NASDAQ（ナスダック）という言葉を聞いたことがあっても何のことか分からない。
NASDAQとは何のことだろう？
茄子とアヒル？
そんなダジャレではないはず。
こんな考えの人に分かってもらえるように、今回はNASDAQについて分かるように説明してみます。
目次
NASDAQとは何か？
NASDAQとは茄子とアヒルのことではありません。
NASDAQと一言で言っても、NASDAQ100とNASDAQ総合指数があります。
NASDAQは米国を代表する株式市場の一つで、ハイテク企業やIT企業などが多く、新興企業向けの株式市場で最大規模のものとなっています。
NASDAQ100はNASDAQに上場する企業のうち、時価総額が高いおよそ100の企業を選び、時価総額加重平均で計算したものです。
一方でNASDAQ総合指数はNASDAQに上場しているすべての企業に対して時価総額加重平均で計算しています。
NASDAQ100もNASDAQ総合指数も基本的に計算のデータに使っているものは差がなく、上位100ほどの企業を選んだものか、全ての企業を選んだものかの違いになります。
NASDAQの指数に連動する投資商品
NASDAQの指数に連動する投資商品はインベスコのQQQが有名ですね。
QQQはNASDAQ100の指数に連動するインデックスファンドのETFであり、経費率が0.2%程と高いものの、配当金が少なく、企業が配当に回す分の利益を事業に投資している割合が高い投資商品となっています。
NASDAQ100の指数が好調に上昇していた時に注目されていた投資商品の一つですが、2022年に入ってからNASDAQ100が大きく下落してしまい、今では上昇相場であった時ほど話題にはならなくなりました。
米国ハイテク企業やIT企業の成長が今後も続くかがQQQを所有する判断基準であり、成長が続きそうであれば保有することを考えて調べてみる、そうでなければ保有するのをやめておくと考えるといいでしょう。
レバナスと言う言葉について
せっかくなので、一時期話題になったレバナスと言う言葉についても触れておきます。
レバーと茄子を使った料理のことではありません。
NASDAQに連動する投資商品にレバレッジをかけたものになります。
レバレッジとは、通常の指数の動きの2倍、3倍の動きをするようにしたもので、このブログでも何度かお話ししていますが、基本的にギャンブル要素が高く、オススメしていません。
参考記事
上昇相場ならいいのですが、横ばい、もしくは下落の時にかなりダメージを負ってしまいます。
一時期は上昇相場で大きく儲けられたのでレバナスの信者が勧めている様子を多く見ましたが、NASDAQ100の指数が下落基調になってからレバナスを勧める人がパタリといなくなってしまいました。
こうした掌返しも投資の世界ではよく見られます。
NASDAQ100、NASDAQ総合指数に連動するインデックスファンドに投資してもいいのか？
NASDAQ100、NASDAQ総合指数に連動する投資は、レバレッジをかけなければ考えてもいいかもしれません。
アメリカのITやハイテク企業がこれからも伸び続けると考えるのであれば、強力な新興企業がこれからも現れると思うのであれば投資はやってもいい。
そうでなければやめておいた方がいいでしょう。
自分がNASDAQ100やNASDAQ総合指数に連動するインデックスファンドを持っていないので、持っていないものを人に勧めることはしません。
ただ、指数の対象となっている企業が今後成長していくかどうか、市場全体が成長していくかどうか、この判断がかなり大きいと思います。
S&P500と性質が違う部分がありますが、基本的な考え方は同じで問題ありません。
しかし、NASDAQの指数に連動するインデックスファンドに関しては購入してほったらかしではなく、ある程度は情報を仕入れながら適宜判断していくことが求められるようになっていると思います。
まとめ
今回はNASDAQとNASDAQ100、NASDAQ総合指数についてお話ししました。
NASDAQはITやハイテク企業が多く上場する株式市場であり、NASDAQ100、NASDAQ総合指数はこれらの企業を対象とした指数であること。
NASDAQ100に指数に連動するインデックスファンドが存在すること。
この程度を理解しておけばとりあえずは良いと思います。
NASDAQの指数はS＆P500やNYダウに比べて気難しいところがあるので、初心者向けの投資にはなりません。
リスクも高めなので、それ相応の覚悟が必要です。
レバナス、QQQと言った投資商品を買う場合はしっかりと考えて投資を行ってください。
S&P500のように買って保有し続ければ成績が出るというシンプルなものでもないので、ある程度注視しながら保有した方が良いでしょう（特にレバレッジが効いたレバナスの場合は強く意識する必要があります）。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。