高校生くらいの時までは受験やテストの勉強で勉強することは避けられないことが多いです。
大学になってからも卒業のために単位を取る必要があって勉強することがあるでしょう。
しかし、大人になってからはどうでしょうか?
仕事を覚えるための勉強をするかもしれませんが、それ以外のことに関して勉強している人はどれくらいいるでしょうか?
この記事では勉強を通して学ぶことの大切さについて話してみたいと思います。
目次
社会に出た後の多くの日本人は勉強をしていない
社会に出た後の多くの日本人は勉強をしていません。
仕事のための勉強はしているかもしれませんが、それ以外のことについては全く勉強しない人もいます。
通勤時間は勉強よりもスマホでのSNS、ゲーム。
帰宅してからの時間もテレビを優先し、スキマ時間を無駄に過ごして勉強をする時間を取らない。
良く、社会人の勉強時間の平均は1日6分と言われています。
そして、勉強している人の勉強時間は150分~160分と言われています。
ここから何が分かるかというと、勉強している人はとことん勉強の時間を作り、自分に投資している。
勉強していない人はスマホやテレビ、ゲームといった娯楽に時間を投じ、何も学ぼうとしない。
一人が1日150分勉強していて、全体の一日の平均が6分となる場合、一人の勉強する人に対して、24人の勉強を全くしない人が存在することになります。
つまり、一部の勉強をしっかり頑張る人に対して、これだけ勉強をしていない人が多いということになります。
また、これだけ自分の成長を意識して普段の時間を過ごさない人が多いと言いうことにもなります。
社会に出てからの勉強は教科書の勉強ではなく、キャリア形成、価値観のアップデート、自分の行動のための勉強である
こちらの記事で話をしていますが、学生の勉強と社会人の勉強では目的大きく異なります。
学生の頃の勉強は単純に学んだことをどれくらい理解できているか?
教科書通りの答えをテストで書いていればいい成績が取れ、先生からも褒められます。
しかし、社会に出てからは、教科書通りの答えしか出せない人はうまく仕事をこなすことが出来ません。
仕事にどう活かしていくか、自分が興味を持ったことに対してどれだけ追及していくか?
副業をしたいのであれば、自分が売りにしたいものに対してどれくらい知識があり、どうアウトプットしていくか?
この辺りが主な勉強をする目的となります。
ノウハウやキャリアというものを形成するための勉強であり、お金を稼ぐために勉強するという目的もあります。
この違いを知っておかないと社会に出てからも学生と同じ教科書を覚えるような勉強をしてしまって、なかなか努力が実を結ばないのです。
勉強する習慣が出来ることはいいことなのですが、やり方が間違ったままだと効率よく自分を伸ばしていくことが出来ないのです。
学び続けると成長し続け、学びを止めると成長が止まる
勉強による学びを続けると、確実に成長の道を歩んでいけます。
反対に勉強による学びをやめると成長の道の途中で立ち止まることになってしまい、そこから一歩も進まなくなってしまうのです。
学び続けると社会に出てから他の人より劣っていても、勉強をしない多くの人を追い越して上に行けます。
目的をもって勉強し続けると、いずれはその目的に到達することが出来ます。
勉強をしない人は目的を持たずに、何も行動しない人です。
確かに仕事はしているかもしれません。
でも、その仕事に興味を持って前のめりな姿勢で仕事をしているでしょうか?
会社の中で「右に倣え」の位置にいることに満足するだけではなく、自分だけしかつけないポジションを目指して会社にとっていなくなると困るような立場を目指して頑張ることが出来ているでしょうか?
勉強しない人はこれらの答えにイエスと答えることは出来ないと思います。
そんな人が多数派であるので、他の人が勉強せずにスマホをいじっているスキマ時間を有効活用すると、それだけほかの人よりも有利な状態になるわけです。
ただ、これに関しては多くの人が気が付いていません。
なんとなく今と同じ状況でいることに満足し、なんとなくテレビやスマホを見て、なんとなくただ給料のために仕事をしています。
だから、自分がそういう集団から脱出するのはそこまで難しいことではありません。
勉強をするだけで上位10%に入れるのであれば、そこを目指さない理由はないと思います。
常に今の現状に満足せずに、仕事の専門性を高めるため、自分がやりたいことに関することの知識を深めるために勉強しておくと、この知識は自分の人生に何かが起こった時に保険となります。
生命保険に入るよりもコストが低く、しかも確実にリターンがあるものです。
そして頑張れば誰にでもできること。
勉強は大人になってからも大切であることを理解する人とそうではない人の間には、社会人になりたての人同士であればあまり差がないでしょう。
しかし、10年、20年と人生を過ごしていると両者の間に壁が出来て、どうしても挽回できない差となって自分の人生に見える形で、現実として突き付けられるのです。
ですので、社会人になってからの勉強はおろそかにしてはいけません。
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最後に具体的にどんな勉強をすればいいかをお話しします。
一つ目はお金の勉強です。
お金の勉強は自分が興味を持ち始めて積極的に勉強をしている内容でもあります。
お金の勉強は自分の生活に欠かせない知識を身に付けることでもあり、知っているのと知らないのとでは生活にかかるコストが違ってくるわけです。
投資は必ずしもギャンブルとは一致しないこと。
どんな時にどんなお金の使い方をすればいいか。
また、どのコストが生活に不要なものなのか。
これらが少しずつ見えてくるのがお金の勉強です。
お金の勉強はある程度の知識があり、それを実践していくだけでもかなりの効果が期待できます。
そして、勉強を極めると知らない人からお金を取るビジネス(これは詐欺に限らずに世の中に普通に存在していることなのですが)に一切引っかからない、お金をしっかり守ることが出来る人になるわけです。
以下がおすすめの本になります。
この本はまず最初に読んでほしい本の一つです。
この本を読むだけで、一通りのマネーリテラシーを身に付けることが出来ます。
お金とは何か、稼ぐ、納める、貯める、使う、備える、増やす。
この7つの要素をバランスよく吸収できる名著です。
こちらはYoutubeの人気チャンネルのリベラルアーツ大学の両学長が書かれている本です。
イラストが多用されており分かりやすく、食べる、稼ぐ、増やす、守る、使うの5つの力について説明されています。
分かりやすさではトップクラスの本であり、これを読んでおけばまず間違いなくお金の基礎知識が身につくであろうと思える内容です。
この本は先ほどの本よりも少し難易度が高いですが、この本に記載している内容を知っておけば普段の生活で困らないであろうと思えるレベルのことが書いてあります。
学び始めの本としてはやや重たいですが、二冊目、三冊目の本として考えるのであれば、この本は十分にありです。
アメリカの本を翻訳したものなので一部日本では使えない知識もありますが、それを考えてもこの本に書いてある内容を知っておくことで自分の身を守る知識として役に立つことは間違いありません。
二つ目はビジネススキルの勉強や自己啓発の勉強です。
こちらも自分が好きで勉強している内容となります。
成功者がどんな失敗をして克服できたか、ビジネスをうまくやるにはどうしたらいいか?
いい本が結構書店に出ています。
個人的に自己啓発の本は読むビタミン剤だと思っています。
自己啓発の本を読むと何かエネルギーをもらったかのような気分になることも多いでしょう。
この感覚が大切で、何冊も継続して読むことで本に書いてあることが自分の価値観の一部となります。
自己啓発の本もいくつか紹介します。
おそらくかなり有名な自己啓発系の小説。
なぜか関西弁のガネーシャと一緒に出てくる人物との絡みが面白く、楽しく読みながら自己啓発の知識を身に付けていくことが出来ます。
あんみつが好きな神様という設定が面白く、「インドの神様なのになんでやねん」という気持ちを抱きながら読むことが出来ます。
アドラーの心理学を若者と哲人の対話形式で説明した本で、青年がアドラー心理学を論破しようとしますが、哲人の丁寧な話により理解を深めていく話です。
この本の続編に若者が教師となりアドラー心理学を教育の場に活かそうとしてうまくいかずに哲人のもとに再度訪れる「幸せになる勇気」という本もあり、こちらも読むとアドラーの心理学をより深く知ることが出来ます。
そしてもう一冊、この本も紹介しておきたいと思います。
まず、猫みたいなキャラが可愛い。
そして、割とあるあるなことが盛り込まれている本になっています。
この本は心が疲れた時に読むといいかもしれません。
そして、1章の長さが3分くらいで読み切れる長さで、スキマ時間に読むのにちょうどいいです。
SNS、人間関係、仕事・・・どれも悩みが尽きないものです。
この本を見ると、その悩みを解決してくれる手がかりを見つけられるかもしれません。
最後は語学、マネジメント、マーケティングですね。
英語をしっかり勉強しておけば、外資系や海外で働く場合に苦労せずに済みますし、海外の取引先と直接やり取りをしたり、書籍を翻訳したりと、仕事の幅を広げることが出来ます。
マネジメントは管理職(係長以上)は必須ですね。
マネジメントが分かると、部下を効率よく動かすことが出来ます。
マネジメントは今までしてきた仕事を部下にそのままやらせることでもなく、部下に無理をさせて根性論、精神論でたたき上げることでもない。
きちんとした理論がないと成り立たないもので、感情だけで何とかなるものではありません。
恫喝して言うことを聞かせるだけだったら誰にでもできる。
でも、それが通用しない時代になったからこそ正しいマネジメントを身に付けた人が強いのです。
マーケティングは管理職よりさらに上を目指す場合、副業をやる場合に重要なものとなります。
マーケティングはマネジメントとは異なり、顧客を動かす、獲得するという考え方になるのですが、これは商売をする上では絶対におろそかにしてはいけない部分です。
誠実な仕事をして儲けを得るのであれば、どこにニーズがあって、そこにどれくらいの見込み顧客がいて、どれくらいの市場となるか、これをきちんと考えなければなりません。
人をだまして儲ける商売は長続きしないので、たまたまうまくいってもどこかのタイミングで一瞬で廃れます。
長く続く商売をするのであれば、常にマーケティングの知識を活かし、人の動き、ニーズの動きに敏感でなければなりません。
なので、経営、副業のいずれかを行う場合は、最低限のマーケティングの知識は必ずどこかで身に付けたほうがいいと思います。
上記以外にも興味があることに関しては積極的に勉強してみるといいでしょう。
しっかり勉強すると3年で物知り、5年で専門家です。
普通の人が知らない知識を誰かに教える、それだけでも自分が社会に存在する価値が見いだせるので、自分に必要な勉強を日ごろからしっかり行っておくことを心掛けて、勉強の習慣を一度身に付けてみてください。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいたきありがとうございました。