧客から「ではやってくれ」と言われて、実際にその通りのものを作り上げ顧客に納品する。

また、自社内でも技術に関しての相談役となり、多くの人からどうすればできるかの相談を受ける。

これくらいの高い専門性を持った人がスペシャリストです。

クリエイティブジョブを極めていくとスペシャリストへの道が開けるため、スペシャリストはクリエイティブジョブよりも後に来ます。

クリエイティブジョブに就いたからと言ってそこで慢心せずに常に高みを目指して勉強し、努力をしていくことで、自分がしている仕事に関するスペシャリストになるための道を着実に歩んでいくことが出来ます。


上記ではシステムエンジニアのどんな人が専門家であるかをお話ししましたが、スペシャリストになるためには必ずしも今の仕事の延長線上の専門家になる必要はありません。

自分の興味があることを3000時間くらい勉強すればその興味があることについての専門家になることが出来ます。

ただ、3000時間勉強するのは仕事をしながらだと5年くらいはかかります。

無職だともっと短くて済みますが、その間の収入はどうするのかを考えると、クリエイティブジョブ、マックジョブのいずれかで収入を得ながら専門家になることを目指したほうが現実的です。

なので、スペシャリストは仕事をしながら目指す一番最後の目的地になります。


また、クリエイティブジョブに就いたからと言って、ろくに努力もせずに現状維持だけを続けるようであれば、マックジョブよりも少しいい給料を得られるだけでそれ以外のメリットはありません。

そんなことをしたらクリエイティブジョブに就いたメリットはほとんどないと思った方が良く、後から来た後輩に抜かされ、自分が部下になってしまう。

最悪、会社にお荷物扱いされ退職せざるを得なくなってしまう。

そして自分の担当する仕事がクリエイティブジョブ→マックジョブになってしまい、日々仕事をして生活するのに精いっぱいでスペシャリストになる道が遠のいてしまう。

これではいけません。

クリエイティブジョブに就いて自分を成長させながら、スペシャリストとしての専門性も育てていく。

その成長に給料が追い付いていかなければその会社を辞めて転職して適切な給料を得られる会社に就職すればいいわけだし、残業や休日出勤が多くて休日にも仕事の連絡が来るようなワークライフバランスが悪い会社であれば、一生懸命仕事をしていれば、転職活動をしても受け入れてくれる会社はありますので、転職をしてワークライフバランスを見直せばいい。

スペシャリストとしての専門性を高めたいのであれば、仕事の環境も重要で、お金や時間に困るような会社に居続けても専門的な知識を身に付けるモチベーションが起こりにくく、スペシャリストに到達するのが難しいです。

ある程度専門性が身に就いたら、自分の知識を発信する、コーチングの仕事をしてみるなど、自分の専門性をお金に換えてみることをやってみることをお勧めします。

そして、うまくいかないことを軌道修正していくと、自分の専門性も高まり、しっかりとビジネスとして成り立つようになります。

スペシャリストになるのに根気は要りますが、それだけのリターンが期待できるのがスペシャリストです。

自分が当たり前だと思っていても、普通の人は全く知らなかったということも珍しくはありません。

そういう知識を他の人に伝えるのを仕事にすると、相手の知識も深まりますし、悩みも解決するでしょう。

そして、自分の方には報酬が入り、win-winの仕事が出来る。

あまり仕事を抱えすぎないことに注意すればスペシャリストとのしての仕事は楽しくお金を稼げる最高の手段になります。


マックジョブだけで社会人生活を終えるのはとてももったいないです。

仕事に付加価値を耐えるクリエイティブジョブを最低でも目指すこと。

これはお金と心にある程度豊かな生活をするのに必須だと思います。

きちんと努力をしてスペシャリストになるのは難しくても、クリエイティブジョブでしっかり活躍していい社会人生活を楽しみましょう。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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