「言っていること分かる?」という言葉ですが、結構聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
正直言ってあまり言われて気分のいい言葉ではありません。
場合によっては馬鹿にされているような気分になる言葉です。
目次
「言っていること分かる?」は上司や同僚が使ってくることが多い
「言っていること分かる?」という言葉ですが、基本的に目上の人から言われることが多いです。
同じくらいの立場である同僚もこの言葉を使うことがあります。
後輩でも「言っている意味わかりますか?」と言ってくる可能性がありますが、あまり多くないと思います。
やはり目上や同じくらいの立場の人から言われることが多いですね。
「言っていること分かる?」はマウントを取るための言葉

「言っていること分かる?」と言ってくる人は、自分が相手よりもレベルが上なんだという意識があります。
相手より自分の方が知っている、だからこの言葉でマウントを取ろうとしているわけです。
自分より相手が上であればまずこの言葉は出て来ません。
丁寧に接して相手を不快にさせることはないはずです。
「言っていること分かる?」と言われたら、「分かりました」、「整理して分からないところがあったら聞きに来ます」などの返事で良いと思います。
分からないところがあれば「〇〇が分からなかったのでもう少し詳しく聞かせてください」と言えばいいと思います。
こちらは大人な対応をし、無駄に刺激しないようにしましょう。
「言っていること分かる?」を使う人は自分がよく分かっていないか説明下手であることが多い
「言っていること分かる?」という言葉は、説明する人が相手と同じ立場に立ってコミュニケーションを取っている場合、特に使う必要のない言葉です。
この言葉が出てくるということは、おそらく自分も説明していてわかりづらいと思っているのではないでしょうか?
それを相手の理解力のせいにするので、「言っていること分かる?」などと言う言葉が出て来ます。
基本的に説明を聞いていてわかりにくいことも多く、「いいえ、分かりません」と返したくなることもあります。
そして、「言っていること分かる?」と言った側は「いいえ、分かりません」と言われても説明に工夫を加えることなく、同じ説明を繰り返すか、イラつきながら説明してきます。
そして、聞いていてやっぱりわからない。
説明する側がしっかりと理解していれば、言い方を変えて分かりやすく説明できるはずですし、説明がうまければ相手が「分からない」ということはないと思います。
なので、「言っていること分かる?」なんて言葉はコミュニケーションには出てこないし、相手も分かりにくいと感じて説明をもう一度聞くということはないはずです。
「言っていること分かる?」と同じような言葉
「言っていること分かる?」と同じような言葉で、「言っている意味わかる?」、「私の話聞いていた?」があります。
どちらもイラっとする言葉で、特に「言っている意味わかる?」はかなり上からで不愉快な言葉です。
基本的にこのような言葉を使う人は大したことがないので、尊敬する価値はないと思います。
本当に出来る人はこんな言葉を使わなくても相手に伝えることが出来ます。
「言っていること分かる?」の代わりに使うべき言葉
「言っていること分かる?」は相手を見下す発言であり、使うのを避けなければなりません。
では、相手がきちんと理解しているかを確認するためにどんな言葉を使うといいでしょうか?
それは、「今の説明で何か分からなかったところはある?」です。
面接や会社説明会でも良く使われる言葉ですが、この言葉を使うことで相手を見下す発言と言う印象を受けなくなります。
もちろん相手に説明する場合は、自分がしっかり理解していること、相手のレベルに合わせて説明を行うことが大切です。
自分のレベルから相手のレベルに合わせて説明をすることは難しいですが、それでも相手に説明するときは相手に伝わらないと何の意味もありません。
間違っても自分の理解不足や説明の仕方に問題があるのに、「言っていること分かる?」と言って見下したり、相手の理解力に丸投げしないように注意しましょう。
もちろん、確認のためであり、他意の無い場合も使ってはいけません。
相手はあなたが他意がないことなんて理解してくれません。
マイナスな印象を持ってしまいます。
きちんと適切な言葉を使い、相手に不快感を与えないようにしましょう。
今回のお話は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。