VTとは何か? どんなETF?

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VTとは何か? どんなETF?

VTは全世界の株式に投資できるFTFです。

S&P500よりも上昇の幅が小さいものの右肩上がりであり、世界の経済成長をしっかり反映している結果となっています。

この記事では以下のことが書かれています。

VTとは何か?

VTの現在の状況と特徴、注意点について

VTとはどんなETF?

VTはVanguard Total World Stock ETFと表記し、日本名はバンガード・トータル・ワールド・ストックETFとなっています。

配当はそこまで高くはありません。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指すものであり、全世界株を含むインデックス投資用のETFです。

構成銘柄には以下のようなものが含まれています(2021年12月31日時点)

  • Apple
  • マイクロソフト
  • アルファベット(グーグル)
  • アマゾン
  • テスラ
  • メタプラットフォーム
  • NVIDIA
  • パークシャー・ハサウェイ
  • 台湾セミコンダクターマニュファクチュアリング
  • ユナイテッドヘルス・グループ

いわゆるGAFAMのうちのF(フェイスブック)以外のすべての企業が含まれています。

VTは構成銘柄数が9364(2021年12月31日時点)と非常に多く、国や地域別でみるとアメリカが62.9%、ヨーロッパが16.3%、環太平洋地域が16.3%、中東が0.2%、新興国が9.9%となっています。

VTの最近の状況について

VTは2022年2月9日現在、以下のような状況となっています。

設定日2008年6月26日
資産総額25.684(十億ドル)
ファンドマネージャーScott Geiger/Christine D Franquin
直近配当利回り3.04%
経費率0.08%
3か月トータルリターン-3.14%
3年トータルリターン16.54%
5年トータルリターン12.96%
乖離率(52週平均)0.11%
運用会社バンガード

VTの特徴

VTは全世界の株9000以上を1つのETFとして構成したものであり、米国だけではなくヨーロッパや新興国にも投資できるのが特徴です。

全世界と名がつきますが、アメリカが強い時代なのでアメリカの株の比率が多いため、この割合が続けば米国株のインデックスETFと似たような動きをするのではないかと思います。

配当はばらつきがあり、1株あたり0.25ドル程度だったり、0.5ドルを超えたりしていますが、3月、6月、9月、12月の4回配当が支払われます。

経費率は全世界の株を組み入れているためか、若干高く、0.08%となっています。

しかし、100万円投資して毎年かかるコストが800円なので、利益にそこまで大きな影響は出ません。

5年チャートを見ると、コロナショックで一時的に落ち込んでいますが、順調に右肩上がりの成長を遂げており、10年チャートで見ると価値が倍くらいに上昇しています。

コロナショック後の2021年からかなり上昇しており、この辺りは少し様子を見た方がいいのかもしれません(2022年は少し値を下げています)。

米国一択の投資はアメリカの経済成長が鈍くなった時のリスクがありますが、VTはおそらく米国が強くなくなったら他の地域の割合を増やし、米国が強くなったら米国の割合が増えるという運用の仕方をすると思います。

VTの注意点

VTの注意点には以下のようなものがあります。

  • 世界的な不況が起きると株価が大きく下がることがある
  • 為替の変化による損失
  • 米国株をメインで持ちたい場合に向かないことがある

VTもリーマンショックの時に大きく値を下げています。

そして回復するのに結構時間がかかっており、米国株以外の影響もしっかり受けている印象があります。

2016年以降は右肩上がりになっていますが、この局面がずっと続くとは限りません。

投資のブームが落ち着いたら上昇も落ち着いていくのではないかと思います。

配当が安定しないETFなので増配、減配と騒いで一喜一憂しないようにしましょう。

コロナショック後はすぐに回復しましたが、次の暴落局面で同じようにすぐに回復してくれるとは限りません。

心を強く持って、買った株を持ち続けることも重要だと思います。

VTの投資は自己責任で

ETFの5つめとしてVTを紹介しましたが、今回もETFの購入を推奨するものではありません。

あくまでもこのブログの管理人が保有しているETFを紹介したという程度にとらえていただければと思います。

買う時は自分の判断で、そして自己責任でお願いします。

買った後に保有し続けられるだけのメンタルはあるか?

これもきちんと確認してください。

この注意事項を読んでETF購入を検討したい方は、当ブログでもおすすめの証券会社を紹介しているので、参考にしていただければと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

※本記事は写真ACの画像を使用させていただきました。

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