仕事をするときは、自分の実力と同じレベルの仕事をし続けてもなかなかうまい具合に成長していきません。
なので、自分の実力の100%で出来る仕事ばかりをしていても、成長は止まってしまいます。
個人的にお勧めなのが自分の実力の110%くらいで出来る仕事をやり続けることです。
120%だと挫折しやすくなりますが、110%は手を伸ばしても届かない、少しジャンプすれば届くくらいの感覚なので、挫折せずにうまく続けることが出来ます。
ただし、実力の110%の仕事と言っても、仕事量を110%に増やしてこなせる仕事というわけではなく、仕事量を110%に増やすと逆に問題が発生するので、単純に仕事の難易度を110%にすることを考えればいいです。
目次
仕事の難易度を110%にするとはどういうことか?
仕事の難易度を110%にするということは、自分の実力で出来る仕事から少し難易度を上げた仕事。
少し背伸びすればできる仕事のことを指します。
100%の実力で出来る仕事をこなすことも大切ですが、仕事に慣れてくると成長が止まってしまいます。
そのため、どこかで仕事の難易度を上げ、自分の実力以上の仕事をこなすことで仕事の実力を上げていく必要があります。
実力を上げる→仕事の難易度を上げる、このループを繰り返すことで自分の仕事の実力はどんどん成長していくことが出来るのです。
ただ、仕事の難易度を上げるということも程度があります。
難易度を一気に上げすぎても良くない、そして難易度を緩やかに上げすぎてもいけない。
ちょうどいいと個人的に感じたのが仕事の難易度を110%に上げることなのです。
体の負担を110%にする仕事はやってはいけない
仕事の難易度を110%にすると言っても、単純に仕事の量を110%にして、体の負担を増やすようなことはやってはいけません。
体の負担を増やしてしまうと、どこかで体に限界が来てしまいます。
その結果、体が悲鳴を上げ、体に不調が出たり、気分がすぐれなくなり、心や体の病気に繋がってしまいます。
仕事は苦しいものであってはいけません。
仕事は大変なものであることは確かですが、大変さを体の負担に求めるのは誤りなのです。
なので、体の負担を110%にすることは避けるべきことであり、絶対にやってはいけません。
仕事の難易度を110%に上げるということは仕事の量を110%にすることとは異なります。
仕事の量を増やすことよりも仕事の内容そのものの難易度を110%に上げることを考えて、体の負担は増やさないようにしましょう。
なぜ仕事の難易度を110%に上げるとうまく行くのか?
自分の実力の100%の仕事をすると経験はつきますが、自分の実力で出来る範囲のことしかやることが出来ないので、ある程度まで成長することが出来ても、そこから上に行くことが出来ません。
例えば、受験勉強で同じレベルの問題ばかりを解いても学力の向上にはつながりません。
学力を向上させるためには応用が試される少し上のランクの問題に挑戦する必要があります。
仕事も同じで、自分の実力で出来る範囲の仕事をやっていても途中で伸び悩み、なかなか成長につなげていくことが出来なくなります。
自分の実力より少し難易度が上の仕事をすることで、そこに思考や工夫のプロセスが生じます。
このプロセスを乗り越えることで、物事の着眼点や考え方、作業の効率などの改善につなげていくことが出来ます。
この機械を与えてくれるのが自分の実力の110%の難易度の仕事であり、これくらいの難易度がちょうどいいのです。
では、自分の実力の120%の難易度の仕事はどうかというと、自分の実力の120%の仕事は背伸びしても届かないのです。
自分の実力の120%の難易度の仕事をこなそうと思うとかなりの努力が必要ですし、乗り越えていける人はいますが、自分の実力と仕事の難易度の差が大きすぎてなかなか前に進むことさえ難しくなります。
そのため、ハードルの高さもあって、途中で挫折してしまう人も出てくるわけです。
背伸びしてもジャンプしても届かない。
残る手段は壁をよじ登ることですが、みんながみんな出来ることではない。
だから、自分の実力の120%の難易度の仕事をすることを勧めるというのは再現性が低くなり、誰でも目指せるものでもなくなる。
そもそも、自分の実力の120%の難易度の仕事をすること自体ハードルが高すぎるので、自分の実力の110%の難易度くらいがちょうど目標として目指しやすいのではないかと考えています。
だから自分の実力の110%の難易度の仕事をすることが自分の仕事の実力を成長させるためにはちょうど良く、適していると考えています。。
自分の実力の110%の難易度の仕事をする上で意識したい3つのこと
自分の実力の110%の難易度の仕事をする上で意識したいこともあります。
まずは言うまでもなくベストを尽くすことです。
100%の実力では届かないので、110%の仕事は110%の実力を発揮できるようにベストを尽くさないと届きません。
手を抜いて届くものではないため、一所懸命に挑むことが大切になります。
次に、仕事が出来る人に相談するのは悪ではないということです。
仕事が出来る人に仕事を丸投げをするのは絶対にNGですが、ヒントや助言を聞き、仕事にアウトプットすることはとても大事なことです。
アウトプットすることで本当の自分の実力となり、次回以降に活かしていくことが出来るため、仕事に詰まったら出来る人に相談することはむしろやるべきことであると言えます。
3つめに、仕事の一番難しい部分は他人にやらせるのではなく、自分が最終的にやり遂げるということです。
先ほど、仕事が出来る人に聞いてもいいということをお話ししましたが、自分の実力の110%の仕事の一番難しい部分は自分の実力ではどうにもならないこともあるので、調べたり他人に聞いたりして、ヒントや助言を得る必要があります。
しかし、この難しい部分はそれらの手段を用いたうえで、最終的に自分の実力で乗り越えることをお勧めします。
自分で考えて、相談してヒントを得る。
答えを教えてもらうことはせず、自分の実力で乗り越える。
このプロセスは自分の仕事の実力を伸ばしていくうえでとても大切なものになります。
なので、最後は自分の実力で自分の実力の110%の仕事を乗り越えることをしっかり意識する必要があり、その経験が自分の成長につながることを強く意識すると、仕事の実力はしっかりと伸ばしていけるようになります。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。