米国株、特にインデックス投資を行う場合に必ず覚えておいて欲しい指数があります。
S&P500というものですが、ニュースでも最近よく見ることがあるのではないでしょうか?
ではS&P500とはどんなものか?
そう聞かれると答えられる人はそう多くないと思います。
今回はS&P500というものがどんなものかを説明し、投資商品についても少し触れたいと思います。
S&P500とは何か?
S&P500はスタンダート&プアーズの略で、米国の時価総額の大きい500社で構成される米国市場の動向を示す指数です。
アップル、amazon、グーグル(アルファベット)、マイクロソフトと言ったアメリカでも有名な企業が入っており、テスラがS&P500に入ったことはちょっとしたニュースにもなりました。
S&P500に採用される銘柄は時価総額をはじめとした複数の条件を満たす必要があり、S&P500に含まれる企業はエリートであると言ってもいいでしょう。
複数のセクターに分散していますが、2022年11月時点ではIT分野が一番多くなっています。
「S&P500しか勝たん」は本当か?
「S&P500に連動する投資商品に投資しておけば大丈夫」
そんなことを言われていた頃もありました。
新型感染症後からの経済活動再開後の上昇でこの考えを持った人もいそうですが、2022年になると状況が変わります。
2022年になってから下降し、2022年10月には2割近く落ち込んでいます(11月にはやや値を戻しました)。
今まで「S&P500しか勝たん」と思っていても、2022年になって「あれ?」と思うようになった人もいると思います。
しかし、冷静に考えると新型感染症後からの経済活動再開後の上昇が異常であり、2022年9月~10月の段階ではちょうどいい場所にいると考えてもいい感じになっているという考え方も出来ます。
そして、この後上がるか下がるか?
それはだれにも分からないことです。
ここから不況が来て指数がさらに下がるかもしれません。
何かのきっかけでインフレが収まり、米国の経済成長とともに上がっていくかもしれません。
2022年10月時点では金利上昇によるインフレ抑制政策が足かせとなっていますが、これが何年も続くかと言うとそうではないと思います。
米国が長期的に成長していくとS&P500もそれに引っ張られる感じで上昇していくと考えられます。
なので、S&P500に連動するインデックスファンドに投資をすることは、米国の長期的な目線での成長に期待して投資していくことが大事になってきます。
S&P500に連動する投資商品
S&P500に連動する投資商品はインデックスファンドへの投資となりますが、これは指数そのものに投資をするわけではありません。
指数に連動するように投資運用会社がポートフォリオを組んだ投資商品に投資をすることになります。
優秀な投資商品は指数と大きな乖離が発生しないので、ほぼ指数と同じ動きをします。
なので、指数から大きく外れることはあまり気にする必要はありません。
S&P500に投資する商品は、投資信託であれば「e-Maxis Slim米国株式(S&P500)」がメジャーです。
ETFであれば自分が保有しているバンガードのVOO、ブラックロックのIVV、ステートストリートのSPYがあります。
ETFに関してはこれら3つのうちどれを選んでも大差はないと思いますが、SPYだけは経費率が少し高いので、投資成績に若干の影響が出るかもしれません。
自分はバンガードが好きなのでVOOを買っていますが、別にIVVを選んでもSPYを選んでも指数が上昇すれば利益になります。
ただ、投資にはリスクがつきものです。
元本割れのリスクと為替変動のリスクがありますので、きちんと自分で判断して投資をするようにして下さい。
投資は万人に勧められるものではなく、性格などの適性があります。
そのため、ここで銘柄を紹介したからと言って買うべきだという推しをしているわけではないので、きちんと自分の目で見て、検討してそれから買うかどうかの判断をしてほしいと思います。
まとめ
S&P500とは何かと聞かれたら「米国主要500社による指数」と答えればいいと思います。
本来であればもっと深く知っておいてもいいのですが、とりあえずはS&P500が米国の指数であること、米国の経済の度合いを見るもの、この程度を知っておけばインデックスファンドへの投資では十分戦えます。
米国が2022年後半になって調子を下げていますが、今後どうなるかは誰にもわかりません。
これから回復して再び右肩上がりになると考えるのであればS&P500に連動するインデックスファンドを買う価値がありますし、そう思わないのであれば特にインデックスファンドを買わなくていいと思います。
自分は買いのサインとして指数の上下を気にするようにしています(売りのサインではありません)。
あまり神経質に指数の上下に反応する必要はないので、ニュースで指数の動きが取り上げられてもそこまで真剣に見る必要はありません。
S&P500が右肩下がりになるということは米国が衰退していくということです。
米国が衰退するとそちらの方が大きなニュースとなるので、大きなニュースにならないうちはS&P500の下落はそこまで気にしなくていいでしょう。
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なお、今回記事で紹介したS&P500の連動するインデックス運用の投資商品は、SBI証券、楽天証券のいずれでも取り扱いがあります。
ETFであれば、「VOO」、「IVV」、「SPY」。
投資信託であれば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が今回紹介したS&P500の指数に連動する主な投資商品となります。
SBI証券、楽天証券のいずれにも取り扱いがあり、購入が可能ですので、まだ証券口座を持っていないけどS&P500に連動する投資商品を保有したい方は、まずはSBI証券や楽天証券に口座を開設することをお勧めします。
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