ありがとうの一言が心を豊かにする

広告 言葉の話

「ありがとう」の一言が他人を喜ばせ、自分の心も豊かにする。

「ありがとう」と他人に言える人はそれほど多くありません。

仕事での場はビジネスマナーとして身についている人も多いので難しくないかもしれませんが、難しいのは普段の生活の場です。

普段のプライベートの時に他人に何かをしてもらって「ありがとう」と言える人はどれくらい言えるかというと、おそらく半分も言えないのではないでしょうか。

小学生でも知っている「ありがとう」。

しかし大人になると不思議と言えなくなる「ありがとう」。

「ありがとう」と言われると心が豊かになり満たされる感じがする。

自分が「ありがとう」と言った時も相手も同じ気持ちになります。

今回はそんな「ありがとう」についてお話ししたいと思います。

ありがとうと言える人は少ない

ありがとうと言える人は少ない

皆さんは普段「ありがとう」を言えていますでしょうか?

人から何かをしてもらったとき、それが期待したものではなかったとしても他人に感謝の気持ちを伝えるために「ありがとう」と言っていますでしょうか?

部下が自分の指示に対して結果を出したとき「ありがとう」と言っていますでしょうか?

レストランや飲食店でウェイターやウェイトレスが料理や飲み物を持ってきたとき、「ありがとう」の言葉を言ったり、一礼したりしていますでしょうか?

運転中に道を譲ってもらったとき、合図や一礼で感謝の気持ちを示していますでしょうか?

これが出来ている人は意外と少ないと思います。

人から親切をしてもらったり、サービスを受けて当たり前という人も結構いるのではないでしょうか?

この事は、以前の記事で当たり前ではないことを述べましたが、世の中の便利さに慣れてしまって、感謝の気持ちを忘れている人が多いと普段生活をしていて思うことです。

また、「ありがとう」の代わりに「すみません」と言ってしまう人がいます。

自分もそのタイプで、無意識に言ってしまいます。

確かに「すみません」でも伝わることは伝わるのですが、親切をしたことに対して謝られたと思う人もいるでしょう。

ですので、何かをしてもらったときは「すみません」ではなく「ありがとう」を使うようにしましょう。


何かをしてもらって黙って去っていくのは論外、逆に文句を言う人は人として終わっている。

これは親切の押し売りの話ではなく、基本的な礼儀の話です。

「ありがとう」を言えないと相手はあなたに何かをしたくなくなる

せっかく何かをしても、「ありがとう」の一言がなかったら、相手はあなたに何かをしたいとは思わなくなります。

あまりにも感謝の言葉を言わないと、友人や知人はあなたから距離を置きたくなるでしょう。

何かをしても感謝されないので、何もしたくなくなるからです。

稀に、それでも何かをしてくれる人がいます。

そういう人はとても貴重な存在であり大事にしないといけないのですが、きちんと「ありがとう」の気持ちを伝えないと、このタイプの人にも最後に見放されることになります。

よほどのことがない限り親切をしたがる人が自分の周りから離れるというのは、それだけ相手のことを大事に思っていないということで、非常にまずい状態です。


基本的に「ありがとう」の言葉が言えない人は自分のことしか考えていません
(恥ずかしがって言えない人もいますが、そういう人は軽く一礼してくれたりします。横暴な態度は取りません。)

世の中はギブ&テイクです。

テイクばっかりしてる人にギブをしても何も得られないことを知っている人は、その人にギブをすることはありません。


周りから人がいなくなるということは、それだけ心がどんどん貧しくなっていることだと思います。

友人が少なくても信頼してくれる人がいたり、多くの人と仲良くしたりする人はその人の心に豊かさがあるのだろうと思います。

それらの人はほぼ間違いなく「ありがとう」と言える人でしょう。

まずは他人から何かをしてもらったことに対して「ありがとう」と言ってみよう

「ありがとう」となかなか言えない。

そんな人もいると思います。

でも、「ありがとう」となかなか言えなくても、意識的に「ありがとう」の言葉を使ってみることにしましょう。

「ありがとう」という言葉は、言われると相手もうれしいですし、不思議なことに自分の心も満たす言葉でもあります。

そのため、「ありがとう」という言葉を使い続けると自分の心が満たされ、豊かな心を形成していくのです。


逆に相手に批判する言葉を行ったり愚痴を言ったりすると、心がどんどん貧しくなっていきます。

何をしてもらってもダメ出しや文句ばかり。

やってもらったことが完璧ではないと相手を上から目線で批判して、相手を不快にさせる。

そんな嫌な人に成り下がります。

自分自身が一番自分の言葉を聞いていますので、ポジティブな言葉を多く使うようにしましょう。

その言葉の一つが「ありがとう」なのです。


個人的に周りにいてくれる人というのは自分自身の心を映し出す鏡だと思っています。

良い人が周りに集まれば、それはその人の心が豊かなのであり、逆に悪い人が多く集まれば、それはその人の心が貧しいのだと思います。

もちろんこの事にも例外はあり、いい人から搾取しようとする人がいたり、心の貧しい人の周りにいい人がいることもあります。

しかし、そういう人はあまり居心地がいいとは思わないため、長居することはないでしょう。


「ありがとう」という言葉を使うと、周りにも「ありがとう」という言葉を使う人が集まります。

自分が「ありがとう」と言い、周りの人も「ありがとう」と言う。

その相乗効果で自分の心がどんどん満たされて豊かになっていくのです。


心が豊かな人でありたいのであれば、まずは「ありがとう」という言葉を使うことを習慣として、いい人間関係を作っていくことを目指しましょう。

本当に心が豊かな人は他人の目から見ても輝いて見えるものです。

輝いて見える人たちはほぼ例外なく「ありがとう」を知っている人です。

「ありがとう」は誰でも知っている言葉ですが、この一言が言えるかどうかでいい人として見られるかどうかが決まります。

なので、積極的に「ありがとう」を使うようにしましょう。

それが自分の心を満たし、豊かにするための一番いい方法です。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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