ファンドラップは投資戦略には不要

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ファンドラップは投資戦略には不要

ファンドラップという投資サービスがあります。

これは、金融機関がお金を預かり、金融機関が資産運用を行うサービスです。

お金や投資の勉強をしている方はこの内容だけでお気づきだと思うのですが、ファンドラップも投資に使ってはいけないサービスの一つです。

ファンドラップについて軽く説明した後になぜ使ってはいけないのか説明を行います。

ファンドラップとは?

まずファンドラップというのは金融機関がお客に代わって資産運用を行うサービスです。

証券会社や銀行は取り扱っているサービスであり、ある程度まとまったお金(車が1台か2台買えるくらい)の金額が必要なこともあります。

金融機関によってはもっと少ない金額でサービスを受けられることもありますが、基本的にハードルが高い商品であり、元本割れしてしまうと損失額も大きくなってしまう可能性があります。

ファンドラップを使ってはいけない3つの理由

ファンドラップを使ってはいけないということだけを聞いても「なぜ?」と思う方もいるでしょう。

お金や投資に詳しい方はここまでで理由が分かると思いますが、理由を3つ挙げて説明します。

手数料が高い

まず、金融機関に資産運用を一任するので、それなりの手数料がかかってしまいます。

手数料は決して安くなく、このブログでも何度か伝えていることでもありますが、手数料が高いほど投資結果に大きな影響が出てしまいます。

手数料は1%変わるだけで20年後の成績にかなり大きく差がついてしまいます。

銀行や証券会社が積極的に勧めてくるのは、銀行や証券会社にとって美味しいサービスだからです。

お客の資産運用結果はそこまで重視していないことでしょう。

まとまったお金が必要になる

先ほども触れましたが、ファンドラップを利用するためにはまとまったお金が必要です。

300万円必要とすると、車が2台買える金額となっています。

この金額を現金や預金で用意できる貯める力があるのであれば、ファンドラップに手を出すメリットはあまりないと思います。

退職金が出ればこの金額を確保することが出来るでしょうが、退職金を資産運用して失敗して「年金生活までどうしよう」となった話も聞くことがあります。

300万円は決して安い金額ではありません。

安易にファンドラップを使うのではなく、もっといい方法を考えた方がよさそうです。

投資は自己判断で行うという原則に反している

ファンドラップを使うと、投資商品の選定からポートフォリオの作成まですべて金融機関が行ってくれます。

こちらがやることは金融機関に資産運用の状況を確認することだけです。

自分は投資を第三者に一任することは怠慢であると思います。

自分の大切なお金をなぜ他人にすべて任せて運用するという判断を行うか、全く理解が出来ません。

投資は自己判断で行い、ポートフォリオも自分で組むものです。

そして資産運用の途中で見直しを行い、自分なりに考えて新しいポートフォリオにする。

これを繰り返すことで資産運用の結果を出していくものです。


そもそもファンドラップには、ファンドラップにしかないローリスク、ハイリターンの投資商品は存在しません。

ファンドラップは自社の投資商品でポートフォリオを組まれることが多く、これもNGです。

自社の投資商品でポートフォリオを組むというのは、自社が儲かる投資商品でポートフォリオを組まれる可能性が高いです。

自分でポートフォリオを考えて組むのであればこういうことはまず起こりません。

投資には自分で考えて判断するというプロセスが必ず必要です。

ファンドラップに一任するよりは自分でポートフォリオを組むほうが、手数料の面でも、資産運用の成績の面でも上の結果となりますので、必ず自分で考えてポートフォリオで資産運用を考えてください。

ファンドラップには手数料の安いVTなどのETFやe-MAXIS Slimシリーズなどの投資信託が吹く前ることはまずないと思ってください。

まとめ

ファンドラップは、サービスの内容を知ると利用してはいけないサービスであると段的出来ます。

退職金が入った時に銀行からファンドラップの話が来るかもしれませんが、断ってください。

基本的に、銀行や証券会社が行っている一見便利そうなサービスは、手数料を儲けたいから存在しています。

自分でポートフォリオを組んで投資信託を行った方がいい成績になるものが多いので、きちんと自分で判断して投資を行いましょう。

この考えるプロセスがなければ金融機関のカモであり、ましては金融機関に資産運用を一任するのであればカモがネギを背負っている状態です。

投資の判断を第三者に任せるというのは論外なので、きちんと自分で考えて投資をするという基本を守って、ファンドラップなどを利用することがないようにしたいものです。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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