節約のために「食費は削るな」。
これは、自分が経験した内容から導き出された結論ですが、食事というのは栄養バランスを考え、しっかりと栄養を取るために重要なものです。
それを粗悪な食材を使ったり、安い冷凍食品やカップ麺だけにしてしまうと、若いうちからでも成人病予防軍に入ってしまい、一生モノの資産である健康が損なわれる可能性が出てきます。
ですので、食費を削るというのは、他の無駄な固定費を削減したうえでの最後の手段と考え、まずは優先的に他の無駄な固定費を削ることを優先することをお勧めします。
また、食費を削らざるを得ないくらいの生活をするような給料しか出ない会社であれば、転職を考えるのも一つの手段です。
転職活動をすると、同じ仕事内容でも給料がアップする会社が見つかったりするので、積極的に応募し、今までの経験を素直に語るといいでしょう。
経験があって給料が安いという状況なら、30代、40代になっても応募を歓迎してくれるところはあります。
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目次
自分が実際に食費を削って経験したこと

自分が実際に食費を削って痛い目に会ったことをお話しします。
これはまだ自分が20代で社会人になって2年くらいの時でした。
その頃は関東地方で働いており、通勤時間1時間以上、帰宅も夜10時以降になることが当たり前で、最終電車になることが珍しくない状況でした。
この頃は、会社の近くに弁当売りが来ていたり、近くに食事処があるのにもかかわらず、昼食をコンビニ弁当や軽い食事で済ませ、夜もスーパーの半額弁当などで済ませていたり、簡素なご飯で済ませることが多かったです。
おそらくストレスの影響もあったのでしょう。
まだ20代だったのに風邪をひきやすくなり、市販の薬を飲んでも治らず、病院の薬を飲んでもなかなか治らないくらい体の免疫力が落ちてしまいました。
年に3回くらい風邪をひくようになり、案件参画当日に風邪をひいて早退したことや、お休みしたこともありました。
2025年の今でこそコンビニ弁当は高級なものというイメージになってしまいましたが、当時のコンビニ弁当は安くて手軽に済ませられるサラリーマンの味方だったのです。
ただ、その味方は完全なものではなく、毎日食べ続けると体の免疫力が落ち、お腹を満たすだけの最低限の機能しか持っておらず、栄養のバランスも崩れやすかったのです。
しかも、当時のコンビニ弁当を毎日食べると体のだるさが生じてしまい、仕事に集中できずミスをしてしまうこと、翌日に疲れを持ち越してしまうことが多く、本来の調子で仕事をすることが出来ませんでした。
この症状は自分が関東地方から離れる転職をしてからは治り、体調不良で会社を休む日の数がガクッと減りました。
理由として、転職した会社の近くにスーパーがあり、そのスーパーで食材を買って土日に自炊をするようになったこと、釣りが趣味となり、運動量が増えて川魚を食べることで栄養不足や運動不足が解消できたことなどが大きかったと思います。
また、最近でも食事をカップラーメンやおにぎりばかりにして、ストレス耐性がなくなり体調を崩すことが増えた時期がありました。
それなりにハードな仕事をやっていたというのもありますが、体調を崩した原因は食事にあったと思っています。
これが、自分自身が食費を削った結果、起きた出来事です。
特に糖質に偏る食事になるとやばい
夕食はラーメンとビール、仕事前や午後一にエナドリや砂糖入りのコーヒー、昼食や朝食を菓子パンで済ませる。
食費を安く済ませるためにこんな食事をしている方もいるかと思います。
しかし、このような食生活ばかりだとどうしても糖質に偏る食生活になってしまいます。
若いうちは多少無理してでも問題ないのですが、これが30代以降になると顕著に体に現れるようになります。
内臓脂肪や中性脂肪がつきますし、血糖値も上がり、最悪の場合は糖尿病になってしまう可能性もあります。
糖尿病になると、インスリン注射などで一生付き合っていかなければならず、食事制限をしたりして食べたいものが食べられない生活を送ることにもなってしまいます。
そのため、食事は糖質だけを意識するだけではなく、栄養のバランスを考えて摂らないと歳を取ってから後悔することになります。
糖質と脂質は美味しいものです。
しかし、糖質と脂質だけではなく野菜や肉、魚などを意識して食べないと、太って血糖値が上がってしまい、糖尿病を発症する原因となっていしまいます。
安い食事には糖質と脂質が多く含まれています。
だったらたんぱく質を補うために吉野家の牛丼を食べればいいかというと、そういう問題でもありません。
毎日牛丼を食べるのも飽きますしね・・・。
栄養を考えながら野菜をしっかり食べないと、折角摂った栄養が無駄になるのです。
栄養というのは桶に水が溜まるようなものです。
どこか一つでも桶に欠けている部分があると、きちんと体を動かすことが出来ません。
なので、しっかりと栄養のバランスがいい食事をとる必要があるのです。
そのためには食事にある程度のお金をかける必要があるのです。
どうしても食費を節約したいならこれを食べるのがいい

そうは言っても、どうしても食費を節約したい。
何を食べればいいのだろうか?
そう思う方に、3つ食費を節約できる食事や食材を提案します。
一つめは納豆ですね。
自分は朝は納豆だけで済ませることが多いです。
物足りないのであれば、ご飯を付けてもいいでしょう。
納豆は発酵食品であるため、生きた菌を取り入れることが出来、しかも大豆が原料なので植物性たんぱく質も摂取することが出来ます。
ただし、甘いたれを入れたり、しょうゆを入れすぎたりすると砂糖や塩分を余計に摂ってしまうことになるため、少し薄味程度に味付けすると良いでしょう。
二つめはもやしですね。
もやしは豆から発芽して栽培したもので、ある程度の栄養があります。
加熱調理は必須ですが、キャベツ、もやし、豆腐、豚バラで作る鍋料理はそこそこ食費を安く済ませることが出来て、食べて満足感を得ることも出来ます。
また、もやし用の調味料も店に置いてあるため、手軽に調理できてご飯のお供を作ることが出来るのも良いです。
もやし単体だと不足する栄養が出てきますが、野菜を全く食べないよりはましですので、使う野菜の一つをもやしに置き換えるなどをすると、食費を節約できて良いのではないかと思います。
三つめは卵です。
ただし、1個10円くらいの卵ではなく、10個入りで1パック250円~300円くらいの卵をお勧めします。
卵は栄養豊富であり、良質なたんぱく源でもあります。
新しい卵は卵かけご飯、古い卵は加熱して茹で卵や目玉焼きなど、卵単体だけでも使い道があります。
但し、卵だけだと食物繊維やビタミンCが不足するので、野菜類を食べて栄養を補ってあげる必要があります。
肉や魚よりも安価なので、生活費が苦しくて食費を削らなければいけない場合、卵を食べて栄養を摂ることも考えてよいでしょう。

二つ目と三つ目を見て、二郎系ラーメンならこれを満たすのでは?
と思われる方もいるかもしれませんが、二郎系ラーメンは塩分と脂質をたくさん含むため、毎日食べることはお勧めできません。
それに麵の量が300gと多いので、糖質も摂りすぎる可能性があります。
なので、二郎系ラーメンはたまに食べるなら問題ないですが、頻繁に食べるのは考え物です。
納豆、もやし、卵、これらをうまく使うと食費をある程度安全に削ることが出来ます。
ただし、これは最終手段であって、納豆、もやし、卵を使うことばかりを気にしすぎて食費を削ると、それだけ食べる楽しみがなくなってしまいます。
なので、これら3つの食材や食品に頼るのは最終手段だと考えた方が良さそうです。
結論として食費は削る方法はあるが、削るのは最終手段にした方がいい
上記の話をまとめます。
健康を維持しながら食費を削る方法はあることにはあるのですが、食費を削るのは最終手段にした方が良いです。
出来れば食費ではなく、通信費、不要なサブスクなどの余分な固定費用を削減するようにしましょう。
カップ麺やコンビニのおにぎりなどの安易な食費の削減は、長期的に見ると体に良くないため、習慣化することは避けましょう。
カップ麺やコンビニのおにぎりを昼食にした場合は、栄養のバランスがいい食事を朝食や夕食でしっかりと食べること。
また、カップ麺を食べる時はスープを捨てるなど、塩分を過剰摂取しないように注意が必要です。
そして、菓子パンを食事として取り入れないこと。
菓子パンは糖質と脂質が多く、食事には向いていません。
パンより米を食べることを意識し、菓子パンは年に数回ほど、たまに食べる程度が理想です。
食費は自分の最大の資産である健康維持のために必要な出費です。
どうしても削りたい場合は今回紹介した食材を使ってみると良いですが、基本的に食費は食べる楽しみを経験するのに必要な費用なので削ることはお勧めしません。
健康は最大の資産であり、いくらお金を積まれても代えがたいものです。
健康を失いたくないのであれば食費には適切なお金をかけ、バランスの良い食事をするようにし、食費を削ることをしないようにしましょう。

どうしても給料が低くて食費の確保すら難しい場合は転職も視野に入れるといいでしょう。
転職市場の相場よりも安い賃金で雇われている場合、給料アップの転職が出来る可能性が高いです。
なので、自分の転職市場での価値はどれくらいかを転職活動で調べてみて、給料アップが期待できそうであれば転職を行いましょう。
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今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。