ブル、ベアと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
何も思い浮かばない人は特に気にする必要はありません。
牛と熊と答える人もそれでいいです。
この言葉を知っている人は投資に少し詳しい人ですが、別にブルとベアという言葉は覚えるべき言葉ではないですし、覚えていなくてもインデックス投資の投資結果にそれほど影響するものではありません。
目次
ブルとベアについて
ブルとベアとは何かというと・・・
ブルはオス牛のことで、牛が角で突き上げるような動きから上昇相場のことを指します。
ベアは熊が二足立ちで腕を振り下ろすような動きから下降相場のことを指します。
雄牛が強気相場で、熊が弱気相場・・・
雄牛も熊もどちらも強そうな動物のイメージがありますが、熊が弱気相場を指すというのは意外かもしれません。
ブル、ベアはインデックス運用の投資商品だけで資産運用するのであれば覚えなくていい
ブル、ベアという言葉は、インデックス運用の投資商品だけで資産運用していくのであれば特に覚える必要もなく、意識する必要もありません。
ただ、今の相場が上がり調子(強気相場)か、下がり調子(弱気相場)か、それだけを気にすればいいです。
それをわざわざ投資の専門用語で語る必要はありません。
余計な知識を付けると、それで投資の選択肢が広がり、投資の軸がブレてかえって不都合になることもあります。
ブル、ベアの投資商品について
投資商品にはブルベアファンドという、ブルとベアに関する投資商品があります。
結論から先に言うと、ブルベアファンドは買ってはいけません。
以下、ブルベアファンドについて説明したいと思います。
ブルベアファンドは基本的に株の値動きに対してレバレッジをかけています。
レバレッジについてはこちらの記事をご覧ください。
このレバレッジが厄介で、レバレッジがかかっていることで、投資商品を購入することが投資ではなく、投機になってしまいます。
ブルの場合は株の値動きに対してレバレッジがかかり、ベアの場合は株の値動きの逆方向に対してレバレッジがかかります。
ブルの場合は株価が上昇するとそれに伴って上昇し、ベアの場合は株価が上昇するとその反対の動きで下落します。
ここまで書くと、分かっている人は「ベアのファンドなんて長期投資に向かないじゃん」と思うかもしれませんが、全くその通りです。
長期投資は株価が長期的に見て上昇することに期待して投資をするものです。
長期的に見てマイナスになれば投資の結果としては失敗ということになります。
注意したいのはブルの方も同じで、レバレッジがかかっていないと右肩上がりに上昇していい結果を残せたとしても、レバレッジがかかっていることで暴落が来た時に紙切れのような価値となり、絶望を味わうことになり、そこで耐えきれなくなって損切りしてしまう可能性があります。
また、上昇と下降を繰り返しながら同じような価格を維持し続けている場合、レバレッジをかけていなければそのまま大きくプラスにもマイナスにもなることはありませんが、レバレッジがかかっていると少しずつマイナスとなり、右肩下がりの結果となってしまいます。
レバレッジがかかっていると状況によっては大きく儲けることもありますが、逆にマイナスになるリスクも高くなるため、、自分はレバナス(アメリカのナスダック指数の動きにレバレッジをかけた投資商品)を含むレバレッジの投資商品を買っていません。
自分が買っていないものを他人に勧めることは出来ません。
ブル、ベアは覚えなくていいし投資商品を買ってはいけない
ここまで話をしてきたように、ブル、ベアは特に覚えなくていいです。
もちろん、ブル、ベアの投資商品を買ってはいけません。
自分がこのブログでお話ししているように、インデックス運用の投資商品を積み立てで購入し、平均点の成績を出せればそれでいいと思います。
これだけでも十分にリスクを取って利うことになりますので、これ以上のリスクを取るのはすべての人にオススメすることではありません。
リスクを高く取るにしても高配当株くらいまででしょうか?
レバレッジやアクティブ運用の投資商品を買うのは長期投資の投資家にとっては投資ではなく投機です。
つまり、カジノでルーレットをするのとあまり変わりがありません。
確かにブルベアファンドで儲ける人もいるのですが、初心者がうかつに手を出していいものではありません。
長期投資での資産運用は資産を積み立てで購入し複利の効果を活かして増やしていくことが目的となります。
短期で一喜一憂しないといけない投資をすると疲れますし、損をしやすくなるので資産運用の目的からも外れてしまいます。
ブルベアファンドを買ってリスクを取るのは危険なので、そういう手段を取らないためにも、投資でギャンブルをしないことを再認識し、投資を始める時には買ってはいけないことだけを覚えておきましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。