パワハラ、モラハラを受けたことがある人は結構いると思います。
パワハラ防止法という法律はあるのですが、赤信号無視で交差点に突っ込む車があるのと同じように、ばれなければいいとの考えからパワハラやモラハラという違法行為を行う会社は相変わらず残っています。
パワハラ、モラハラを受けると次第に心のダメージが蓄積されていきます。
そして、許容量を超えるとうつや神経症といったつらい心の病気を発症してしまうことも・・・。
こうなる前にその会社を辞めて転職すること、自分の心が壊れる前に悔いのない行動をしなければなりません。
目次
パワハラやモラハラは大人のいじめである
パワハラ、モラハラは大人のいじめです。
気に入らないから、むかつくからという小中学生レベルの精神年齢の人が、自分の役職者や先輩や上司としての立場を利用してパワハラで追い込んでいくのです。
気に入らない人に精神的な暴力を行う人は精神的にできていない、見た目は大人、頭脳は子供という逆コナン状態であると言ってもいいでしょう。
パワハラやモラハラを受けている人が耐えがたいほどのつらい毎日を送っていることを知るはずがありません。
過去にパワハラやモラハラの被害にあって何人もの退職者を出している管理職の人を、何の処分もせずにそのまま管理職の座に居座らせている。
もちろん、当の本人は自分のせいで退職者が出たとは思っていないので自分の行動を振り返ることも改善することもない。
新しい部下が出来たら同じように接して同じように退職者を出してしまう。
そんな人が会社の要職についているというのは、会社の上層部もパワハラやモラハラを黙認しているということ。
そんな会社は上層部がパワハラやモラハラを行う人に対して「今のままでいい」と言っているようなものなのです。
こんな会社は一度口コミが投稿されると一気に情報が広がり、優秀な人は次第にその会社の求人を避けるようになっていきます。
応募してくるのは会社の事情を調べようとしない、情報リテラシーに欠ける人ばかりで、当然仕事があまりできない人ということになります。
応募してくる人の質が下がり、それが社員の質の低下につながる。
結果として感情論でパワハラやモラハラを行うことが会社の将来性をなくすことになってしまう。
でも、パワハラやモラハラを黙認する会社はそんなことにすら気づかない会社ということです。
正直言って泥船なので、今後も働いていくという選択肢はありません。
転職一択になります。
また、パワハラやモラハラは厳しく指導するために起こってしまうことがあります。
こちらは悪意がないのですが、逆にそれが余計にたちが悪い。
自分が厳しく指導されたから部下にも厳しくしてしまう、自分が出来るから同じレベルを部下にも求めてしまう。
これが無意識のうちにパワハラやモラハラにつながることがあります。
しかし、厳しくすれば人が育つのかというと必ずしもそうではありません。
部下との信頼関係をしっかり築けば厳しくしても付いてくるかもしれませんが、信頼関係がまともにできていない時に厳しくしても付いてこない社員は結構いると思います。
それに必要以上に厳しく指導することは部下の行動の制限につながります。
そしてそれがストレスとなり、心を病んでしまう人が出てくる。
叱った後に何もフォローせずに「俺についてこい」と言ってついてくる部下がいたのは過去の話。
今の時代は「こいつやべーぞ」と思われて避けられて終わりです。
特に叱りっぱなしは絶対にいけません。
厳しく指導したのであれば、部下の心情を考えてきちんとフォローするようにしなければなりません。
これが甘えだと思う人もいるかもしれませんが、甘えではありません。
単なる上下関係に終わらない人間関係を築いていくのに必須の手段なのです。
特にまじめな人が陥りやすいのですが、厳しく叱られてそのまま放置されると「自分が悪い」、「もっと頑張らないと」と自分を追い込んでしまい、これがストレスの原因となり、心の健康を害することになります。
一生懸命頑張っても上司から評価されずに悪いことばかりを厳しく指導される状態を想像してみてください。
まじめで繊細な心の持ち主であれば、かなりつらいことでありまず耐えられないと思います。
今の時代、何のフォローもなしにショックを受けても立ち直り、頑張ることが出来る人はそれほど多くはありません。
ただ厳しくすればいいというのは素人の考え方で、他意はないという言葉で片づけてはなりません。
部下を管理する側も部下の状況の把握とマネジメントの勉強はしっかりと行わなければなりません。
それをしようとしない上司のもとで働くことは危険すぎます。
部下に厳しくするという意味を表面的にしか理解していない上司のもとで働くことは心のエネルギーを消耗することにしかなりません。
心のエネルギーを消耗しすぎると心の病につながります。
こうなる前に転職してその上司のもとから離れる必要があります。
我慢し続けても何もいいことはありません。
会社が社員を選ぶ立場があるように、社員も会社を選ぶ立場がある。
自分の心がだめになる前にパワハラやモラハラを行う上司のもとからさっさと離れましょう。
最近はきちんとした会社はパワハラやモラハラの教育をしっかりとして、もしパワハラやモラハラが起きると問題として対応してくれるところも増えてきています。
なので、きちんとまともな考え方をした会社に転職し、心の健康をきちんと保つことを考えたほうがいいでしょう。
パワハラやモラハラは絶対に耐えてはいけない
パワハラやモラハラは絶対に耐えてはいけません。
人によってアルコールやカフェインの許容摂取量があるように、ストレスの許容量も人によって様々です。
もしストレスにあまり強くない人がパワハラやモラハラに耐えようとすると、ある日突然食欲がなくなったり、胸がつっかえたような感覚が出たりする、無意識に涙が出たりするという心からの警告サインが出ます。
そしてそれでも無理して働こうとすると、今度はうつ病にかかってしまい、休職をせざるを得なくなることがあります。
そして、休職から復帰すると周りからの視線が冷たい、上司から暗にやめるように圧力をかけられる。
そんな雰囲気に耐えながら仕事をしなければならない。
これはかなりつらいものであり、例えるなら針のむしろの上を歩いているようなもの。
ストレスが大きくかかり、また心の健康を害してしまうことは明らかです。
パワハラ、モラハラを行う会社への対策としては、自分の身を守るためにそんな会社と分かった時点でその会社から離れることです。
短期間で退職してしまうと職歴に傷がつくのは確かにそうです。
しかし、無理をして心を病んでしまい休職してしまう方がもっと良くない。
求職から復帰しても会社はおそらく休職した人を守らないし責任も取らない。
腫れ物に触るかのような態度となり、とても居心地の悪いつらい思いをするだけです。
「どんな職場でも3年はいたほうがいい」と言われることもあるのですが、これは一般的な会社であり、相当なブラック企業やパワハラやモラハラを行う会社には当てはまりません。
パワハラやモラハラから抜け出すためには、会社での在籍期間を考えずに働いている環境を変えるしかないのです。
会社内に相談窓口があって正常に機能していればいいのですが、自分の経験上、パワハラやモラハラを行う上司がいる会社は高確率で上層部もパワハラやモラハラに関する意識が弱いです。
もちろんメンタルヘルスに関する理解もない。
そんな会社を変えるのは難しいので、転職してその会社から抜け出す以外の方法はありません。
ちなみに面接の転職理由で「パワハラ、モラハラを受けていた」とストレートに話すのはあまりいいことではなく、パワハラ、モラハラを受ける人の人間性に問題があると思う会社も一定数います。
こう考えてしまう会社もあまりいい会社とは言えないのですが、中にはいい会社であっても「パワハラ、モラハラを受けていたから」という理由を言ったために「前向きな理由を聞くことが出来なかった」という理由で不採用になることがあります。
なので、面接の場ではパワハラ、モラハラを受けていたことは前面に出さずに、今の会社で成し遂げられなかったけど転職先で成し遂げたいことを話し、その環境として面接を受けた会社が最も適していたことを話すといい印象を持ってもらえると思います。
自分の場合、
「残業時間が多いのに残業代が出ない、休日出勤や休日の仕事の連絡が頻繁に来る、そのため、学習や自分への投資にかける費用や時間を確保するのが難しかった。次に働く会社ではしっかりと学習時間を取って自己研鑽に励みたいので、それが出来る会社を探していたら御社に巡り合った。」
などと話して内定がもらえました。
こんな感じで、パワハラやモラハラを行う会社は他にも何か問題があったはずです。
その問題が自分の成長のボトルネックになっていたことを面接の場できちんと話し、転職でそれが解決しそうであることを話すとその会社を選ぶ大きな理由になりえると思います。
自己投資をしたいという気持ちがあれば、転職先で必要なスキルやノウハウを聞いて勉強に前のめりの気持ちを出しておくこと。
または転職先の社員が普段どんな本を読んで勉強しているかを聞いてもいいかもしれません。
とにかく、面接の場で新しい職場で即戦力として働くためのヒントだけでも手に入れておくこと。
その姿勢がいい会社と巡り合えるきっかけとなります。
良い会社にはいい人材が集まっています。
もし面接を受けた会社が良い会社であればこれらの質問にきっと期待する答えを返してくれることでしょう。
それに転職先の企業の業務に興味を持って入社前に必要な勉強をしてくれることは会社にとってもありがたいことです。
この質問がきっかけで前向きな考えを持ついい人材と評価され、内定がもらえれば理想的ですね。
パワハラ、モラハラをする会社に居続けると自分もパワハラ、モラハラをする人になってしまう
もし上司からのパワハラやモラハラに耐えて会社で活躍できるようになったとしましょう。
しかし、それで幸せかというとそうではありません。
一番怖いのは、上司のパワハラやモラハラが当たり前という考えが自分に伝染してしまい、自分も部下にパワハラやモラハラをするのが当たり前という考え方になってしまうことですね。
パワハラやモラハラを受けてストレスをためてしまうと、どこかで発散する必要があります。
しかし、このストレスのたまり方が激しすぎて休日のリフレッシュだけでは足りない、そもそも休暇が取れないということもあります。
そこで、自分よりも立場の弱い人(つまり自分の部下や後輩)にパワハラやモラハラをしてストレス発散のはけ口にしてしまうことにして自分のストレスを解消しようとする人もいます。
しかし、このストレスの解消方法は最悪で、自分の抱えているストレスを他人に押し付けているだけです。
これではパワハラやモラハラはなくなりませんし、優秀な部下や後輩が辞めて自分の仕事の量が増えて自分の首を絞めてしまうことにもなります。
自分がパワハラやモラハラを行う立場になってしまうと、部下をきちんと育てることもできません。
部下をきちんと育てられないのであれば、管理職候補として転職するのは難しいですし、うまく面接を受けた会社をだまして入社できたとしても、パワハラやモラハラを持ち込んだことが分かると周りから煙たがれる可能性があります。
なので、自分自身がパワハラやモラハラを行う立場には絶対になってはいけない。
そうなるまで耐えるのではなく、なるべく早いうちにパワハラやモラハラを受けている会社から転職して、自分の中にパワハラやモラハラが当たり前という考えを抱えないようにした方がいいです。
個人的に、パワハラやモラハラが理由で会社を転職することは甘えだと思っていません。
パワハラやモラハラが存在している会社側の問題です。
なので「パワハラやモラハラの問題が自分で解決できないので転職を考えました」という転職理由は、理由としては正当なものであると思います。
一般的な指導をパワハラやモラハラと勘違いしてしまうことは良くありませんが、必要以上に人格否定をしてきたり、言葉の暴力があったり、感情的にきつい言葉を浴びせてくる場合は転職して今の会社を脱出することを考えてください。
そんな会社に居続けても対して給料は上がらないし、給料が上がったとしても心が豊かではないと充実したプライベートの時間を過ごすこともできません。
心の病のリスクを考えるとリスクとリターンが見合わないものです。
パワハラやモラハラを受けているから転職することは逃げでも何でもありません。
自分の人生をよくするための一つの手段です。
ここをしっかり理解して、適切な判断をして心が病むことがないようにしたいものです。
転職を考える場合は以下の記事で紹介している転職サイトと転職エージェントがおすすめです。
また、パワハラやモラハラがある会社の場合、退職前にも嫌がらせをしてくる可能性があります。
その場合は以下のおすすめの退職代行サービスを利用してなるべく心に負担がかからない退職となるようにしましょう。
おすすめしている退職代行サービスはいずれも実績がある退職代行サービスとなっています。
特に労働組合運営と弁護士が運営している退職代行は退職に失敗する確率が低く、費用が無駄になる可能性が低いです。
本当に退職できるのかと思う方もいるかもしれませんが、自分も退職代行サービスの利用で退職できた人の一人です。
会社側に問題があって円満退職が出来ない場合はぜひ検討してみてください。
[広告]おすすめの転職サイト、転職エージェント、退職代行について
この記事を読んで転職を考えたくなった方のために、以下の転職サイト、転職エージェント、退職代行をお勧めしています。
もし今働いている会社にいるのがつらい場合は転職活動の参考にしていただければ幸いです。
おすすめの転職サイト
転職サイトは1つではなく、複数の転職サイトに登録しておくことをお勧めします。
特にリクナビNEXTは外すことが出来ず、転職活動の際は絶対に登録しておいた方がいいでしょう。
実際に自分も利用して転職に成功したことがあるので、実績は確かです。
転職サイト名 | リンク | 特徴 |
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お勧めの転職エージェント
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一つの転職エージェントに絞るのもいいのですが、個人的には複数の転職エージェントを併用し、自分に合った求人を積極的に見つけていくことをお勧めします。
それぞれ転職エージェントには得意な分野があるので、自分の求める求人を得意とする転職エージェントを選ぶことが重要です。
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おすすめの退職代行
退職時に会社と揉める時があります。
退職届を受け取らない、退職を告げると急に態度を変えてパワハラやモラハラをしてくる。
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