みんなで大家さんを怪しいと思っていた自分の予感は当たっていた。配当遅延に関する自分の意見を述べていきます。

広告 お金の話 投資の話

みんなで大家さんを怪しいと思っていた自分の予感は当たっていた。配当遅延に関する自分の意見を述べていきます。

今回は、ニュースにもなったみんなで大家さんの件についてお話ししたいと思います。

「みんなで大家さんに投資をするのはやばいのでやめておけ」というのが個人的な意見であり、過去の記事で自分も何度か警告してきたつもりです。

これとか

これとかですね。

これらの記事を読んで理解してくださった方はみんなで大家さんに出資することはなかったと思いますが、残念ながら世の中にはそういう人ばかりではないので、騙されてしまった人も出てしまったわけです。

自分は広告を出している時点で怪しいと思って出資しなかったのですが、「テレビで広告を出しているから安心」、「年利が高いので儲かりそう」というスケベ心から投資してしまった人が少なからずいたわけです。

そして、自分が予想した通り、みんなで大家さんはほぼポンジスキームに近い状態となってしまいました。

なぜみんなで大家さんは怪しいと思ったのか?

なぜみんなで大家さんは怪しいと思ったのか?

みんなで大家さんは高い配当を看板にして広告を出していましたので、「そんな甘い話はないよね」と思いながら警戒していました。

みんなで大家さんは運用の安全性を謳って広告も出していましたが、ほとんどの人がスルーする中でその手の投資に興味がある人や投資に関して知識が浅い人の目には留まるため、出資者を増やすのに都合のいい手段だったのです。

ただ、よく考えてみて欲しいのですが、そんな甘い話が本当に世の中にあると思っていますか?

本当に儲け話になることを、わざわざ広告などを出して人を集めようとすると思いますか?

投資家は常に冷静でなければなりません。

投資家は、良い投資と悪い投資を見分ける能力を常に身に付けておかなければなりません。

投資家は自分がいったい何に投資を知っているか、常に把握をしておかなければなりません。

この原則を知っておけば、みんなで大家さんに出資をすると言う選択は避けられたはずなのです。

世の中にある9割の投資は投資とは言えない危険なものです。

何も知識が無いのに儲かりそうだからと言ってみんなで大家さんに手を出すということは、そこらへんに生えている名前も特徴も分からないキノコを食べる行為と等しいのです。

普通の人は見た目が美味しそうだからと言って知らないキノコを料理して食べようとは思わないはずですが、投資の話になると似たようなことをしてしまう人が不思議と出てくるのです。

これが、みんなで大家さんに出資する人が現れたメカニズムになります。


それに、このような話は前例があります。

安愚楽牧場の話然り、オレンジ共済の話然りです。

安愚楽牧場も騙された人が多かったのですが、この手の儲け話は常に世の中に存在します。

これらのことにアンテナを張っていれば、みんなで大家さんは怪しいと判断できたはずです。

自分は、投資についてある程度勉強して挑んだので、広告を出す時点で怪しいと思い、興味すら湧くことがありませんでした。

みんなで大家さんの実情

みんなで大家さんは、出資金で建物などを購入し、その建物の賃料から発生した利益を出資者に分配するという仕組みでした。

しかし、みんなで大家さんは最初こそきちんと配当を出していましたが、2025年になってからは、土地開発して建物を建てる予定の場所の工事すら進んでいなかったり、バナナの農園を作るという話だったのにバナナの農園が既になくなっていたりと、様々な問題が明るみに出るようになりました。

そして、配当が支払われない状態が続くようになってきました。

ここでようやく危ないと思った出資者が次々に解約を申し出るようになりましたが、この時点で解約を申し出ても遅く、解約金が支払われる可能性は低いと思われます。

この記事を書いている時点では出資者側がみんなで大家さんの運営会社に訴訟を起こそうとしている段階ですが、この訴訟から取れる賠償金はあまり期待できない額になると予想しています。

出資金を返して欲しい? 甘えんじゃねぇ! それが投機というものだ!

出資金を返して欲しい? 甘えんじゃねぇ! それが投機というものだ!

みんなで大家さんの件で出資者にも物申したいのですが、出資金を返して欲しいという出資者に関しては「高い勉強料になったね」としか言えません。

元本保証で高い配当が得られるなどという投資は世の中に存在しません。

今まで配当を受け取っておきながら状況が悪くなったら出資金を返せというのは、非常に都合のいい言葉であると思います。

投資や投機というのはそんなもんなんですよ。


ちょっと厳しい言葉を言います。

自分で判断して自分で出資したんでしょう?

都合が悪い時だけ被害者面するって、身勝手すぎませんか?

あなたはギャンブルで大負けしたからと言って、胴元にお金を返して欲しいというのですか?

あなたが主張しているのはそれと似たようなことなんですよ。

それなのに出資金の返金を求めて訴訟を起こすとか、お門違いも良い所です。

考え方が甘いんですよ。

あなたは投資には向いていませんでしたね。


別にみんなで大家さんの肩を持つつもりではないですが、自分はみんなで大家さんの出資者に対して上記のような考えを持っています。

楽して儲けようとして釣られた人が何を言っているんだか・・・、そのようにしか思いません。

自分を含め、投資家というのは元本割れというリスクと戦いながら投資を行っています。

例え初心者向けと言われるインデックス投資であっても、かなり強い忍耐力が無いと成功するのはなかなか難しいです。

ほったらかしが一番と言っても、ほったらかしが一番と知っていても、暴落が来て数十万円の含み損が出ると、そこで耐えられずに損切りして脱落してしまう人が出るのです。

それくらい投資というのは難しいものです。

何も知らない人が手を出して儲けられる投資なんてあるわけないではないですか。

元本保証で配当を得たいなら、個人向け国債を買っておけばいいんではないでしょうか。

配当は低いけど期限が来たら元本は償還されますし、配当の分だけプラスになりますよ。

元本保証ではそれ以上のリスクを求めてはいけないのです。

次に怪しいと見ているのはCOZUCHI

個人的に次に怪しいと見ているのはCOZUCHIですね。

「COZUCHI 怪しい」で検索してもCOZUCHI擁護派の意見しか出てこないので、敢えて言います。

COZUCHIに投資するのはやめておきなさい。

もし、この忠告を無視して投資を続けると将来的に大きな損失を抱えてしまうことになるでしょう。


現在は元本割れが起きていませんが、不動産投資というのはかなり難しいもので、今まで順調に成績が出たからと言って今後も順調に成績が出せる補償はありません。

現在は金融庁に認められた不動産投資クラファンですが、今後どうなるかは分かりません。

また、不動産投資クラファンという特性上、ほとんどが匿名組合型の契約となってしまいますので、出資金に対してCOZUCHIの運営会社に意見を出すことが出来ません。

なので、COZUCHIの運営会社の手腕に一任するしかないのです。

また、配当率の高い物件は競争率が激しくて落選してしまうことが多く、運の要素がかなり高いです。

こんなことに時間を割くくらいであれば、再現性の高い王道の投資を行い、資産を運用していった方が再現性も高くて確実です。

現状ではCOZUCHIは健全な資産運用をしていますが、みんなで大家さんと同じ末路をたどる可能性もあるため、COZUCHIはお勧めの投資先からは外しています。

なので、このブログの読者の方は絶対にCOZUCHIに出資をしないでください。

この忠告を聞かずにCOZUCHIに出資をして、みんなで大家さんの出資者と同じような末路をたどることになっても自分は責任を持ちません。


それにしても、同じようなことに騙されても懲りない人や学ばない人が結構いるもんだなぁと、この手のニュースを見るたびに思います。

このブログを読んでいる皆さんはしっかりとお金や投資に関する知識を学び、怪しいものに投資をしないよう気を付けていただきたいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

-お金の話, 投資の話
-,