会社で働いていると、様々な問題を起こして会社を辞める人がいます。
このタイプの人は人間性に問題があってきちんと仕事をしてくれないことも多いため、経営者の立場で考えると「うちの会社に来ても同じように問題を起こしそうなので雇うのをやめておこう」と考え、雇うのをためらうのではないかと思います。
今回は、人間性に問題があって前職で揉めた人はなぜ雇ってはいけないと考えるのか?
このことについてお話しします。
目次
基本的にしっかり仕事をやっていれば職場で揉めることはない
基本的にまじめにしっかり仕事をやる人であれば、職場で揉めたりすることはまずないはずです。
極端に仕事が出来ないだけの人である可能性もありますが、仕事が出来ないだけであれば周りがフォローしてくれ、阻止s手その人もフォローがいらないようになりたいと努力して、人並みの実力を身に付け、それなりに会社から認められるはずです。
問題なのは、人間性に問題があって会社と揉めた人ですね。
- 他人が動いてくれて成功したことを自分一人がやって成功したと思い込んでいる人
- プライドが高く誰に対しても上から目線である人
- 上司の指示に従わず自分勝手に行動する人
- 他責の考えを持ち、自分の失敗を人のせいにしようとする人
- 他人の手柄を横取りする人
- セクハラ、パワハラを行う人
これらが、人間性に問題がある人になります。
これらの人は注意して直ればいいのですが、直らない人もまあいるわけです。
この性格が災いして会社を追い出されるように辞めたのに、その自覚がなく、次の職場でも同じようなことをしてしまう。
どこに行っても同じ態度を取り続けるので、どこの会社に入ってもお荷物となってしまう。
だから、上記に挙げたような人間性に問題があって会社と揉めて辞めた人は、自分が経営者であれば雇いたくないわけです。
退職時に会社からヤメハラを受けて揉めた人は問題ない
![退職時に会社からヤメハラを受けて揉めた人は問題ない](https://moneytokokoro.com/wp-content/uploads/2023/07/25945093_s.jpg)
退職時は会社といろいろと揉めることがあります。
普通の会社であれば上司に退職を申し出て、人事や総務の人と退職手続きをしてそれで終わりです。
何の後腐れもなく会社を辞めることが出来、特に揉めることはありません。
しかし、中には退職者を裏切り者として扱い、退職者をいじめる会社もあるのです。
なぜ、退職者をいじめる必要があるのか?
それは退職者がムカつくからという単純で稚拙な理由です。
ムカつく理由は人事評価に影響する、他の人が穴埋めしなければいけないなどの理由があります。
それが退職者へのいじめとなり、ヤメハラと呼ばれる行動に至ってしまいます。
人格否定、過大な仕事を振り、多大な残業と休日返上での仕事をする必要がある。
逆に仕事を全く降らずに退職者に「自分は何のためにここにいるのだろう」という思いをさせ、「もはや自分は今の会社に必要とされていない」と思わせることで、退職するまでにストレスを与え続けることもあります。
ほかに、今までのチームから外す、暴力や人格否定などによる精神的攻撃。
これらを会社の方から仕掛けてくるわけです。
正直、このヤメハラというのは自分も体験したことがありますが、かなり精神的にきついです。
あまりにもきつすぎて精神的に疲れてしまい、ある日突然仕事が出来なくなる。
それでも会社側は自分に仕事をさせようとしたので、どうしようもなくなって退職代行を使う羽目になる。
これはヤメハラを受けた人には全く非がないことだと思うのです。
なぜなら会社が原因で退職代行を使うことになったのだから。
会社側が余計なことをしてその人に精神的、肉体的に必要ではない負荷をかけたのだから。
会社側の行いのせいで、これ以上働くことが出来ない、上司の顔を見たくないと思うほど追い詰められて退職代行を使うようになったのだから。
このような会社との揉め方は会社側に原因があり、辞めた人は結構まともな人であることも多いわけです。
ですので、退職代行を使って辞めた人だから問題があると言えるのではなく、そこにヤメハラがあったかどうかで判断する必要があります。
人間性に問題があって前職で揉めた人は次の職場でも揉める可能性が高い
人間性に問題があって前職で揉めた人は、職場の雰囲気がいいのに、その人がいるだけで職場の雰囲気を悪くするなど、会社にとってマイナスの影響をもたらします。
そういう人が今の会社を離れて次の会社に入っても、そこでも会社と揉める可能性は高いと思います。
特に40代、50代でもこのタイプの人は、自分を変えようとする意識がない限り、自分が正しいと思い続ける限り、まず次の会社に入っても性格が変わることがありません。
同じような態度を次の会社の社員に対しても取り、周りを不快にさせて、自分はきちんとした成果を残さない。
一度雇ってしまうとクビにするのは難しいです。
試用期間内であっても正当な理由なくクビにすることが出来ません。
勤務態度が悪い、欠勤が多い、これくらいではクビには出来ず、何度も改善指導を行ったがそれでも改善の見込みがないということを証明する必要があるのです。
そうであれば、そもそもこんな素行の悪い人を最初から雇わなければいいのではないかというのが自分の考えで、しっかりと面接の場で聞き出すことが重要になってくると思います。
自分が人間性の問題で前職(現職)で揉めた場合はどうすればいいか?
![自分が前職(現職)で揉めた場合はどうすればいいか?](https://moneytokokoro.com/wp-content/uploads/2023/07/25090861_s.jpg)
もし自分自身が人間性の問題で前職で揉めた人に該当する場合はどうしたらいいのでしょうか?
答えは一つで自分自身を変えることです。
人間性に問題があるのであれば、少しずつ変えていく。
周りと協力することを大切にし、チームやコミュニティ内で、仕事をするという意識をしっかり持つ。
とにかく、自分の力で出来るところまでやってみて、どうしてもできないことを他人にお願いをする。
そしてやってもらったことへの感謝の気持ちを直接伝える。
基本的なことなのですが、これが出来るだけでもかなり印象が変わってきます。
自分は30代~40代の間でこの人間性を改善しました。
なので、やろうと思えばいくつになっても人間性の問題は改善できます。
ただ、歳を取れば歳を取るほど自分の性格を変えるのが難しいのは事実です。
では、どうすればいいのかというと、今まで興味がなかったことや自分とは異なる価値観の考えを意識して取り入れてみることです。
自分の価値観というのは今まで自分が経験してきたこと、自分が見聞きしてきたことから形成されています。
しかし、これらのことは偏っていることが多く、自分の好きなことしか取り入れてこなかった場合は、それに反対する意見を受け入れがたいこともあります。
しかし、今の自分を変えるためには、今までの考え方や情報の仕入れ方をそのままにしても何も変わらないのです。
意識して動かないと変わりません。
なので、自分を変えたいと思うのであれば、今まで自分が触れてこなかった情報を積極的に仕入れ、価値観のアップデートを積極的に行うようにした方がいいです。
会社が欲しがるのは会社が必要としているスキルと性格、価値観を持ち合わせた人です。
スキルももちろん大事ですが、会社に馴染んで和を乱さずに仕事をしてくれるか、会社の価値観を共有してくれるか。
ここもかなり大事になります。
なので、今まで会社と揉めることが続いてきた人は、まずは自分を変えることをしっかり行い、周りと協力しながら仕事をうまく進められるように努めていきましょう。
そうすれば、今まで厄介者扱いされ続けてきた人生から抜け出すことが出来ます。
頑張りましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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