何でも受け身な人がいます。
相手から何かアクションがないと自分から何も行動をしない。
そんな人が世の中には結構いるものです。
しかし、受け身になって自分から動かないと、何も得るものがないし、何も気が付くことがない。
だから、受け身で過ごしてばかりの人は自分の人生を損していると思うんですね。
この受け身の習慣から脱出して自分から行動するようになると、自分の周りの景色が変わり、人生が充実するようになります。
自分から行動することのメリット
受け身とは自分から行動することがないことです。
自分から進んで何かをやることがなく、行動の基準が他人からの情報が頼り。
情報もテレビをつけて得られる情報しか入手しない。
流行りやみんながやっていることに流される。
それがどういうことなのか自分で考えない。
仕事も人から指示されないと動かない。
仕事でやることも支持をそのまま受け取って解釈しただけで、目的を考えずただ作業をやっただけ(これは指示した人が悪いというのもありますが)。
そんな感じのことを指します。
受け身でいることのデメリットを3つ話してみる
受け身でいるというは、魚で例えると目の前に落ちてきた餌にしか食いつかないことです。
自分からエサを探すこともなく、すぐ近くのエサを見逃してしまいます。
なお、このような戦略をあえて取っている魚もいますが、餌をおびき寄せる、または周りの背景に溶け込んで気付かなくするなどの戦略を取っています。
なので、例えでは魚を出しましたが、人の受け身というのは微妙に違う部分があります。
話がそれましたが、このことから見えてくる受け身でいることのデメリットの一つ目は、チャンスを逃してしまうということです。
近くをチャンスが通り過ぎても気づくことなく、何も行動を起こすこともない。
チャンスは待ち構えてきちんと掴まないと逃げて行ってしまいます。
だから、受け身の人がチャンスを活かして成功することはまずありません。
たとえ自分の成長に重要なチャンスであっても気づかずに逃してしまうので自分が成長することがほとんどないんですね。
だから、同年代の人から差を付けられ、年下の人に追い越され、ずっと底を這うような人生を送ってしまうようなことになります。
ニートや家事をやらない専業主婦の考え方は酷いものです。
それは、自分が全く成長できていない証拠であり、与えられるだけの人生を送ってきたからこんな風になってしまったと考えることが出来ます。
二つ目は、変わらないことへのリスクに気付かないことです。
受け身でいると、外からの情報がほとんど入ってきません。
テレビくらいは見ると思うのである程度の情報は入ってくるのですが、ニュースなどは一切見ない人がほとんどだと思うので、時代の変化に疎い人が多い。
時代が変化していくと、それに適応するために自分から行動しなければいけないことが多々あります。
しかし、受け身である人はそんな時がやってきても自分から動くことが出来ません。
結局変化に抗い続けて現状維持を望むこととなり、時代から取り残されていくことになります。
平成の終わりから令和にかけて仕事も年功序列の終身雇用の時代が終わり、結果が求められる時代となってきました。
その流れの中で、年功序列の時代では通用していた、ただ会社に長くいれば給料が上がり、生きていけるという時代ではなくなったのです。
受け身である人は仕事に対しても受け身である場合が多いです。
ただ言われたことだけをやってきた人が高い給料をもらえる年功序列の時代は終わったと思ってもいいでしょう。
だから、受け身でい続ける人はこれから先は低賃金や閑職に追いやられる、早期退職の対象となるなどのリスクを背負って生きていかなければならないのですが、これさえも理解できない人もいます。
年齢相応のスキルというのは今後転職が当たり前になる時代で必須になります。
受け身であり続ける人は早期退職で職を失っても売りとなるスキルがないので、次の働き口を探すことに苦労することになるでしょう。
生活の水準を下げざるを得ず、貧しい未来が待っていることでしょう。
これが変わらないことへのリスクです。
三つ目は話がつまらなくなることです。
受け身でいると自分から何かを成し遂げたり、情報を得たりしてそれを他人に話すことが出来ません。
自分から情報を探しに行くこともせず、自分から行動することもしない。
だから、限られた情報源から情報を得るだけであり、それもたいていの人が知っているようなことばかりです。
自分が成長しないため、脳内の価値観がアップデートできず、ある程度の年齢のところで止まってしまうわけですね。
なので、他人に話すことが限られてきます。
自分の考えで話すことが出来ないというのもあるかもしれません。
だから、話がつまらなく、魅力的な話が出来る人がほとんどいません。
また、受け身であるがゆえに自分から進んで話をしないので、相手の方から聞かれたことしか答えません。
これでは相手が気を遣って疲れてしまいます。
こんな感じでは他人といい人間関係が築けるわけがなく、逆に周りから人が離れてしまう原因ともなります。
優れた人は受け身である人を見限り、気付いたら同じように受け身な人だけが残ることでしょう。
自分から行動することのメリット
自分から行動するというのは受け身であることと正反対のことです。
仕事では指示されたこと以外にも目を向けて、例えば上司と「こんな考え方で進めようと思っているのですがよろしいですか?」と確認し、上仕事の指示と実際にしている仕事の差異がないことを確認する。
つまり、仕事の指示に対して自分の意見を述べ、上司と適切な方針を相談したうえで仕事を進める。
また、仕事のやり方で改善できる点があれば改善点を上司と話し合い、必要であればさらに上に話を持って行く。
こんな感じで仕事が出来るので、会社としてはなるべくいてもらわなければ困る存在となります。
ただ、自分で何もかも進んで行動する人は会社で働くことの枠からはみ出す人もいて、そういう人は会社から使えない判定を受けてしまいがちですが、そういう人から副業や独立で成功する人が出てくることが多いというのも事実です。
自分の好きなこと、実現したことについて自分から進んで勉強して実践をしてく。
壁が出て来ても乗り越える策を考えて、自分の力で乗り越えていく。
この考えが根底にあるから、自分から行動する人は形を問わずに成功する可能性が高いのです。
自分から行動していると、気づきに関するアンテナが敏感になります。
そのためチャンスがやってきていること、何か変化が起こっていることに対しても反応が出来るようになります。
チャンスがやってきてもきちんとチャンスをつかみ、自分のものにし、変化が起きたら対応策を考えて、変化に抵抗せずに自分を変えて適応してきます。
なので、自分から行動する人は、変化の多い時代ではかなり生き残りやすくなり、現状を改善し、豊かな将来へと歩んでいける可能性が高いです。
自分から行動するためにはどうすればいいか?
自分から動くことが出来ない受け身な人が自分から行動できるようにするためにはどうすればいいのか?
ポイントは気付きと決意、行動です。
最初に自分が受け身で人生を過ごしてきたことを自覚してください。
そして、その結果どんな人生を過ごしてきたか、自分の思い通りにならない人生を送ってきたかをよく考えて、自分の今までの受け身である習慣が良くない習慣であることに気づくことが重要です。
そうすることで、初めて受け身な自分から抜け出すための最初のステップに進めます。
そして、気づきが出来たら、受け身な自分から決別する決意をしましょう。
この決意はなるべく早い方がいいので、変わりたいと思った瞬間に決意するのがベストです。
後回しにすると、1年後、5年後とズルズルと先延ばしにしてしまい、結局自分を変えることが出来なかったということになりかねません。
決意が出来たらいよいよ行動に移します。
一方的に入ってくる情報だけを頼りにするのではなく、自分から情報を仕入れに行き、多角的に物事を見るようにする。
そうすることで物事の本質を知り、自分の価値観もそれに合わせていく。
そのうえで、自分がどうありたいのかを考え、行動に移していく。
ここでつまずく人が多いと思いますが、うまくいくためのコツは目標を小さく区切ること、そして、習慣づけるように行動できたことに小さな褒美を自分に与えることです。
まずは1日、3日、7日と小さく目標を区切ってやっていきましょう。
そして細かく目標を区切っていった結果、三日坊主にならずに気が付いたら1年続いている状態になればいい状態です。
1年続けられれば自分から行動することが習慣になっているはずです。
そして、ここで油断せずに2年、3年と続けてみましょう。
3年続くと、習慣が完全に定着し、何に対しても自分から判断して行動することが出来るようになります。
自分から行動できる人は、苦手なことではない限り、何をやってもそれなりに結果を出せます。
仕事でも何らかの形で成果をきちんと残せるようになっているでしょうし、何よりも自分の目に映る景色が明るい。
この明るい景色を見ることがモチベーションの維持となり、自ら行動し続けることが完全に自分の考え方になるでしょう。
これからの社会は変化が激しく、受け身でいると取り残されます。
1割の勝ち組と9割の負け組という構成になってもおかしくはありません。
1割に入るためには受け身でいては駄目で、自分から行動する力が必要となります。
受け身でいることは自分の人生を振り返った時に後悔することの原因にもなります。
後悔したくなければ行動できる自分に変えていきましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。