貯えた金に働かせよ

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貯えた金に働かせよ 黄金に愛される七つ道具で語られるお金に働いてもらうことの重要さ

「お金持ちになりたければお金を働かせなさい」

こんな言葉を聞いたことがある人もいると思います。

バビロンの大富豪の教えの黄金に愛される七つ道具でも七つ道具の3つ目に似たような趣旨の表現があります。

バビロンの時代と今の時代ではお金の働かせ方に違いがあるものも存在しますが、お金持ちになるための教えとして昔から共通している内容となっています。

貯えた金に働かせるということ

皆さんは貯金したお金をどうしているでしょうか?

銀行に預けたままという人も多いと思います。

バブル期は定期預金の金利だけで増えていく時代もありましたが、今はそうではありません。

超低金利の時代で、ATMや銀行窓口の取引で発生する手数料の方が預金の利息よりも高いこともある時代です。

100万円預けて年の利息が10円くらいということも普通にあり得ます。

今は預金利息だけでお金が増えていく時代ではありません。


貯えた金に働かせるというのは、貯えたお金をもとに投資や副業などで金が増える仕組みを利用して増やすということです。

例えばせどりで需要が見込めそうで相場より安くで売ってあるものを仕入れて、相場価格で売ると、配送料、手数料などの諸経費を差し引いた分だけお金が増えます。


また、インデックス投資で年利5%で運用すると1年で100万円が5%増えて105万円となり、さらに翌年は105万円の5%が増えて110万2500円となる(実際は上下があるのでこのようにうまくはいかず、長期保有時の平均を見るとこの動きになるということを補足しておきます)。

こうやってお金が増えていく仕組みも作れます。

ただし、インデックス投資の場合は元本割れや為替リスクなどがあるので、長期的な目線も必要となります。

おすすめのお金の増やし方

自分がお勧めしているのは、バビロンの大富豪の教えの漫画版のコラムにも書いてある通り、インデックス投資です。

投資といってもチャートとにらめっこして買いや売りを行うデイトレードのことではありません。

また、FXにレバレッジをかけてお金を投資するのは投資ではなく投機、つまりただのギャンブルだと思っています。


インデックス投資はS&P500、NASDAQ、TOPIXなどの指数に連動するように、様々なセクターに分散し、投資を行うことです。

つまりインデックス投資の1商品に投資すると、いろいろなセクターの株に分散して投資が出来、不調なセクターが出た場合も大ダメージを負わずにダメージを軽減することが出来ます。


約10年に一度、暴落の相場が来ると言われていて、2000年代のITバブル崩壊とリーマンショック、2020年代初期のコロナショックと暴落の相場がやってきました。

この暴落の相場の時は保有している株の価値が下がり、お金を失っていくという不安がのしかかっています。

その時も気持ちをしっかりと持って、今後成長が見込めるインデックス投資商品を手放さずに持ち続けると、暴落前の価値に戻り、さらに価値が高まっていくことが期待できます。

米国株が最近話題なのはいくつもの暴落を乗り越えて右肩上がりに投資商品の価値が上がり続けていくことが知られているからでしょう。


米国一強の時代が終わるという見方をしているのであれば、全世界株式の方に投資してみるといいかもしれません。

世界全体の経済が成長することを期待して投資を行うため、こちらも長期投資ですがリターンは見込めると思います。

この時に重要なのは、暴落が起きたからといって焦って損切りしようとして購入した株を売ってはいけません。

この行動は株式投資の負けパターンだからです。


インデックス投資は投資信託やETFを購入することで実現が出来ます。

最近は信託報酬が安いものもあるので、いろいろと見てみるといいでしょう。


せどりというものもお金の働かせ方で有名なものの一つです。

せどりと言うと転売のことだろうという人がいますが、性質がまったく違います。

転売とは需要の高い製品を買い占めて一般需要を妨げ、需要を妨げられて買えないで困っている人に適正価格の数倍の値段を付けて売りつけるという悪質な方法です。

せどりは需要がないものを安く仕入れ、需要を作り出して適正価格で売ることで利益を稼ぐもので、正しいせどりは悪質な方法ではありません。

副業としてやっている人も存在し、注意点もありますが、再現性が高いお金の働かせ方の一つになっています。

まとめ

「貯えた金に働かせよ」はバビロンの大富豪の教えの黄金に愛される七つ道具の3番目にある言葉ですが、この言葉は現代でも通用する言葉であり、収入から貯金をして、無駄な欲望をかなえずに出費を抑え、そして貯金したお金を働かせるという、意味のある順番で出てきた言葉でもあります。

銀行にお金を預けていくだけでお金が増える時代はすでに終わっており、お金を働かせるという手段にはなりません。

定期預金も金利が低すぎて使い物になりません。

リスクをとりながらお金を増やすことが求められる時代になってきていますが、FXやギャンブルなどのゼロサムゲームやマイナスサムゲームにお金を投じてはいけません。


せどりやインデックス投資はプラスサムゲームなので今回この二つをお金を働かせる方法として紹介しました。

どちらも注意点があり、ある程度勉強してからではないと難しい面もありますが、ある程度の再現性があるものですので、しっかりやれば結果が出ると思います。

どちらの方法も自分で考えて行動するのが基本ですので、人任せにしながらお金を増やしていくという考えは捨てなければなりません。

このことをきちんと理解できればうまく貯えたお金を働かせることが出来るでしょう。

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今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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