投資にはロボット（AI）が投資のおすすめを紹介するロボアドバイザーというサービスがあります。
もちろん無料で使えるわけではありません。
ロボットが優秀であれば使う価値があるのかもしれませんが、多くの場合そうではありません。
今回はロボアドバイザーについて説明し、おすすめしない理由を説明します。
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、投資に対して知識のない人に対していくつかの質問をした後、ロボットがその人に合った投資商品を紹介してくれるサービスです。
そのアドバイスの内容を見て紹介された投資商品を買うかどうかを自分で判断します。
ただし、アドバイスで紹介された投資商品＝必ず安心とも言い切れず、自社の投資商品を紹介するためのものであったり、アドバイスを受ける必要のないインデックス商品やバランス型商品だったりします。
また、ロボアドバイザーにはロボットに投資を一任するサービスもあります。
こちらはその人に合った投資商品を紹介した後、ロボットが実際にその商品を購入して運用することになります。
自分で判断できない人向けのサービスで、自分で資産運用が面倒だという人に対して向けたサービスとなっています。
ロボアドバイザーはなぜお勧めできないか？
ロボアドバイザーがお勧めできない理由は、タイトルにある通り「手数料がかかり効率が悪いから」です。
何かサービスを受けるということはそれだけ手数料がかかります。
特にロボアドバイザーに資産運用を一任する場合は、毎年一定の率で手数料がかかります。
資産運用において手数料の有無は大きな問題となります。
年利5%で運用する場合と年利4%で運用する場合、元本が倍になるのに2年以上の差が出て来ます。
この2年間は長期投資においてかなりクリティカルな差となります。
30年経つとかなり大きな差になります。
その為、資産運用に関しては手数料は安いのに越したことはありません。
ロボアドバイザーは自社の商品を売りたいためのツールであることもあり、そんなツールに対して投資の運用を一任するというのはかなり危険かと思います。
手数料の高い商品を買って運用して、さらにロボアドバイザーを利用する手数料もかかる。
手数料が高すぎて元本がなかなか増えていかないということも十分あり得ます。
ですので、余計なサービスは投資において使わない方が良く、ロボアドバイザーは使わなくて済むのであれば使わない方がいいでしょう。
投資は人任せにするのではなく、自分で判断して運用していくもの
投資は、投資商品を選び、いくら投資して、いくら投資商品を売るか？
これらすべてを自分で判断するべきだと思います。
ロボットなどにこの手間を任せるのは楽ですが、投資は楽をした分だけリターンが低くなってしまいます。
なので、決して楽な道を選んではいけません。
まず、投資とは何かということが分かっていない人は投資をするべきではないですし、しっかりと基礎的な事を学んでから投資をするべきだと思います。
日本に投資するのか、海外に投資するのか？
インデックス運用の投資商品に投資するのか、アクティブ運用の投資商品に投資するのか？
何年間運用するのか？
いくら投資するのか？
積み立てなのか、一括投資なのか？
これらをすべて自分で判断する必要があります。
ここをロボットに頼ってしまうと何の方針もなく投資してしまうことになります。
重要な判断は自分で行うことが投資に限らず、人生においてとても重要であり、ここを人任せにしてしまうと平均以下の人生となってしまいます。
投資も同じで、判断を人任せにしてしまうと平均以下の投資結果しか得られません。
なので、投資の判断は必ず自分で行ってほしいと思います。
投資はインデックス投資でも暴落時のプレッシャーを乗り越えるなど、困難な時がやってきます。
心を強く持って冷静な判断を行うことが重要なので、その手間を省いてしまったら楽かもしれませんが、その分リターンも減ってしまうということです。
ロボアドバイザーはなるべく使わず、自分で投資した商品を自分で探して、投資していくということをしっかり意識して、投資による資産運用を行ってほしいと思います。
ロボアドバイザーは一見便利に見えますが、投資に関しては自己判断が基本です。
かかる手数料も馬鹿にならないので、自分はロボアドバイザーを使うことはお勧めしません。
自分でポートフォリオを作り、投資していく人には不要なものであり、その方が余計なコストがかからず、投資の効率がいいです。
ロボットに任せて何もしないという受け身な人は証券会社にとっていいカモです。
決して受け身にならず、自分から行動して、将来たくさんの果実を収穫しましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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