高収入イコールお金持ちではない

広告 お金の話 学ぶ

高収入イコールお金持ちではない

今回は収入がいい人、つまり高収入の人が必ずしもお金持ちではないことをお話しします。

一般に高収入の人がお金持ちと思われるようですが、実際には高収入だからと言ってお金持ちとは限らないこともあります。

逆に倹約家であれば高収入ではなくてもお金が貯まり、結果としてお金持ちになる人もいます。

つまり、お金持ちではない高収入の人、高収入ではないけどお金持ちな人のどちらも存在します。

両方のケースについてしっかりと理解しておくことでお金持ちを目指しやすくなるのではないかと思います。

高収入であっても収入をすべて使い切ればお金持ちではない

手取りの収入が毎年1200万円あったとします。

月に換算すると100万円ですね。

この100万円を毎月使い切ってしまうような人はお金持ちではありません。

いくら収入がたくさんあっても、使い切ってしまうと貯金や投資に回すお金がなく、資産が残りません。

なので、収入がいいからといって毎日キャバクラに飲みに行くようなことをやる人はお金持ちにはなれないのです。

しっかりと貯金や投資をしていれば、予想外の出費に対応できなくて困るということは、特に高収入の人であれば起こりえないことです。

高い収入であってもこの問題が起こるということはお金の使い方に問題があります。

欲しいものを我慢せずに買ったり、見栄のために出費したりすると並の高収入の人であればまず足りません。

高収入だからといって生活レベルを上げる人はお金持ちではない

収入に合わせて生活レベルを上げていく人がいます。

生活レベルをある程度まで上げるとそれ以上は上げても意味がなくなるので、これ以上は上がらないという天井があることも多いのですが、生活レベルを収入に合わせて上げ続け、青天井に上がっていく人もいます。

収入が良くなったからと言ってタワマンに引っ越し、固定費を上げる人はその部類の人ですね。

基本的にタワマンに住むのであれば、タワマンの賃料や購入金額を差し引いても十分にお金が残る人しか借りたり購入したりすることはNGですね。

タワマンに住むことが生活費を切り詰める要因になるような人は、借りたり購入してはいけません。

また、収入が不安定な人や一時的に大きな収入を得た人もやめておいた方がいいでしょう。

収入が減ってしまった場合、ローン返済や賃料といった固定費に苦しめられ、結局手放してしまうことになるからです。

収入が低くてもお金持ちという人はいる

収入が低くてもお金持ちはいます。

どんな人であるかといえば、倹約家である人といえるでしょう。

必要最低限のものしか持たず、余計な買い物をしない。

この事を徹底している人です。

収入の十分の一以上を貯金し、貯金したお金を投資などで働かせ、複利の力を使ってお金を増やす。

これが出来ていればお金持ちになるための条件は満たしています。


年収400万円で月に33万円(手取りで25万円くらい)であっても、家賃で8万円、水道光熱費で1万5千円、食費3万円、通信費5千円、雑費3万円。

これで9万円残ります。

これを貯金だけで貯めていくと1年で108万円、30年で3240万円です。

年利5%の資産運用を行うと、5000万円ほどになるかもしれません。

もちろん、この中から車を購入したりすることもあるため、実際に貯まるのは貯金だけを行った場合、30年間で1000万円から3000万円ほどになるでしょう。

しかし、こういう計算をしてみると年収400万円であっても老後の資金をつくることは十分可能であり、投資でお金を働かせると数千万円から1億という数字も見えてきます。

なので、ワンルームに暮らして必要なものしか持たず、余計な固定費のない生活が出来れば年収400万円から500万円という収入でも十分にお金持ちになることが出来るわけです。

(※注意:この計算は独身の場合の計算で、結婚すると400万円の年収は結構カツカツになります。結婚した場合は夫婦合わせて600万円~700万円くらいの年収で考えてください。)

高収入はお金持ちになるための条件の一つでしかない

高収入はお金持ちになるための条件の一つでしかありません。

入金力が高いほどお金が余りやすくなり溜まっていくようになりますが、年収が普通であってもお金の使い方をしっかりしておくと60歳で1億の資産を築くことは夢ではありません。

入金力が高くても入ってきたお金をすべて使ってしまうのであれば、それはお金持ちとは言えず、ただ散財しているだけの人です。

なので、どんな年収であっても収入のうちのいくらかを貯金する。

以下の書籍でもバビロンの大富豪が収入の十分の一を貯金しろと言っていますが、十分の一ではなく、五分の一、二分の一と上げていくとそれだけお金持ちになるスピードが速くなります。

世間ではロレックスを買ったり、外車に乗ったりする人がお金持ちと思う人もいますが、それは違います。

その人はただ見栄を張っているだけであり、お金持ちであるわけではありません。

収入が高くなっても高級品に手を出すことが当たり前になると手元にお金が残りにくくなるので、収入が増えても生活レベルを一定水準より上まで上げない、生活レベルの天井をしっかり設定しておくことを意識しましょう。

まとめ

今回は高収入イコールお金持ちではないということをお話ししました。

収入がいいことはお金持ちになりやすい条件でもあるのですが、収入の高さがお金持ちになる全てであるかと言われると、そうではないと答えます。

入金力よりも貯めて増やす力の方が重要です。

そして、お金の無駄遣いをせずにしっかりと最低限の固定費に抑える。

これが出来れば必ずしも高収入である必要はありません。

収入を上げることも大事ですが、お金持ちになる条件はしっかりと毎月貯金し、そのお金の一部を投資に回していくことです。

お金持ちが慎ましい生活をしているのはこれが出来ているからであり、豪邸を買って外車を乗り回してブランド品を身に付ける生活を送っている人は、ただ収入が高い人でありお金持ちではありません。

この事をしっかり理解して確実にお金持ちへの一歩を歩んで欲しいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

-お金の話, 学ぶ
-,