退職は裏切りではない。退職者を裏切り者扱いする会社は人を大切にしない会社で自己中心的な会社である。

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退職は裏切りではない。退職者を裏切り者扱いする会社は人を大切にしない会社で自己中心的な会社である。

自分が前の会社で働いていて、退職を告げて引継ぎを行っていた時に「お前はこの会社を裏切ったんだから」と言われたことがあります。

しかしよく考えて見ると、退職イコール裏切りって、なんと世間知らずで自己中心的な会社なんだと思います。

退職する人にはそれ相応の事情というのがあります。

その程度も考えられない会社は、人を大切にしない会社と言うことが出来ます。

また、会社が宗教的であり、社長の言うことは絶対みたいなこともあるでしょうし、上司が自分が退職出来ないのでひがみとして裏切り者扱いしてくることもあるでしょう。

いずれにしても退職者イコール裏切り者と考える会社はまともではないし、こちらは退職するだけでそれ以上のことをしていないので、裏切るなんて意図はないわけです。

自分の人生に必要な退職に対して他人にとやかく言われる筋合いはありません。

会社を裏切るとはどういうことか?

会社を裏切るとはどういうことか?

まず、会社を裏切るとはどういうことかを考えてみます。

会社を裏切ることは夫婦関係で例えると不倫や伴侶のお金を使いこむことです。

つまり、ライバル会社に口利きして自社の情報を流すことにより会社が大きな損失を出してしまうこと、または会社の金を横領して自分のためにお金を使うことなど犯罪として成り立つような行為を行うことが会社に対する裏切り行為となります。

このような犯罪行為を行っていなければ会社を裏切ったとは言えないのです。

会社を退職してライバル会社に入社してそこで大成してもそれはその人の自由で、一度今まで働いていた会社と縁を切ってからライバル会社に入社しているので、別に裏切りではないのです。

このような転職は多くはなく、多くの場合は単純に自分のキャリアを活かしてより良い待遇や成長を得られる会社に行きたいという思いで退職をしたいだけです。

働いている会社がブラックで、心の負担を軽くするために転職したいという理由で退職したいという場合もあるでしょう。

いずれにしても、退職を申し出ただけで裏切り者と決めつけるのは、あまりにも会社側が身勝手すぎます。

会社のお金を使い込んだわけでもない、ライバル会社のスパイ工作を行ったわけでもない、なのになぜ裏切り者扱いされなければいけないのか?


結婚で言うと「退職します」という言葉は、「あなたと離婚します」と相手に行ったのと同じレベルです。

相応の理由があれば特に大きな問題はありません。

会社を裏切るというのは相当な犯罪レベルの悪行を働いた人に対して投げかける言葉。

たかが、退職を申し出たくらいで気安く使っていい言葉ではありません。

退職者を裏切り者扱いする会社は世間知らずで身勝手な会社である

退職者が本当に会社を裏切るということはよほどのことであることを前節でお話ししました。

平成前半までならともかく、今は会社を辞めていく人、中途で入ってくる人が多い状態になることは普通にあり得ることです。

会社を辞めた人に対して裏切り者扱いするということは、その事実を知らない裸の王様であり、井戸の中から外に出たことの無いカエルのようなものです。

古い体質を持っている会社だと「今までそうだったから」という考えが浸透していて、不測の事態が起きた場合は不測の事態を起こした人のせいにします。

でもそれでは会社は良くならない。

むしろ淘汰されていくべき存在に変わっていくのです。


退職者が出ると一人当たり300万円のコストが発生すると以前聞いたことがあります。

この話を聞いたのはかなり前なので、今はもっと多くのコストが発生することでしょう。

でも、退職が当たり前になっている今では必要コストであり、逃げることは出来ません。

このコストをしっかりマージンに入れていない会社の方に問題があるのに、それを退職する人のせいにするのは身勝手と言うほか何もなく、完全に他責の会社であると言えます。

もしそんな会社で働いていて経営が苦しくなったら、その会社がやることは2つ。

働いている人を切るか、社員の給料を減らすかです。

まず経営陣が責任を取らない。

末端の社員のせいにする。

経営陣の報酬を減らすことを先にせず、今まで通りの待遇を維持し続ける。

まるでどこかの国のトップのようですが、こんな会社が普通に存在しているのも事実なのです。


実際に早期退職募集をしたり、リストラしたりする会社は自責の意識のない会社です。

大企業でも中小企業でもこれは関係ありません。

経営が悪くなったら最初にやるべきことは、経営陣が責任を取り役員報酬等を減額すること、今まで会社を支えてくれた社員に対して謝罪をすることです。

その上で「どうかもう少し力を貸してほしい」とお願いしなければなりません。

これが出来る会社に退職者を裏切り者扱いする会社は存在しないでしょう。

特に数年間働いてくれた社員の対しては「今までどうもありがとう」と感謝をして退職者を送り出すのが普通です。

そして出戻りすることになっても快く受け入れてくれる。


ただ、退職者を裏切り者扱いする会社は当然出戻りを拒否します。

ヤマメがサクラマスになって帰ってきたのに、その価値が分からない。

つまり感情優先で実利は後回しになっているわけです。

だから、退職者を裏切り者扱いする会社は感情で動く会社なので、10年後に無くなっている可能性が高く、惜しまずに退職していいのです。

退職は裏切りではなく見切りである

退職は裏切りではなく見切りである

退職者は今まで働いてきた会社を裏切りたくて退職を申し出ているわけではありません。

今働いている会社に見切りをつけているだけです。

転職活動をして他にもっといい労働環境を用意してくれる会社があったり、もっといい待遇を用意してくれる会社がある。

そうであれば、今働いている会社にそのまま居続けることは機会損失にしかならないのです。

だから、転職する人は、よりいい待遇や労働環境を求めて今の職場に見切りをつけて転職していく。

それに、退職者を裏切り者として見るということは、その会社である程度の成果を出していたのではないでしょうか?

その功績を会社側はきちんと待遇に反映しましたでしょうか?

きちんと功績を待遇に反映していたらその人は会社に残ってくれる可能性もあったはずです。

どうでもいい人が会社を退職したのであれば、会社に害はないですし、退職しようがどうでもいいことですからね。


退職の原因は人間関係も大きいですが、待遇も大きな理由となり得ます。

なので、きちんとした仕事をしたのであればそれに見合うだけの報酬を会社が用意するべきなのです。

そして会社もきちんとした仕事をしたことを認めなければなりません。

会社に自分が評価されていないと感じると、その人は退職してしまう確率が高くなり、特に仕事をしても会社が認めてくれず、給料も上がらないとなると退職する確率はさらに上がります。

きちんと仕事をして会社の役に立っているのに給料も上がらない。

上司から評価されない。

であれば、見切りを付けられて当然です。

退職者が出るということは、退職者が結婚して妊娠した、退職者が大きな病気にかかったなど確かに退職者の側に原因があることもあるのですが、そうではない場合は大半は会社側に原因があります。

そこを見直さないと同じように退職者が出るのに、改善しようとしない会社も多いのです。

特に退職者を裏切り者と決めつけるような会社は退職者が出ても会社を見直すことをせず、そのまま何もなかったかのように今までの会社経営を続けることでしょう。

その姿勢が退職者が出ることに繋がっているのに、何も気づかないということは、その会社の実力はたかが知れています。

良いものを持っている会社ほど、会社に何か問題があった時の自浄作用がしっかりしています。

しかし、何も持たない会社ほど、何かあると環境や人のせいにして自省をしません。

結果として優秀な人から出ていき、あまり能力のない人や労働意欲の低い人しか残らなくなります。


会社の人手不足は単純に少子化だけが問題ではないと個人的に考えています。

これからはきちんとした経営を行わない、儲からない会社は淘汰されるのが当たり前となり、しっかりとした会社に人が集まる時代となっていくことでしょう。

退職者を裏切り者扱いする会社は淘汰される側の会社であり、人を大切にしないためどこかで躓きが起きます。

人を大切にして育てていける会社は今後伸びていくことでしょう。

なので、退職者は裏切りではなく、見切りをつけているから退職していくのであるということを意識し、仮に退職者が会社から裏切ったと言われても退職者側には非がないので、残った仕事を片付けて新しい会社で働く準備を黙々と進めていけばいいのです。


今までその会社で一生懸命働いたけど、何かの事情があってその会社を退職する人ほど、会社から「お前は会社を裏切った。裏切り者だ。」と言われるとショックを受けるものです。

しかし、会社の本性が出るのは退職者に対する態度であると思います。

この態度が悪い会社はそれなりの会社であったと気持ちを切り替えて、なるべく次の会社で働くことに意識を向けましょう。

どうしても我慢できない場合は退職代行を使っても構いません。

しっかりした退職代行サービスを使うと失敗のリスクがほとんどありませんので、退職代行を使うことに抵抗を持たずに連絡してみるといいでしょう。

自分も退職代行を使って退職したことがある人の一人です。

きちんとした退職代行サービスを使うと本当に会社を退職出来ますので、どうしても苦しい時はだまされたと思って利用してみてください。

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おすすめの退職代行

退職時に会社と揉める時があります。

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そんな会社は今でも普通に存在します。

もしそんな会社に当たって辛い場合は退職代行の利用をお勧めします。

退職代行の業者が間に入ることで、会社と直接やり取りをすることなく退職が成立するので、会社と揉めてどうしようもなくなったら利用してみるといいでしょう。

退職代行名リンク特徴
退職代行ガーディアン労働組合による退職代行サービス

20代~30代でスマホをしっかり使える層がメインターゲット

労働者の代理交渉が可能

退職失敗のケースが過去に一度もない

比較的安価で退職代行を依頼できる

一律料金で追加料金なし
退職代行サービス「CLEAR」労働組合による退職代行サービス

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労働者の代理交渉が可能

退職成功率100%

安価でしっかりとした退職代行を利用したい人向け
退職代行モームリ一般企業による退職代行サービス

弁護士監修

労働組合と提携していて違法性のない退職代行を実施

20代前半がターゲットだが高校生から60代まで幅広い実績あり

労働者の代理交渉が可能

退職成功率100%

アルバイトでも利用できる退職代行
退職代行ニコイチ一般企業による退職代行サービス

退職代行業界実績No1

20代から30代の利用が多いが、ターゲット層は特になし

退職代行サービスの運営歴10年以上

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弁護士法人ガイアの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

20代から40代がターゲット

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有給消化、引継ぎの交渉あり

残業金や未払い賃金の取り立ては有償(20~30%)

弁護士が対応するので会社に強く出れる
弁護士法人みやびの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

20代~50代がターゲット

有給消化、引継ぎの交渉あり

残業代、未払い賃金の取り立ては有償(20%)

弁護士が対応するので会社に強く出れる

その他おすすめのサービス

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そんな時はキャリア相談サービスを使うとよいでしょう。

無料ではありませんが、自分の今後の人生を左右する大事な相談をすることになるので、自分一人で悩むのではなく、専門家がアドバイスしてくれるしっかりしたサービスを使うことも手段の一つです。

もし転職について自分でどうしたらいいか分からない場合は、キャリア相談を使うこともお勧めします。

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今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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